平和への祈りをこめて

今日のおべんとのテーマは、
１２月８日ということで、
真珠湾攻撃の日に
ちなんだ弁当を考えたのだが、
海苔とじゃこの表現では限界がある。

押し寄せる日本軍と
煙をはきながら沈没するアメリカ軍艦を
弁当で表現なんて、
山下清でも無理だな。

それに
「ぼ、僕はおむすびが好きなんだな。
べ、弁当は苦手なんだな」
と断るだろう。


日本時間１９４１年１２月８日未明。
延べ３５４機による日本海軍空中攻撃隊の奇襲により、
真珠湾に停泊するアメリカ海軍は壊滅的打撃を受けた。
これが、日本の騙し討ちだと
アメリカのプロパガンダに使われた宣戦布告だった。

この戦争は１９４５年夏まで
３年９カ月あまり続き、
広島、長崎への原爆投下で
終止符が打たれたのだった。
ご存知第二次世界大戦である。

奇しくもそんな１２月に、
真珠湾のすぐ東にある
ホノルルでマラソンが開催されるようになり、
毎年日本人が大挙して押し寄せる。

一度ならず現地のメディアは、
日本人の「平和な侵略」と
揶揄したことだろう。

前置きはさておき、
そんな日にｄｏｉｒｏｎが作ったお弁当はこれ。



アメリカのプロパガンダが
「リメンバーパールハーバー」なら、
平和日本のプロパガンダは
「ノーモア広島・長崎」ということで、
平和への祈りを込めて作った

「きのこ雲弁当」

うん、いい仕事をした。

余談だが、最近の若者に
「真珠湾てどこにある？」て聞いたら、
「三重県」と答える者もいるらしいと、
読売新聞に書いていた。

平和な証拠だと、
喜んでばかりもいられない話である。