木製建具工事を担当していただいているKさんという職人がいます。
いま佳境を迎えているつくばの現場での出来事です。
当初片引き戸であった洋室の入り口を、お客様の意向でドアに変更しました。そのドアも、通常は居室側に押して入る(内開き)なのですが、今回は通路側に引いて入りたいとのこと。
入ってすぐ左側がクローゼットの建具。お客様の要望の通路から見て右吊元にして引いて入る場合、照明スイッチの位置が具合よくありません。それがKさんにとって不自然でならないとのこと。
Kさん曰く、左吊元にして内開きにすれば何の問題もないはずだ、とのこと。また、戸当り材を少し工夫させてやらせて欲しいとの申し出。予算は決められているのに自ら手間を惜しまず提案してくれました。
Kさんは、カタロ通信でもよく紹介させていただいているほんものの職人です。言われた通りやればいい、図面の通りやればいい、検査さえ通ればいい、後はいかに手間を浮かせるか・・・・・、そんな風潮さえ感じてしまう昨今の建設業界にあって、『自分でも納得の行く仕事がしたい』 ということにとことんこだわるKさんの存在が光ります。
結局、ドアの使い勝手は了解してもらい、提案の戸当りを工夫してもらうことにしました。
Kさんは、私と施主様の関係や施主様の家づくりの思いを肌身で感じ、それに応えようとしてくれています。
ものづくりの精神を垣間見た今日でした。
ではまた。
おさむ
いま佳境を迎えているつくばの現場での出来事です。
当初片引き戸であった洋室の入り口を、お客様の意向でドアに変更しました。そのドアも、通常は居室側に押して入る(内開き)なのですが、今回は通路側に引いて入りたいとのこと。
入ってすぐ左側がクローゼットの建具。お客様の要望の通路から見て右吊元にして引いて入る場合、照明スイッチの位置が具合よくありません。それがKさんにとって不自然でならないとのこと。
Kさん曰く、左吊元にして内開きにすれば何の問題もないはずだ、とのこと。また、戸当り材を少し工夫させてやらせて欲しいとの申し出。予算は決められているのに自ら手間を惜しまず提案してくれました。
Kさんは、カタロ通信でもよく紹介させていただいているほんものの職人です。言われた通りやればいい、図面の通りやればいい、検査さえ通ればいい、後はいかに手間を浮かせるか・・・・・、そんな風潮さえ感じてしまう昨今の建設業界にあって、『自分でも納得の行く仕事がしたい』 ということにとことんこだわるKさんの存在が光ります。
結局、ドアの使い勝手は了解してもらい、提案の戸当りを工夫してもらうことにしました。
Kさんは、私と施主様の関係や施主様の家づくりの思いを肌身で感じ、それに応えようとしてくれています。
ものづくりの精神を垣間見た今日でした。
ではまた。
おさむ