聖なる呼吸を学ぶこと・・・
これは僕が20歳のころ、ヨーガと言うものを学び始める前に
もらったキーワード。
聖なる呼吸って何??そもそも呼吸ってなんだ?ってことを、それ以降長年に
渡って探っていくきっかけになった言葉。
いつでもそこにあって、当たり前にありすぎて、ほとんど意識にのぼることの無い呼吸。
空気のような存在。ってか空気(笑)
この世界は二つの相反する力が共に同じようなエネルギーを持ちながら共存しているって僕は
思っているんですが、そう考えると 一見 無に等しいような存在にこそ
無限のエネルギーが潜んでいると思うんです。
たとえば、瞑想なんかもそう。
瞑想って結局のところ、 究極までつきつめると、完全な意味で何にもしていないっていう状態だと
思うんですが、その完璧な何もしていない状態の中では、無限の可能性がひらいていて、
何かをしている時とは比べ物にならないほどのダイナミズムの中に存在しているんだと思います。
呼吸もそうで、一見何にも起こり得なさそうな呼吸も その神髄まで降りていけば、
驚異的な可能性が見えてくる。
今、科学がそのベールの一部を暴きつつありますね。
息や呼吸に関する本なんかもたくさん出ています。
インドの教えでは、そんな呼吸の神秘性や秘めたる可能性は昔から認識されていて、
さまざまな文献でその重要性や価値について取り上げられています。
もちろん、ハタヨーガの中でもその重要性は説かれていて、プラーナヤーマとして
かなり詳細に技法から効果までが説明されています。
僕もまだそのはしごは昇っている途上なんですが、折に触れて
その面白さと 大切さをシェアさせてもらっています。
で、今回の日曜日の朝ヨガもそんなプラーナヤーマについて、ちょこっと
お話&実習をさせてもらいました。
禅の呼吸を数える数息感とハタヨーガのスーリヤベッダーナ。
しっかりしようとすると、それこそ合宿みたいな時間が必要になってくるので、
今回はざっくりとでしたが、それでも
なかなか自分の呼吸に探りを入れるなんてことをする機会は少ないと思うので、
自分の息に対して新しい発見なんかもあったんじゃないかなと思います。
息は一日に、二万回ほどもしていると言われますが、
年間で考えるとなんと、七百三十万回!
そして、空気にも重みはありますね。
計算は省略しますが、だいたい一回の呼吸で0.65gの空気。
これを一日に当てはめると13Kg!!
一日の食料と水分量を併せてもそこまではいかないですね。
そして、年間では5トン近く動かしていることになります!
息する重みって案外ありますよね。
そんな呼吸の質を変えることができれば
とても大きな改革に繋がると思いませんか?
ちょっとづつの取り組みが大きな変化に繋がることもある。
塵を積もらせて山を作るような気持ちで取り組んでみると、
驚くような変化に出逢うかもしれませんよ^^
次回3月30日の日曜朝ヨガも引き続き呼吸にフォーカスしたいと思います。
お楽しみに!
日曜朝に行われている朝ヨガクラスのご案内は
こちら
さて、今回は先月に引き続き、齊藤薫さんによる菜食会席とのコラボでした!
と言うことで、ご報告と行きたい所なんですが、
とりあえず今日はここまでで、次回に続いていきたいと思います~(^^ゞ
明日、アップしますので、あしからず
Hari Om Tat Sat
Union Yoga japan
児玉俊彦(Toshi)
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