地球と生きるYOGA  「Union Yoga japan」

京都を中心に活動を続けている Toshiの活動記録
生きたヨーガを伝える ちょっと真面目なあるヨギのブログ

穂高養生園でのヨーガリトリート ~その2

2010年08月26日 | つぶやき
昨日のブログからの続きで~す。

穂高養生園でのヨーガリトリート ~その2
ワークショップ編



原生林への散歩+瞑想。

一歩森の奥に足を踏み入れると そこは手つかずの森、原生林。
自然の神秘がヴェールを脱いだかたちで待っています。

五感を開くと 体の細胞が森の中に溶けだし、音や光、匂いといった[自然]と
同化し始めます。
「自分」と「自然」をへだてている境界があいまいになって、
森の鼓動を自分の内に感じるようになってくると、
いつの間にか時間をわすれ、場所をわすれ、自分をわすれ、
いわゆる「瞑想」と呼ばれる世界へと流れ込んでいきます。


僕たちの帰るべき場所は 実はそこにあるような気がします。



夜ごはんはフードメディテーション。
言葉に邪魔されず、ただただ食を想い、食べ物を頂くということを味わいます。
目をつぶってご飯を食べると、あれ、米ってこんなに甘くておいしかったっけ?
なんてことに ふと気づいたりします。



焼かれる直前のパン
もうおいしそうなんですけど・・・


夜のきとひとカフェ。
机や椅子たちも 夜の空気を吸うと
ちょっとムーディーに 自分を主張します。
まぁ 座って一杯飲もうかな・・・ みたいな。


ランプシェードも手作り。

これだけ無機質でないものたちに囲まれていると
なんだかモノ達のはなし声が さわさわと聴こえてきそう・・・






最終日の朝

空気はどこまでも 透明で
緑が あたりまえのように 光を たたえていました。

朝日に心を奪われてしまうということは 
幸せを味わう ということなのかもしれないな。
 



焼かれたばかりの愛情パン。
映画のセットに出てきそうな、みごとなまでの膨らみぐあい。
もちろん 中はふっくら もちもち。




僕の寝泊まりしていたコクーンハウス。
寝ても覚めても 森の中。




最後にヨーガで心と体を整えて、森の空気を体にためこんで・・・



胃には最後のご飯もためこんで


サイコー




きっとまた帰ってきま~す!
さようなら~



今回、色々な縁があって養生園で このようにワークショップを
開かせてもらうことができました。
自然の繋がりに深く感謝します、ありがとうございました。

そして、この企画に関わって、サポートしてくれた養生園のオーナー、
スタッフのみんな、 ゲストとして参加してくださった たくさんの方々、
そして、僕の周りの大切な人達、
本当にありがとうございました。

これからも この繋がりと共に生きていきたいと思いますので、
どうぞ、よろしくおねがいします


Om shanti shanti shantihi

Toshi



ヨーガリトリート@穂高養生園 ~その1

2010年08月25日 | つぶやき
8月16~22日の間 穂高養生園で開催された、
ヨーガホリデーという企画に幸運にも講師という形でお呼ばれされ、
森の中でヨーガ三昧の日々を送ってまいりました~





久しぶりに帰った養生園は 去年よりもさらに純度を増して、美しく
輝いていたように感じました。

スタッフもほんとに生き生きとしてて、喜びが空気の中に満ちていて、
「いるだけで癒される」と言っていたゲストの方の言葉が心に残ります。

森はあくまで自然で 強く 大きく 包容力に溢れていて、
自然の一部になるということは 本来、人としてもっとも基本的な
、大切な意味を持ったことなんだなぁと改めて実感しました。

そんな中でヨーガをさせて頂けたこの一週間は 僕にとって、
やはりかけがえのない 貴重な時間となりました。


そんな時間をちょっとシェアしたく、言葉少なめ、ビジュアル多めで
まとめてみたいと思いま~す!

 


8月15日@木崎湖
着いた初日の夜
まず迎えてくれたのは、湖に浮かぶ 幽玄な花火でした。
これから始まるリトリートの幕開けとして、勝るもののない
祝福でした







16日は旧暦の七夕だそうで、スタッフがゲストやスタッフの書いた
「七夕の願い事」に火をつけて 宙へと還していました。
なんだか龍のように見えるのはぼくだけだろうか・・・



久しぶりに頂いた、養生園のご飯。
やっぱり、野菜が新鮮で、心と愛情のこもった食事には
単においしいというのを通り越した 旨みがじわ~っとしみ込んでいるんです。



森の家のおかあさんこと「マタジ」
自分の息子にお弁当を作っているような顔でしょ?






