親と子どもの関係は、互いに年齢が増すに連れて変化していくものである。幼少期にあっては、親は絶対的な存在であり、子どもは衣食住全てにおいて、親に依存している。しかし、子どもの年齢を増すにつれてその関係は時々刻々と徐々にはあるが、変化していくものだ。ところが、見掛けは、それまでと同様な関係が継続されていくことが多い。そして、あるとき、その関係に劇的な変化が訪れる。その劇的変化が子どもが小学校の高学年のときもあるし、中学、高校の時もある。遅い場合は、大学を卒業し、就職してからということも稀にはある。表題は、その関係の変化が強烈にかつ劇的に変化したものと見ることができる。どうしてこういうことが起きるかは、生まれてからその時期までの、親子との関係に深く関係していると思われる。
この問題は、大きな問題なので、何回かに分けて述べていこうと思う。
<2へと続く>