インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 徳間文庫 2015.12.8読了
真梨幸子 (著)
一本の電話に月刊グローブ編集部は騒然となった。男女数名を凄絶なリンチの末に殺した罪で起訴されるも無罪判決を勝ち取った下田健太。その母・茂子が独占取材に応じるという。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になっ たフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは。50万部突破のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』を超える衝撃と戦慄のラストシーン !
たぶん、この作品は、文庫書下しですし、後付で書いた作品でしょうか。
登場人物は、前作の登場人物となにかしらの繋がりがあり、
「そうだったのか?」とか「この人が?」と驚くこともありますが、
なんとなく途中からは想定の範囲内に。
前作で、わからなかった意味がはっきりしたり、
あのシーンにいた人はあの人だったのかと、
また、新たな解釈になっていく部分もあり、前作のストーリーがより鮮明になっていきます。
構成の複雑さはなく、前作を伏線にストーリーは展開していきます。
まったく別の作品としても、また、前作を読んでいない方でも面白く読めると思います。
ただ、わかりやすく、平坦な構成になっていますので、読者の想像に任せる部分も少なく、
いささかのスケールダウンになっているのは否めない感じです。…7点。
真梨幸子 (著)
一本の電話に月刊グローブ編集部は騒然となった。男女数名を凄絶なリンチの末に殺した罪で起訴されるも無罪判決を勝ち取った下田健太。その母・茂子が独占取材に応じるという。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になっ たフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは。50万部突破のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』を超える衝撃と戦慄のラストシーン !
たぶん、この作品は、文庫書下しですし、後付で書いた作品でしょうか。
登場人物は、前作の登場人物となにかしらの繋がりがあり、
「そうだったのか?」とか「この人が?」と驚くこともありますが、
なんとなく途中からは想定の範囲内に。
前作で、わからなかった意味がはっきりしたり、
あのシーンにいた人はあの人だったのかと、
また、新たな解釈になっていく部分もあり、前作のストーリーがより鮮明になっていきます。
構成の複雑さはなく、前作を伏線にストーリーは展開していきます。
まったく別の作品としても、また、前作を読んでいない方でも面白く読めると思います。
ただ、わかりやすく、平坦な構成になっていますので、読者の想像に任せる部分も少なく、
いささかのスケールダウンになっているのは否めない感じです。…7点。