読む日々

テーマばらばらの読書日記

待ってる

2018-12-16 | 小説・江戸時代
あさのあつこ「待ってる 橘屋草子」




江戸の裏店で暮らす人々。
生活苦から離れ離れになる家族。

親に置いていかれた女の子が、橘屋という料理屋で働きながらアイデンティティを確立し、たくましく成長するお話が中心を流れるストーリー。

連作短編集なので、その都度辛い思いをしながら、橘屋と関わり救われていくお話が数編。

女中頭のお多代が使用人の楔となり、素敵な空気を醸し出している。

凛とした女性って、本当に素敵。

満足度90

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