117座目の北海道百名山
北大雪・・・北見富士 (1291m)
■ 山 行 日 2021年9月6日(月) 日帰り
■ ル ー ト 北見富士林道~北尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №23
■ 登 山 形 態 林道歩き&踏み跡 (登山靴)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「富士見」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「三角山 サンカクヤマ」
■ コースタイム 登り 2時間55分 下り 2時間10分
<登り>
06:40 車止めPゲート出発
(北見富士林道 P~約5.5㎞)
08:15~20 北尾根取付き(C900付近)
C950付近から急登
09:35 北見富士頂上
<下り>
09:55 下山開始
10:50 林道出合(C900付近)
12:05 登山口P
下山後、国道39号線厚和付近から見た「北見富士」
★ 未踏1000m超峰シリーズ・・・
今回も山友の山行報告に触発されて急きょ計画を立てた「北見富士」だった。
この山は、北海道百名山にも選ばれているが、同名の山が道北の紋別市にもう一つあるので注意
したい。
以前は、山頂近くを走る北見富士林道を北尾根の取付き点まで車が入れたため、登頂は比較的楽だ
ったと思われる。しかし、2016年8月の三度に渡る台風が北海道に上陸し、各地に甚大な被害
を及ぼし、北見富士林道も一部決壊して以降通行止めとなってしまった。
現在は、北見富士林道出合から約1.5㎞地点で通行止めとなり鎖ゲートがされている。ゲート手
前には数台の駐車スペースがあった。取付きまで約5.5㎞のアルバイトが付加され、林道も荒れ
放題のまま、朝露でズボンを濡らした。オヤジの糞も多いと聞いていたので緊張しながら、終始笛
を吹いていたが、幸いその形跡は無く結果安堵した。
もう一つの北見富士(1306m)も未踏のままだが、まずは北海道百名山117/118座目となるこの
山の初登頂を目指す事にした。
★ 前泊は層雲峡P・・・
登山口まで片道200kmを超えるようなところは基本「前泊り」である。
若いころは深夜の出発も車の運転も苦では無かったが、今は敢えて時間もあるので無理は禁物だ。
前泊の場所も馴染みの「層雲峡駐車場」に決めて自宅を午後から出発した。
コロナ緊急事態宣言下、公共のお風呂はほとんど臨時休業だったが「黒岳の湯」は営業している
事を確認したので安堵した。入浴後は、休憩室で生ビールを飲み、二人だけの「前祝」はいつも
の儀式である。その後、車に戻ってゆっくり夕食を取った。
GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・
★ 登山口まで約1時間・・・
層雲峡駐車場から国道39号線を走り、登山口となる瑠辺蘂町厚和まで約50km強だった。
ナビを頼りに国道から道道に左折して約5km進むと「厚松橋」手前に「北見富士林道」の標識
があり左折する。林道は狭いが走行に支障はなく走り易かった。約1.5km走ると鎖ゲートが
あり通行止め標識もあった。ゲート手前には、数台の駐車スペースがある。ここまで約1時間。
日帰りだと自宅から5時間を要する場所だ。改めて前泊して良かったと納得する。
鎖ゲートからスタート・・・その先は早々に荒れていた・・・
この状態はまだ良い方です・・・
唯一林道から望めた「北見富士」でした・・・
完全に蕗畑になった場所もありました・・・
★ 緊張した林道歩き・・・
静けさとガスと奥深き樹林帯に最初から緊張感が漂う・・・。
当初はここから尾根の取付きまで7kmあると思っていたが、車で1.5km進んだので実際に
は5.5kmだった。
歩き始めてすぐ林道が崩壊している個所があり、車の通行は不可と分かる。時に蕗畑、時に灌木
の嵐と笹の応酬は朝露でズボンがビショビショになった。二人で終始笛は吹きっ放し、緊張した
林道歩きの時間は短く感じた程だ。ただ幸いに熊の糞も形跡も感じなかったので先ずは安堵する
も頂上までずっと笛は吹いていた。
余談になるが、この林道の荒れ具合からあと5年もしたら完全に廃道化して歩くのも困難になる
のではと思った。それは灌木の若木が完全に林道を塞ぎ、その脇は笹が覆い藪漕ぎ状態だったか
らである。
幸いまだ踏み跡らしき道があったので、ズボンを濡らしただけで通る事が出来たが登るなら近々
がチャンスかも知れない。(個人の感想)
「サラシナショウマ」と思われる。林道脇や林内にも多く咲いていた。
林道から北尾根出合の笹原にピンテが沢山付いていた。入り口が分かり難い。
北尾根の登行ルートは比較的歩き易いが、C950から急登である。
シダ類が多い急登の北尾根も明瞭?な踏み跡とピンテは逃せない・・
もう秋ですね。ゴゼンタチバナの赤い実です・・・
頂上に着きましたぁ~!
