ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「下町ロケット」 池井戸 潤 読了!

2015年09月03日 22時44分18秒 | 作家 あ行
「下町ロケット」 小学館文庫 池井戸 潤 (著)  2015.8.31読了 。

「お前には夢があるのか? オレにはある」
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
第145回直木賞受賞作。



東京の町工場が舞台。
中小企業と大企業の戦いを描くんだけど、
実際、零細企業の営業として働いている自分には、
身につまされるところや、そうそうと相槌を打つところが多々あり。
がうちと違って(うちの会社は零細で何の技術もないから)、世界でもトップクラスの技術を持つ中小企業だから、違うのはしょうがないけど、ちょっと都合が良すぎるところとか営業的には目に付く。

小説としては大変面白く後半は特に一気読み必至。
何度も何度も窮地に陥る会社をみんなでがんばって、
それを乗り越えていく。その先には…って感じですかね。いいですね。そういうの(棒読み)。…6点。