ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「月神(ダイアナ)の浅き夢」 柴田よしき読了!

2015年12月25日 19時48分40秒 | 作家 さ行
月神(ダイアナ)の浅き夢 角川文庫 2015.12.25読了。
柴田 よしき (著)

若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。誰が殺したのか?次のターゲットは誰なのか?刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいた。彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。事件に仕組まれたドラマは錯綜を極め、緑子は人間の業そのものを全身で受けとめながら捜査を続ける。刑事として、母親として、そして女として、自分が何を求めているのかを知るために…。興奮と溢れるような情感が絶妙に絡まりあう、「RIKO」シリーズ最高傑作。



「RIKO」シリーズ第3弾。
なんか母親緑子は、やさしくなったなぁ。
同時に、刑事という仕事を続けるべきか悩んでんだよね。
結構、刑事には優しさが必要なのかもしれないなぁ。
人の心の動きがわからなければ、人の気持ちはわからない。
人の気持ちがわからない刑事に事件が解決できるわけがないもんね。
だから、やっぱ続けていくんだろうねぇ。第4弾書くときのためにも(笑)。
相変わらず、刑事ものとしての謎解きも面白く、読みごたえもある。
ただ、途中、麻生さんと練さんのエピソードを挟んだあたりから、
どうも、捜査の話よりそっちが気になって物語りに集中できない。
主人公より、この二人の方が魅力的ってことか。そのけはないんだけど。
刑事ものとしては、前作の方が上かな。…7点。