日常生活の介助、話し相手、
掃除、買い物、食事の準備など
スーちゃん関連の介護の日々が続いている。
とりわけトイレの世話が大事で、
夜半には
「しも用心~」
といいながらの寝室訪問は欠かせない。
「背漏根絶」を目指して、
試行錯誤の日々は続き、
ようやく最近、一定の目途はついてきた。
奈良のとある商店で、
目にもとまらぬ速さで
餅つきをする二人がいて、
年末年始にかけて
マスコミを賑わしていたが、
あれを見ながら奥さんと
「オムツをはずす→体を清拭する
→穿かせる→着替える→
寝かせるを目にもとまらぬ早業で
できるようになったら、
TV局に売り込むか」
なあんていいながら
わいわいやっている。
そんな風にスーちゃんにかまい続けているから、
愛犬グーが妬くわ、妬くわで、
かまってほしくて、
スーちゃんの歩行を後ろから支えながら歩いていると、
その周りに執拗にまとわりついてきたりする。
帰宅したときの熱烈歓迎ぶりも
これまで以上に激しく、
そんなに飛びついたりしたら
また腰を悪くするのにと
叱らないといけないくらいなのだ。
そんな健気な姿には感動すら覚えてしまうほどだ。
犬だって、犬なりに
嫉妬するんやねえ。
そんな犬もうらやむ介護の中で、
紙おむつについて、
いろいろ商品開発のアイデアを考えてみた。
一つ目。
衛生製品は白色でないといけない
という決まりでもあるのか、
市販の紙おむつはみな一様に白い。
高齢者とはいえ
やはり女性はいくつになっても
おしゃれは欠かせないだろうということで、
勝負パンツならぬ
勝負紙おむつがあってもいいのではないか。
花柄模様や黒の透け透けおむつ、
あるいはキャラクターもの
なんかもいいのではないか。
何も勝負しなくてもいいが、
単調な介護生活の中で、
家族の気持ちも和むというものだ。
二つ目。
どうもパッドにもらしている液体が、
わかりにくい。
消臭オムツというのはあるが、
オムツの換え時を見極めるためにも、
さわやかブルーなどの
色がつくような仕組みであればいいのになと思う。
そうすれば、
「多い日も安心」なのだ。
三つ目。+
資源の保護のためにも、
少なくとも再生紙は必ず使ってほしいが、
パッド内のジェルについても、
何らかの再利用の工夫はできないものだろうか。
そうすれば、
紙ごと廃棄する回数も減るってものだ。
経費がかさむということもあるが、
2008年には22%だった高齢化率
(65歳以上の人が全人口に占める割合)
が2035年には30%にまで
上昇すると言われている中で、
地球温暖化の一因となっている
紙資源の使用量を
もっと抑えるためにも
これは必要なことだと思うのだが・・・。
「紙おむつは地球を救う」
くらいの意気込みで
業者には更なる技術開発を望みたいところじゃ。
ほかにも日常生活で、
介護に関するアイデアは
まだまだ山ほどあるが、
あまりここに書いて盗用されてはいけない。
この際、
意匠登録、実用新案、
あるいは特許も視野に入れて
介護の日常生活の中から
新たな可能性をもっと探ってみたいと
思っている今日この頃なのだ~。