養生園にはいたるところにハーブがわさわさと植えられていて、
どれも元気で、なんだか嬉しくなります。



座られるのをじっと待っている 朝の まだ人気のない
きとひとカフェ。
そう、木も椅子も、瞑想するんです。




20~22日に開かれたヨーガワークショップ。
初日の晩御飯ですっかり養生園に心を開いてしまったようです。



ほっこりおいしい 養生園の手作りご飯。
そりゃ、心も開きますよねぇ。






ワーク2日目の朝
まずはアーサナで体をほぐして、心をゆるめます。
何かを得るワークショップではなく、体から余分なものを出して
空っぽになって 内からの癒しを感じる 
そんなものになればいいなぁと。





アーサナの後はチャイで一息。



目の前には もちろん大自然!
これが何よりも大切。



お昼は普段の養生園ではなかなか味わえない
インド直伝のインド料理。
でも辛くなくて優しい味なんです。
どこをとっても優しい場所なんですね。




ここで一端 一休み。
続きは 原生林での瞑想~ 
は明日、お届けしま~す。



Shanti shanti shhantihi
とし










ただいま~

2010年08月23日 | つぶやき

昨日、穂高養生園でのヨーガリトリートが全て終わり、晩に京都へと
戻って参りました。

そして早速、今日から庭師の仕事に復帰!!

いやぁああ  京都は暑い!!
安曇野が涼しかっただけに、京都のこの久々の暑さに
頭がサーモスタッドが切れそうになってました。

京都の暑さ、恐るべし・・・

安曇野では、ほんとにたくさんの方がヨーガクラスに参加してくれました。
やっぱり、森に包まれた中でするヨーガは最高でした!

この場を借りて、 関わりあってくれた皆様、
ほんとうにありがとうございました!!

また 次回、詳細をアップしたいと思いますので、
しばしお待ちくださ~い。


Shanti shanti shantihi

Peace with Love

Toshi


穂高養生園

2010年08月14日 | つぶやき
今晩、京都を発って、一週間ほど穂高養生園に向かいま~す!!

庭師の仕事もお盆休暇に入り、僕はいったん庭の仕事を離れ、養生園での
ヨーガホリデーの方に専念してきま~す!

ヨーガワークショップ@穂高養生園


16~18日のヨーガクラスプログラム






久しぶりの養生園。

なんだか自分の故郷に帰るようで 嬉しいなぁ

森の中でするヨーガはほんと 心の奥からリラックスできる気持ちよさが
あるんですよねぇ。




森ヨガ。

堪能してきま~す

皆さんもよいお盆休暇をお過ごしくださいね

では、行ってきま~す!


とし

P.S
8月20日のヨーガクラスは京都にいないためお休みになります。

9月スケジュール

2010年08月09日 | その他



 お待たせしました~ 9月のスケジュールです。
なんだか、盛りだくさん・・・


 9月はいよいよスワミジが来日しますね~。
 去年までは、二人とも長野の安曇野を拠点にしていたのに、今年は
示し合わせたかのように、僕もスワミジも京都にいます。
なんだか、不思議な感じですね。 
古都でのスワミジとの共演、楽しみです

9/8・9日 スワミ・チェータン師によるサットサンガのご案内はこちら


 
ワークショップの案内H.Pはこちら


金曜日の夜クラスのご案内はこちら


ヨーガ+ベジクッキングクラスの案内はこちら



日曜朝クラスのご案内はこちら


予約、お問い合わせは下記まで
earth_living_yoga@yahoo.co.jp
児玉俊彦

Shanti Om
とし


ないことにしてしまおう その2

2010年08月03日 | つぶやき
前回からの続き・・・

 数年前のインドでのこと、ヒマラヤの雪がちらほら舞う山で瞑想をしようと
思い、岩の上に足を組んで座っていました。
ちょっとの間は、肌をさすような寒さがひしひしと体に
まとわりついていたんですが、しばらく経つと 寒さの感覚が少しずつ遠のいていき、
代わって心地よい感覚が全身を包み始めました・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 小一時間ほど経って、さぁ瞑想を終えて立ち上がろうとすると、一気に寒さの感覚が
どっと体に押し寄せ、全身ががたがたと震えだしました。
僕はそのまましばらく立ち上がれず、そこでぶるぶると
震え、凍えるような寒さを味わっていました。 

ヒマラヤが味わわせてくれた ちょっと不思議な体験でした。


 で、なんでこんな話を持ち出したかというと、
前回の日曜の朝クラスのテーマが「瞑想」
だったんですね。

(なんだか、予想以上に瞑想の人気が高かったのか、定員オーバーになっちゃって、
来ていただけなかったみなさん、ごめんなさい


 瞑想はヨーガの中ではとても大事な位置を占めているんですが、
その瞑想の前段階として この「ないことにしてしまおう」の
プラッティヤハーラがあります。

 ここまでくれば、深~い瞑想に入っていくのも もうすぐそこ。

 では、どうすれば そのプラッティヤハーラの状態に持っていけるか・・・
それは、日々行う、正しいアーサナやプラーナヤーマ(呼吸法)の練習の中に、
こっそりと そのシステムが組み込まれているんですね。

 つまり、伝統的な(瞑想に向けた)ヨーガを続けていると 
自ずとできるようになるようにヨーガのシステムは作られているんです!!!

