明日はこの秋、自分の中で
最大イベントと
位置づけていた
紅葉山行の日。
北台高山脈にある
桧塚劇場と、劇場付きの
名前で呼ばれる
ドラマチックなコースに
紅葉を見に行く日である。
そのためにこの秋は
大和葛城に4回
和泉の山に2回
山行きを繰り返してきた。
身体つくりも順調にきていたし
仕事の〇勢調査も
この山行をターゲットに
ハードにこなしてきた。
なのに、金曜日の夜あたりから
どうもスーちゃんの様子がおかしい。
これまで危なげなく
歩けるところまで
回復していたのだが
ここへ来て急に
伝い歩きさえおぼつかなくなっている。
QOL低下しまくりである。
う~ん、なんてことだ。
ここんとこ、かなり安心できていたのに
いきなり暗雲立ち込め
黄砂舞い舞い、降り降りの状況である。
意識的にもかなりの低下が見られ
話しかけても反応が
目に見えて鈍いのだが、
じゃあどこが悪いかというと
とりたてて悪いところはない。
なので病院に連れて行くというのも
何科に行けばいいものなのか
考えあぐねている。
高齢科なんてのもないしなあ。
認知科なんかあってもよさそうやねんけどな。
こんな場合
やはり内科でしょうかねえ。
とにかくしばらくは様子をみてと
いうことにした。
ていうか、しっかり歩けないから
見ざるを得ない状況だ。
ということで、明日の山行は
この時点で断念。
無念である。
断念無念なのである。
ま、紅葉はdoironを
必要としないがスーちゃんは
doironを必要としているので
仕方ないか。
山は逃げないし、紅葉も
今年だけではない。
そう思って、過ごしていると
あ~ら不思議。
今夜あたりからスーちゃんの顔に
徐々に生気が戻り始めた。
伝い歩きも何とかできるようになり
QOLは上昇しつつある。
こんな状況をいったりきたり
繰り返しながら介護は
続いていくのねんのねん。
それにしても
今回のことは、いい教訓に
なったと思っている。
日々、回復していくばかりではなく
具合が悪くなることも
当然のようにあるんだということだ。
スーちゃんにとって、過ぎ行く時間は
回復のためのものであると同時に
老化を進めていくものでもある
というのが悲しい事実なんですねえ。
これは人生の折り返しをすぎた
者には等しくあてはまるんだよな。
このままスーちゃんが一時的に
回復したとしても
それはあくまで一時的なんだと
いうことは頭の片隅に置いて
おかねばなるまいて。
とりあえず、明日もう一日
そばにいてあげねばならないだろう。