読売新聞によると、来月22日衆議院選挙することに安倍首相が決定したと報じている。民進党の党首選挙以後のごたごた騒ぎや、小池新党(日本ファースト)がまだ軌道に乗っていない今が好機と安倍首相が判断したようだ。
しかし、これが安倍首相の考えるとおり、好機となるかどうかは疑わしい限りだ。新聞各社の世論調査の結果、支持率が回復してきているというが、本当にそうだろうか?森友学園問題や加計学園問題、まだ、すっきり解決ということにはなっていないし、説明責任を全く果たさず、逃げ回っている安倍首相への国民の疑惑は晴れたどころか、確実に有権者の心に燻っているわけだ。加えて、選挙では、憲法改正と消費税の使い道の変更を争点とするようだが、どちらも、大多数の国民は憲法改正には消極的な態度を示している。
まあ、選挙結果が安倍首相に吉と出るか凶と出るかは、野党がどういう戦術を取り、徹底できるかということに掛かっている気がする。また、新聞各社がどのような態度を示すか、これも、大きな要因になりそうだ。このニュース、しばらく注目して見ていきたい。