DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

孤独死!

2017-10-30 11:11:11 | 雑感

 今日の読売新聞39面に、「弧絶 家族内事件」という欄で、「介護者息絶え共倒れ」との見出しで、一人暮らしでなくても、周囲に気づかれず孤立した状態で亡くなるということがあるとして、二つの例が紹介されている。人里は慣れた一軒家で、人の出入りも少なく、介護者が急死した後、被介護者が亡くなった例だった。しかし、これは別に田舎か都会かということに関係なく、どこにでも起こり得ることだと思う。

 ここは都会のマンション、玄関を出ると、すぐに隣の家の玄関がある。しかし、動くことが出来ない妻には隣の家と連絡の取りようがない。妻は、スマホをいつも使っているが、使えるのは手の届く範囲にスマホがある時に限られる。いつもは、スマホを使うときには私を呼んでスマホを私から受け取り、スマホで電話を掛けたり、メールをしたりする。しかし、いったん横になってしまうと、起き上がることも難しいため、スマホを使うこともままならぬ。ましてや、他の部屋に移動することなどさらさらできない。私が出かけるときには、当然のように、玄関に施錠して出かける。そのため、外部の人が入ることもないし、できない。もし万一、私が外出中に、交通事故で亡くなってしまったら、妻は、一人ではどこにも連絡ができず、同様のことになり兼ねない。電話一本掛けることが出来れば、どんな対応もできるし、対応してくれる人もいるのだが、それができないとなると、都会でも田舎でも関係なく、同様の事態になりえるのだということを改めて分ったような気がする。

 昔の長屋みたいに、毎日、朝夕、顔を合わせると声を掛け合い、訪問しあうような関係は今の都会にはないのが現状だ。隣が何をしている人かも知らない。あまり知られすぎるのもうっとうしいが、いざというときのことを考えると、やはり隣人と仲良くしておくに越したことはなさそうだ。

コメント (1)
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