三連休初日の昨日。
奥さんが仕事だったので
夕食の準備を引き受けた。
昼間は介護の合間に
ルネで筋トレし、
その足で買い物に行った。
買ったのは、材料のひとつ
豚肉
「この料理には、脂身も
あるバラ肉が良い」
と師匠に聞いていたので
その通りに購入した。
それにしても、最近は
介護で手を洗うことが多く
手がカサカサになってきている。
それにさか剥けもあちこちにある。
これくらいで、困っているんやから
主婦って大変やなあ。
奥さんがハンドクリームを
手放せないのがよくわかるわ。
もともと、加齢で手の
油気が少ないうえに
そんな状態だから
スーパーの袋がとても開けにくい。
ぴったりくっついている
袋の口を広げるだけで
一苦労だ。
ちなみに、一番あけにくいのは
Dエーの袋で
一番あけやすいのが
スーパーM代の袋やね。
これ、主婦目線の実感だっしょ。
ま、それはさておき、
晩酌のチューハイや
ツマミも一緒に
買い物を済ませて
帰宅した。
さあて、と。
今日は2品を作るので
段取りを頭の中で反芻し
いざ、チューボーへ。
一品目は、恒例の
冷蔵庫掃除を兼ねた
野菜スープ
調理に当たって
アイデアをひとつ。
あとで洗い物を少なくするため
まな板代わりに使ったのが
これ
飲み終えた牛乳パックを
洗って広げたもの。
この上で、野菜などを切り
後はざっと洗って
紙パックのリサイクルへ出す。
どうですこのアイデア、優れものでしょ。
にんじんの他に
冷蔵庫にあった
ジャガイモ
たまねぎも切り
まず炒めるんやけど
そのときには途中で
剥いたトマトも混ぜてやる。
うん、いい感じ。
このままでも食べられそうなほど
いいにおいがしてきた。
そうして炒め終われば、
今度はこれに水を入れて
中火でコトコト煮始める。
そして最後に
白菜と
ホワイトシチューのルウを入れ、
弱火でじっくり煮込んで出来上がり。
なかなか、コクのある
いいスープができましたわい。
続いて2品目が、
師匠に教えてもらった、
白菜と豚肉の蒸したもの。
年末に、ホントに虫が
ついてた、無農薬白菜を
タマにいただいた(タマ家でとれたもの)ので、
スーちゃんを横において
白菜の剥き方や洗い方を聞きながら、
鍋の底に敷き詰める。
そしてさらにその上に豚肉も敷き詰める。
そこで調味料の「味の素」を
ザザッと一振り。
これを2回繰り返した後、
残った白菜で蓋を
するように三層目を作る。
最後に、お酒を
チョろっとかけ、ゆずも
刻んで入れ、隠し味の
愛情を注いで、蓋をして
後は出来上がりを
待つのみだ。
白菜と豚肉を蒸したもの
名づけて、
白豚はさみ蒸し。
さて、そうこうしているうちに
一品目のシチューが
出来上がったようだ。
まだ、一度も味見をしていなかったので
この段階で、初めて
味見をしてみた。
取り出したのは
ジャガイモ
一つ取って口に入れたとたん。
あちちち~~~っ
上あご全面を火傷しちゃいました。
あわてて
冷やさねばと
仕方なく、ビールを
プシュッ
アルコール消毒だ~
なんて親父の発想やね。
かくして酒飲み主夫は
キッチンドランカーに
なって行くんやなあ。
薄皮が剥けた上あごに
ギャーと沁みました。
全く料理は
闘いやね。
世間のおかあさん、いつも
ご苦労さんですね。
熱いのはさておき、
味はまあまあでした。
そうして出来あがったのが、これ。
我が上あごをずたずたにした
凶暴な料理ではあるが
味と見かけは
星二つ★★☆
ってとこかな。
さて、目を白豚ハサミ蒸しに
移してみよう。
蒸すと言うくらいやから
蓋を開けたらあかんのかな?
鍋蓋の隙間から噴出す蒸気の
においをかいでみた。
おっと、気をつけねば
鼻を火傷するぞ。
何せ、料理は闘いだ。
いいにおい
食材の香りと
お酒と愛情が
渾然一体となったにおいを放っている。
白菜からでた水分が
鍋のそこでぐつぐつ言ってるのも
なかなか小気味いい。
そうして出来たのがこれ。
シェフdoironが腕をふるい
上あごを犠牲にして出来た料理が
食卓を飾る様は
なかなか、よいではないか。
そうこうしているうちに
奥さんも帰ってきたので
満を持して、食卓に集合をかけ
かくして、夕餉が始まった。
ところがだ。
その日はスーちゃんの誕生日。
奥さんが仕掛けていった
小豆粥が好評で
スーちゃん、なんとわしのスープを
「いらんわあ」
だと。
食卓がちゃぶ台なら
「ばっかも~ん」と
ひっくり返っていたぜ、まったく。
と言いつつ、懲りずに
次は何を作ろうかなあ
などと、画策している
doironなのであった~