18日の国際ヨガデイイベントが終わり、2日。
まだ体にも心にもその余韻が残っているうちに書いておこう。
特に誰のためでもなく、自分のために。
そもそもこのイベントのお手伝いを持ちかけられた時は、
ちょっと聞いただけで、お断りをしようと思っていた。
直観でこれは相当大変なことになるぞって聞こえてきたから。
でも、やっぱり、何度か声がかかり、流れのままに受けることになり、
少しのお手伝いぐらいでのつもりで運営側での参加へ。
そして次第にがっつりと実行委員へと・・・
何度も何度もミーティングが繰り返され、
そんなつもりじゃなかったことがどんどん膨れ上がり、大きくなり、
自分への負担もどんどん膨れてきて、
自分の仕事や、家族までも後回しになっていまうような辛い状態が
続いてしまった。
ここ最近では味わったことない様な
フラストレーションや、怒りを感じることもあって
無償のボランティはではこれ以上やっていけないと、
離れていってしまう仲間も出て、
自分もかなりしんどくなってしまった。
ヨガクラスでは、先生しんどそうって心配までされてしまって・・・
戻せない時間を戻したくなる気持ちがむくむくと頭をもたげる。
でも、ヨガであることを離れず取り組んでいると、
与えられた課題は、時間と共に、 そして仲間の応援や助けと共に
次第に溶けだし、 そのたびに新たな自分の可能性や 大きくて見えない
サポートを感じ、大丈夫だよって言われているように、歩みを進ませてくれた。
不可能なことが可能になり、
無かった道が拓けていく。
最後の最後までハラハラが続いていた
ミーティングも開催3日前にきてようやく
安堵の色へ。
なんだか色んな事を試されていたような気さえするタイミング。
本番当日の朝。
前日の夜中までの準備で結局2時間も眠れず
疲れと興奮がピークの中、
朝6時には岡崎公園に到着。
既に準備が始まっていた。
みんなの興奮したバイブレーションや、
ずっと共に育んできた最大のイベントを
目にして高揚している様子が伝わってくる。
ついにこの日！という みんなの想いが詰まった最高の朝。
みんなの顔から笑顔がはち切れそうになっている。
大勢の人波が既に会場に向かって押し寄せてきていて
ステージの裏から見ているだけでも人の多さに圧倒される。
Toshi君は緊張しないでしょ、なんていう人もいるけど、
人の波を見ているだけで、心臓の音が大きくなって
足がすくみそうななっているのを感じる。
落ち着かせようと思い、大勢を見ながら呼吸法を始めると、
乾燥していた鼻孔を押しすぎてしまったのか
はたまた単なる緊張からか 血が・・・
白いユニフォームに緊張の鼻血がついたら、
一生のネタになってしまうな、と思いながら
実際のステージ上では止まっていてくれたことに感謝(笑)
1000人ヨガでは、それまでの雰囲気ではひょっとしたら
500人も集まらないんじゃないかなって、
内心思っていたのは僕だけじゃないと思うけど、
蓋を開けてみたらなんと1296名！
京都市長さんも駆けつけてくれて、
「この京都をヨガで大いに盛り上げていく街にしたい」って
興奮気味に言ってくれて、
もう気持ちも最高潮！
1300人で唱えるOmチャンティングは大地を震わせ、
日本にもヨガの大波がしっかりと寄せていることを
感じさせてくれた。
紛れもなく、僕のヨガ人生の中で一番の高揚でした。
Yogaliveでは 実行委員の誰も予想していなかったぐらいの
人が押し寄せ、受付では必死の形相(^^ゞ
慌ててサポートへ、駆け回ったけど、追いつかない。
「当日は嬉しい悲鳴になったらいいね」、なんて言っていたけど、
やっぱり準備不足というか、経験不足というか、
それによって 来られた方へ 不快な思いを少しでもさせてしまったのは
やっぱり申し訳なかったなと反省。
それでもできる限り笑顔で対応し、嫌な気持ちを
少しでも軽くしてもらえるように
できることをできるだけ尽くす。
来てくれる人の喜びだけが僕たちの願い。
そうして、落ち着いてくると、
みなんなの楽しそうな笑顔や、
満足感や、それぞれが自分の時間を思い思いに楽しんでいる姿を見て、
心が弾み、空腹も疲れも吹っ飛ぶ。
あの日に見た夢が正夢だったことを思いだす。
入りきらないほどの人の波、思い思いの幸せそうな時間・・・
この実行委員はみんなボランティアの素人で、
できないことを全力で取り組んでみるという
スタンスの人たちの集まり。
もちろんかなりの無理があったことは否定できないと思う。
そそれでも、ここまでできたことは本当にすごいと思う。
これは陳腐な言い方かもしれないけど、
本当にみんなのヨガを愛する想いがあったからこその達成だと思う。
全体を穏やかに、でもきっちりと取り仕切ってくれた委員長の西澤さんや、
みんなの？弱い部分のお金や企業を集めてくるという大きな仕事を
果たして下さった長澤さん、
陰で表でみんなをまとめ、必要な所に遠慮なく智慧と力を貸して下さった珠数さん、
運営の経験や知識やアイデアを出し惜しみなく提供してくれて
細かいところから、大きなところまで力を注いでくださった小上さん、
デザインという名で、全てを俯瞰して、リスクマネージメントを気にして動いて
このイベント全体をデザインで装飾して下さった田代さん、
優しさと、100％慈善の精神で半ば自分を犠牲にしてまで
みんなを支えてまとめてくれた谷口さん、
陰で支え続けてくれた内藤さん、
笑顔を機転と優しさでまとめてくれた渡辺さん、
嫌な顔一つせずサポートしてくれたボランティアの人達、
挙げれば、ほんとどんどん出てくる、心底尊敬できる仲間達。
そんなに素敵な人達に囲まれた今回のイベントで学べたことは、
数え切れないほど・・・
でも、やっぱり、強く感じたのは、
自分が心を注いで、頑張った分だけ、
歓びがあるということ、そして
辛さを共有できた者同士だから 深く繋がれるということ
そう感じました。
そして、この繋がりこそが僕たちの得れた財産。
ヨガが繋げてくれる世界は
未知の世界ではなく、
いまここにある、かけがえのない
仲間と共有できる世界。
ここがヨガを通して本当の意味で深く繋がれば
本当に世界は もっといい方向へと変わっていくと思う。
僕にできることはいつまでたっても小さいことだけど、
そん小さなことをこつこつこつこつやって、
大きな波を作っていきたいな。
そして、その大きな波が世界を巻き込み、
たくさんの人の意識の変化へと繋がっていくといいなと
思います。
この国際ヨガデイを通して繋がることのできたかけがえのない仲間と
ヨガを広めるお手伝いができたことに深く感謝して。
2017年6月20日
児玉俊彦（Toshi）
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