日本というもの、日本人というものはいったい何なんだろう?考えてみればみるほど分からなくなってくる不思議なところがある。それが何なのか、良く分からない。そこで、少しこの疑問に取り組んでみようと思う。
これは自画自賛なのだが、日本人は、世界中のありとあらゆるものを取り込んで、日本の既存のものと融合させ、そのうち、日本のものにしてしまう。こんな国は世界中どこを探しても見当たらない。
例えば、日本人の誰もが好きな「カレーライス」、「ラーメン」。元は中国であったり、インドであったりするが、いつの間にか、日本人の口に合うようにアレンジして日本の食べ物にしてしまっている。ただし、カレーライスといっても、その家庭独自の味が存在し、その差は千差万別だ。ところが、その家庭の味のカレーであっても、日々変化している。インド独特のカレーを食べてみて、それを美味しいと感じると、その味に近づけようとするし、それに飽きると、今度は、タイ風カレーに変化を求めたりする。
こう考えてみると、日本は何でもありの世界なんですよね。何でも受け入れてしまう、一時的には夢中になるが、そのうち、その味にも飽きてしまう。また、別の変化を求める。一つのことに固執しない。
本当は、これって凄いことなんですよ・・・・