アヒルと鴨のコインロッカー 創元推理文庫 2015.12.14読了。
伊坂 幸太郎 (著)
【第25回吉川英治文学新人賞受賞】
「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、たった一冊の広辞苑――四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 清冽なミステリ。
数々の伏線を張りながら、淡々と物語りは進んでいく。
現在と二年前が繰り返し描かれるという構成。
軽妙なせりふが多く、たまにクスリとするものの後半まで退屈な展開。
さすがに、ラストに向かって今ままでの伏線を見事に回収しつつ、この現在と二年前が繋がっていく。悲しくて、切ないラストが、心の残る物語。
が、しかし、前半中盤と退屈すぎる。
読む前に、叙述トリックのミステリーであることや、レビューなどで最後に動くのはわかっていましたから、途中で投げ出そうとは思いませんでしたが。ラスト読みたくて努力して読んでどうするねん?
叙述ミステリーであっても前半からガンガン引きずり込まれるものもあるのでそこは不満の残るところ。…6点。
伊坂 幸太郎 (著)
【第25回吉川英治文学新人賞受賞】
「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、たった一冊の広辞苑――四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 清冽なミステリ。
数々の伏線を張りながら、淡々と物語りは進んでいく。
現在と二年前が繰り返し描かれるという構成。
軽妙なせりふが多く、たまにクスリとするものの後半まで退屈な展開。
さすがに、ラストに向かって今ままでの伏線を見事に回収しつつ、この現在と二年前が繋がっていく。悲しくて、切ないラストが、心の残る物語。
が、しかし、前半中盤と退屈すぎる。
読む前に、叙述トリックのミステリーであることや、レビューなどで最後に動くのはわかっていましたから、途中で投げ出そうとは思いませんでしたが。ラスト読みたくて努力して読んでどうするねん?
叙述ミステリーであっても前半からガンガン引きずり込まれるものもあるのでそこは不満の残るところ。…6点。