夕方、夕飯の食材の買出しに行く途中に、とんかつでも食べたいなぁ、でも、総菜屋のとんかつは冷たいし、温め直すとべたべたした感じになってしまうし、どうするかなぁと思いながら、スーパーマーケットに到着した。総菜屋をのぞくと、いつものようにフライやカツ、てんぷらなどが置いてあった。一瞬、これを買って手抜きしようかと思ったのだが、冷たい揚げ物類は食べたくないと思い、買うのをやめた。野菜や魚と観て、最後に肉屋にいくと、豚のロース肉が何と半額になっていた。これを使ってとんかつでも作るかと思いつき、その肉を買って戻ってきた。
食事予定時刻までもう既に1時間を切ってしまっていた。まず、肉の下ごしらえ、以前テレビでやっていたことを思い出し、筋を切ってから塩コショウし、少し置いておこうと、味噌汁に取り掛かった。ネギを刻み、油揚げの油抜きをして、鍋をレンジに掛けた。もう20分近くを既に経過していた。我が家では6時半が妻の薬の時間なので、薬を飲むときのためのぬるま湯を作るため、電子レンジに水の入ったカップを入れ、スイッチオON。温まったお湯を薬を持って妻のところに行き、薬を飲ませた。時間を押していたので、フライパンに油を入れ、レンジをON。片栗粉を肉にまぶし、卵を付けて、パン粉を付ける。残り時間は12,3分といったところ、既に予定の7時には間に合いそうもなさそう、開き直って、パン粉を付けた肉を油の中に投入。油が少し熱すぎるような音がしたので、火力を弱に変更。これが一番の失敗だった。結果的に、油べチャべチャのとんかつになってしまった。こんなことなら、総菜屋でとんかつ買ってきた方がマシだったと公開しても、もう遅い。妻のトイレを済ませて、食卓へ食べ物を運んで、食事をスタートさせた。結局、25分も超過してしまった。
カツを食べるとき、私はソース派だが、妻は醤油派。妻に醤油を掛けるかと聞くと掛けるという。でも、念のため、「塩コショウしてあるあら、醤油はいらないかも知れない世!」というと、「どのくらい塩コショウしたの?」と聞かれたが、どのくらいと言っても表現が難しい。「とんかつに塩コショウするのは当然だが、後で、ソースや醤油を掛けるのだから、その分を考えてやらなければだめだ!」とやや家事ハラ気味の発言あり、少しムカついたが、そこは抑えて対応。カツを食べた妻は、「揚げる時間掛けすぎじゃないの?肉が固いよ!」とまたまた家事ハラ。自分で食べてみて、やはりべチャべチャは頂けないと思った。肉も、少し硬かった。せっかくに肉が台無しってもんだ。揚げ物をしていて、火の通り具合が分からないのが一番困るところだ。良く揚げる人は、橋で差してみたりして、加減を見るようだが、私にはとんと分からない。妻の言うとおり、揚げ過ぎだったようだ。
まあ、そんなこんなで、今日のとんかつは大失敗でした。「こうした失敗も経験の内、そのうち揚げることができるようになるだろう!プラス思考プラス思考!!」と自分に言い聞かせた。