「告白」 (双葉文庫) 2015.12.10読了。
湊 かなえ (著)
第6回(2009年) 本屋大賞受賞
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。
なんとか読了した。何度、途中で投げ捨てそうになったか。
これ、一章だけでいいんじゃないの。短編として。
本屋大賞なんて、販売元と書店が話題づくりのために無理やり作ったとしか思えん。賞じゃなくて宣伝なんじゃないの。
陰湿な話でも、読後感が最悪でも、それでも、読んで後悔しない本ってあるんだが、この本は読んで、おもいっきり後悔した。時間の無駄だ。気分悪くなるためだけに文章を追っている感じ。
第一章はよいとして、その後の章がなんらかの形で、ストーリーを厚くしてくれるかと思えば、そんなことはまるでなく、見方が違えば、このぐらいの新事実は出てくるもんだろうが、ストーリーは第一章で語られたものをこねくりまわしているだけ、最終章なんかに至っては、いっそ無いほうがマシ。ただの蛇足。…3点。
湊 かなえ (著)
第6回(2009年) 本屋大賞受賞
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。
なんとか読了した。何度、途中で投げ捨てそうになったか。
これ、一章だけでいいんじゃないの。短編として。
本屋大賞なんて、販売元と書店が話題づくりのために無理やり作ったとしか思えん。賞じゃなくて宣伝なんじゃないの。
陰湿な話でも、読後感が最悪でも、それでも、読んで後悔しない本ってあるんだが、この本は読んで、おもいっきり後悔した。時間の無駄だ。気分悪くなるためだけに文章を追っている感じ。
第一章はよいとして、その後の章がなんらかの形で、ストーリーを厚くしてくれるかと思えば、そんなことはまるでなく、見方が違えば、このぐらいの新事実は出てくるもんだろうが、ストーリーは第一章で語られたものをこねくりまわしているだけ、最終章なんかに至っては、いっそ無いほうがマシ。ただの蛇足。…3点。