日本の国は毎年大赤字を出しながら、膨張した予算編成を繰り返し、借金財政を続けている。そのことは出費を削減するには相当の痛みを覚悟しなくてはいけないということなのだろう。
我が家も、その例外ではない。夫婦二人で働き、それなりの収入を得ていたと思う。そして、いつの間には家計は膨張し、収拾を着けるのが大変な状態になっていた。仕事をやめ、年金生活に変わっても、ライフスタイルはあまり変わらず、部屋の仕切りをみんな開け放ってエアコンを付けている。閉めると、狭苦しい!それに部屋を移動したとき、寒い!等々で、光熱水料が馬鹿にならない。食事でも、肉を出すと、妻は、「この肉固い、ぼそぼそだ!」といって箸を置いてしまう。私は、内心、肉を食べられるだけでも感謝すべきだ、何を贅沢なことを言っていると思う。また、果物を食べたいというので、買って帰って出すと、「パサついていて美味しくない!」「少しで良いから美味しいのが食べたい!」等々、のたまう。実際、単身赴任中の私は、肉は特売の大盛りにく、魚はめざしに決めていた。食べ物に金を使うくらいなら、もっと別のことに金を使いたい私にとって、肉の硬さなど全く問題にならなかったのだ。
確かに、美味しい方が良いに決まっているが、それは家計とのバランスを考えて決まること。家計のことなど考えずに済むのならば、松坂牛でも、大田原牛でも、何でも美味しい肉を食べれば良い。それができないから、みんな我慢しているのではないか?車だって、ベンツが良いのは分かっているし、BMWが良いのも分かっている。しかし、財布と相談の上、カローラなのではないのか?
最近、覚せい剤で逮捕された清原選手、毎年、巨額の年俸をもらっていたが、最近は、火の車だった様子。レベルは全く違うが、他人事ではない。私も、家計を見直して、締めるところはきちんと締めておかないと大変なことになると改めて思った次第です。
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