 ヨーガって、すごいなぁ~ と思う所以はこんなところにあるんだなぁ。

 で、結局、千里の道も一歩から という所に帰ってくる。 なんだか小難しそうな
瞑想というものも、地道に今やっているヨーガの練習をコツコツコツコツ続けていると
道は自ずと開けてくる。 

 近道もなければ、裏切りもない、と~ってもシンプルな道なんです。

 さぁレールはひかれましたよ。

 右足からでも 左足からでも 一歩を踏み入れてみて下さ~い



Shanti OM

ちなみに次回の日曜 朝クラスは 申し訳ないんですが8月はお休みで
その次9月の20日になります。


金曜日のクラスはこちら

スワミ・チェータン師によるサットサンガはこちら


予約、お問い合わせは下記まで
earth_living_yoga@yahoo.co.jp
児玉俊彦















ないことにしてしまおう その1

2010年08月01日 | つぶやき
 「暑いっ! 」 という言葉を聞かない日がない 今日この頃。
京都では連日の35度超え。
とにかく、異常的な 地球の発熱が続いていますね。


 庭師の仕事は一日中 炎天下のもとで作業をしているので、 エアコンの効いた室内で
ヒンヤリという状況とはかけ離れた、 逃れようのない真夏を体験しています。

 ヨーガの教えにはタパスという考え方があるんですが、
タパスとは苦行とか訳されていますが、原語は「熱」を意味します。
つまり太陽や火の熱に耐えることが苦行だったわけですね。 
その形態は日本では、火渡りや、ごまだきという形で伝わって 今もなお
行われていますよね。

 で、 僕がお庭の手入れをしながら じりじりと太陽に焼かれていると、 
あぁ これはタパスだなぁと 修行だなぁと合点するわけです(笑) 

 そして そこでひそかに力を発揮するのがヨーガの伝統テクニック!
ヨーガではプラッティヤハーラという精神制御の段階があります。
これは、五感から入ってくる諸感覚を「感じてはいるんだけど ないことにする」
と言ったような 「感覚遮断」をしている状態です。

なんだか とても難しそうなんですが、実は僕らはその感覚を日常的に
経験しています。

 例えば 本をとても集中して読んでいる時、真横で誰かに話しかけられても、
耳に入ってこなかった、なんて経験ありませんか? 
 「今、なんか私に言った?」 っていう状況。
集中度が高い時は 自分の名前を何度か呼ばれるまで 気付かなかったなんてことも
ありますよね。
いわゆる「うわのそら」という状態。

 ヨーガでは、この状態をうまく利用するわけです。

自分からあえて「うわのそら」に入っていき、感覚を遮断して、外からの刺激に
乱されない状態を作り出して、瞑想に浸る ということをします。

 瞑想をするために 珍客に邪魔されないように 家の扉も窓もインターホンもぜんぶ
閉じてしまうっていう作業の 内面バージョンですね。

 
 で、地道に瞑想を続けていると、この「うわのそら」状態、言いかえれば、
「あるけれども、ないことにする」状態が自分の心理操作一つで なんとなく
できるようになってきます。
それをプラッティヤハーラと言うんですが、 僕もなにか自分がきついなと感じる時、
この操作を利用します。
そう、ないことにしちゃうんです(笑)

 「暑い、暑くてたまらない!!」 けれどもそれは 今はないことにしてしまおう!
みたいな。
もちろん100%そうできるわけではないですが、ある程度
ないことにしてしまうんです。
心頭滅却すれば火もまた涼し に似た感覚ですかね。


 数年前のインドでのこと、ヒマラヤの雪がちらほら舞う山で瞑想をしようと
思い、岩の上に足を組んで座っていました。
ちょっとの間は、肌をさすような寒さがひしひしと体に
まとわりついていたんですが、しばらく経つと 寒さの感覚が少しずつ遠のいていき、
代わって心地よい感覚が全身を包み始めました・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




次回に続く・・・



金曜日のクラス案内はこちら


スワミ・チェータン師によるサットサンガはこちら