ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

言葉の海

2010年11月18日 23時43分03秒 | weblog
このブログは、ご存知
”goo”ブログである。
管理画面を開くとわかるのだが、
このgooだけでも
昨日現在、150万人近くが
加入している。
すなわち、それだけの数の
ブログが存在するということである。
管理運営している組織が
いくつあるか知らないが
100や200どころじゃないだろう。
そう考えると
ブロガーの数は
それこそ星の数ほどあることになる。

中には、すでに亡くなった人のブログに
墓参りのように訪れることがあったり、
遠くはなれた恋人と恋文を交わすように
アップしているブログもあるだろう。
もちろん、仕事のための
ブログもある。

当然一人一人に
人生があるように
ブログの数だけ
人々の思惑があふれている。

先日、「男はつらいよ」や「三百六十五歩のマーチ」を
作詞した星野哲郎さんが亡くなった。
翌日の新聞のコラム欄には
この人の生き方や
人となりが複数紙で紹介されていた。
その中に、この人が
作詞のヒントにするために
巷の酒場で拾い集めた言葉を
箸袋やコースターに書きとめ
それをまとめたノートが何十冊にも
なっているという記事があった。

この人が作った作品は4000を超えるらしい。
きっと自分の中にある言葉の海が
どんなに大きくても
なかなかこれだけの作品が生み出せるものじゃない。
飲み屋の戯言、恋人達の会話
街角でふと耳にした言葉。
巷という世界から
注がれたそんな言葉の養分が
どんどんこの人の海を
富ましていったのだろう。

doironが毎日ブログをしたためている陰にも
実は、そんなメモがある。
「あ、今日はこれがテーマや」なんて
思うことがあるのだが
しばらくするとすぐに忘れてしまうから
メモを出来る時には
出来るだけひかえるようにしている。

車に積んでるメモ用紙。
仕事中いつも身に付けている手帳の1ページ。
机の引き出しに入っているポストイット。
パソコンの横にあるメモパット。

使わなかったネタもたくさんあるけど
doironもそんな没ネタを
残しておけばいつか役に立つかもしれないから
ノートに書き写しておこうかな
と、このニュースに触れて思った。

星野さん、安らかに。