DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

二者択一ではなく、他の答えもあるよ!(自殺問題)

2016-02-16 21:52:24 | 雑感

 小学校の頃から、先生から問題が出され、答えを出すと必ず、〇かXが与えられてきた。先生が用意した解答以外はXなのだ。単純で、分かりやすいと言えば分かりやすい。教えられた方法に従って正確に答えられればそれでいい訳だ。そこでは記憶力と計算力が試されているだけで、問題解決のスキルは向上していないのだ。

 個性を尊重する教育などと叫ばれて久しいが、実際は、昔よりもずっと画一的で、巾の狭い価値観に支配され、解答は常に1つしか用意されていない。外の答えは全て無視されてしまうそんなところが学校というものだ。

 実生活の中では、答えはいくつも存在し、どれが正解なのかということも、なかなか答えが出ないままになってしまうことが何と多いことか。例えば、人付き合いなどというものにも、正解がない。それは人に正解も不正解もないのと同じなのだ。しかし、答えを出すと常に正解か不正解かと断定され、正解を出すことが良いことで、それ以外はダメなことと思いこんでしまっている人は、正解か不正解かの判定がなされないと、不安に陥ってしまい、どうして良いか分からなくなってしまうところがあるようだ。有名な大学に入り、名の通った会社に就職できれば、勝ち組と言われ、自らもそう信じ込もうとする。一方、思い描いた大学に入れず、正社員の職にも就けないとなると、自ら負け組みと称し、自らも卑下し、自己評価を必要以上に低くしてしまう。そんな二者択一的な価値観に陥ってしまった人は、いったん歯車が狂ってくると、後は脆いものだ。どんどん転げ落ち、自己修正できないまま、立ち直れなくなってしまう。

 世の中、二者択一でなく、全く別の発想から導かれた他の答えもあってもいいのだ。このことが分かってくれば、自殺という選択肢に固執し、死を選ぶということもなくなっていくだろうと思うわけだ。まあ、毎年2万5000人もの人が自ら死を選択し、自らの命を絶っているという重大な事実、よくよく考えてみようではないか?

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昨年は自殺者が5000人減った?

2016-02-16 14:45:20 | 雑感

 今日の朝日新聞で、自殺対策基本法の改正案が可決される見通しになったと報じた。同紙によると、毎年3万人を越える自殺者がいたが、昨年は、前年よりも5000人減って、25000人を下回ったという。

 自殺への対応は非常に難しく、これといった特効薬がないのが現状だ。精神科に掛かって医師の管理下にあっても、自殺する人が後を絶たない。その兆候を的確に捉え、対応していくのは至難の技というしかない。しかし、昨年、5000人減ったその背景として、昨年は有効求人倍率が上がって、就職状況が改善されたことを朝日新聞は上げている。言葉を裏返すと、仕事にありつけ、生活の目処が立つようになると、それだけで5000人もの人が死なずに済んだということだ。失業対策、再就職促進策がもっと早く功を奏していれば、どれだけの人が命を絶たなくて済んだことだろう。世の政治家たちは、その責任の重大性をどれだけ認識しているのだろうか?自分たちの無能さのためにどれだけの犠牲者を出しているのかということを真摯に見つめるべきではないだろうか?

 野党は、やれ大臣が「歯舞」という漢字が読めなかったと国会で問題にしているが、「歯舞」が読めるとか読めないということがなぜそんなに問題になるのだ。「目糞鼻糞を笑う!」という言葉があったと思うが、国会議員とはそれほど程度の低いものだったのか、嘆かわしい限りだ。それよりも、その程度の大臣は本来するべき仕事にも問題が生じるはずだ。そこを逃がさず、追求すれば、政府に大きな打撃を与えることができ、政府攻撃の絶好の機会とみて、静観し、当の大臣のミスを誘い出すくらいjの駆け引きが欲しいものだ。

 話はわき道にそれてしまったので、戻そう。「歯舞」が読める読めないなんてくだらないことを追求する暇があったら、もっと大事なこと、例えば、政府の経済政策が本当に効果が上がっているのか?失業対策費として莫大な予算を使っているが、それが本当に効果を生み出しているのか?を検証すべきだろう。多くの人の命が掛かっている問題なのだから・・・・。

 

 

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