DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

子守唄の効用と弊害

2016-02-20 12:41:36 | 雑感

 長男が生まれ、妻が夜に外出し、ひとりで面倒を見ることがあった。普段は、すやすやと眠る子だったが、母親の不在を感じ取り、不安になるのだろうか?そういうときに限って泣きじゃくる。抱っこしてあやして寝かそうとするのだが、なかなか寝ずに泣くばかり、そのうちに、私の方もいらいらしてくる。ますます泣きじゃくる。悪循環は止まるところを知らない。

 そんなときに、子守唄を歌ってみた。すると、どういうわけか、泣き声が穏やかになってくる。不思議なものだ。子守唄といっても、よく知っているのはそう多くない。そこで、小学生の頃に覚えた歌を歌ってみた。それでも、効果は変わらずにあった。効果があるのは、テンポが心臓の鼓動に合っているような、4拍子の歌が良かった。恐らく、歌を歌うことで、私の呼吸も整えられ、心拍も安定するのだろうと思い、それからは、子どもを寝かしつけるときには、歌を歌うことにした。音痴で、調子外れを自認する私は、楽譜を覚えているような歌を選んで、できるだけ音を外さないように注意して歌った。

 ところが、長男が大きくなり、小学校に入るころ、長男が歌っているのを聞いて、愕然とした。まさしく、私の音痴と調子外れが移ってしまったのだ。我ながら罪作りなことをしてしまったと子守唄を歌ったことを後悔した。その後、知人からエレクトーンを譲ってもらえることになって、さっそくエレクトーンの教室へ通わせることにした。3,4年エレクトーンを習わせていたら、音痴で調子外れは跡形もなく、消えたが、エレクトーン教室の授業料やその後購入したエレクトーンの代金を合わせると、相当の出費になってしまった。でも、まあ、普通なら考えもしなかったエレクトーンを習わせることができたので、良かったとしよう。

コメント (1)
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