★ キノコの山だった・・・
林道自体はずっと続いているが、取付き点に来るとピンテが付けられていて一目で分かる。
尾根の入り口は、笹で分かり難いが、その先にもピンテが付いているのでよく見ると踏み跡が確
認出来た。その後も頂上までピンテと踏み跡を頼りに登ると迷わずに登れるが、見落とすと余計
なアルバイトがありそうなので注意は必要だろう。
最初は低い笹と針広混合樹林帯の平坦な尾根を辿り、C950付近から一気に急登の斜度となる。
この急登は頂上まで続き、松の若木が現れると頂上は近い。そして、目に付いたのが「キノコ」
である。ほとんどがナラタケ (ボリボリ)で一部シメジもあった。丁度食べ頃が多く、下山時に少
しだけ頂いて降りる事にした。
登り切った先に標識が・・・
2021年9月6日(月) 「北見富士(1291m)」初登頂・・・
二等三角点 点名「三角山 サンカクヤマ」・・・確かにね。
下山時、快晴となり林道から望む北見富士
「アメリカオニアザミ」と言うらしい。翼には鋭いトゲがある。ヨーロッパ原産の帰化植物らしい。
無事下山しました・・❣ 終わって見れば、ちょっと呆気ない?かぁ~でした。
★ 終わって見れば・・・
尾根の取付きからは踏み跡とピンテを逃さぬよう登れば約1時間半で頂上。
下りも約1時間で林道出合となるのでちょっと呆気ない山行だったが、林道歩きが付加した事で
それなりの疲労感はあった。
山友を始め、他人の山情報だけを頼りに臨む未踏1000m超峰だが、焦る事無く一つ一つ潰し
て行く事が私たちらしいと思っている。どんな方法であれ、残る未踏峰の挑戦は簡単ではない。
加齢を理由にはしたくないが、落ちる体力は否めず、スピードもどんどん遅くなっている。
ただ、現役時代より時間はあるので、日帰りから1泊、2泊になっても臨む気持ちが絶えるまで
続けたいと思っている。
層雲峡に残っている未踏「残月峰(1091m)」も気になり、翌日に登る事も出来たがいつもの癖で
やり遂げた一座に満足すると次の一座は翌日では無かった・・・😢
あっさりと車は帰路となり夜の帰宅となって安着である。
北大雪・・・北見富士 (1291m)
■ 山 行 日 2021年9月6日(月) 日帰り
■ ル ー ト 北見富士林道~北尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №23
■ 登 山 形 態 林道歩き&踏み跡 (登山靴)
■ 地 形 図 1/25000地形図 「富士見」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「三角山 サンカクヤマ」
■ コースタイム 登り 2時間55分 下り 2時間10分
<登り>
06:40 車止めPゲート出発
(北見富士林道 P~約5.5㎞)
08:15~20 北尾根取付き(C900付近)
C950付近から急登
09:35 北見富士頂上
<下り>
09:55 下山開始
10:50 林道出合(C900付近)
12:05 登山口P
下山後、国道39号線厚和付近から見た「北見富士」
★ 未踏1000m超峰シリーズ・・・
今回も山友の山行報告に触発されて急きょ計画を立てた「北見富士」だった。
この山は、北海道百名山にも選ばれているが、同名の山が道北の紋別市にもう一つあるので注意
したい。
以前は、山頂近くを走る北見富士林道を北尾根の取付き点まで車が入れたため、登頂は比較的楽だ
ったと思われる。しかし、2016年8月の三度に渡る台風が北海道に上陸し、各地に甚大な被害
を及ぼし、北見富士林道も一部決壊して以降通行止めとなってしまった。
現在は、北見富士林道出合から約1.5㎞地点で通行止めとなり鎖ゲートがされている。ゲート手
前には数台の駐車スペースがあった。取付きまで約5.5㎞のアルバイトが付加され、林道も荒れ
放題のまま、朝露でズボンを濡らした。オヤジの糞も多いと聞いていたので緊張しながら、終始笛
を吹いていたが、幸いその形跡は無く結果安堵した。
もう一つの北見富士(1306m)も未踏のままだが、まずは北海道百名山117/118座目となるこの
山の初登頂を目指す事にした。
★ 前泊は層雲峡P・・・
登山口まで片道200kmを超えるようなところは基本「前泊り」である。
若いころは深夜の出発も車の運転も苦では無かったが、今は敢えて時間もあるので無理は禁物だ。
前泊の場所も馴染みの「層雲峡駐車場」に決めて自宅を午後から出発した。
コロナ緊急事態宣言下、公共のお風呂はほとんど臨時休業だったが「黒岳の湯」は営業している
事を確認したので安堵した。入浴後は、休憩室で生ビールを飲み、二人だけの「前祝」はいつも
の儀式である。その後、車に戻ってゆっくり夕食を取った。
GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・
★ 登山口まで約1時間・・・
層雲峡駐車場から国道39号線を走り、登山口となる瑠辺蘂町厚和まで約50km強だった。
ナビを頼りに国道から道道に左折して約5km進むと「厚松橋」手前に「北見富士林道」の標識
があり左折する。林道は狭いが走行に支障はなく走り易かった。約1.5km走ると鎖ゲートが
あり通行止め標識もあった。ゲート手前には、数台の駐車スペースがある。ここまで約1時間。
日帰りだと自宅から5時間を要する場所だ。改めて前泊して良かったと納得する。
鎖ゲートからスタート・・・その先は早々に荒れていた・・・
この状態はまだ良い方です・・・
唯一林道から望めた「北見富士」でした・・・
完全に蕗畑になった場所もありました・・・
★ 緊張した林道歩き・・・
静けさとガスと奥深き樹林帯に最初から緊張感が漂う・・・。
当初はここから尾根の取付きまで7kmあると思っていたが、車で1.5km進んだので実際に
は5.5kmだった。
歩き始めてすぐ林道が崩壊している個所があり、車の通行は不可と分かる。時に蕗畑、時に灌木
の嵐と笹の応酬は朝露でズボンがビショビショになった。二人で終始笛は吹きっ放し、緊張した
林道歩きの時間は短く感じた程だ。ただ幸いに熊の糞も形跡も感じなかったので先ずは安堵する
も頂上までずっと笛は吹いていた。
余談になるが、この林道の荒れ具合からあと5年もしたら完全に廃道化して歩くのも困難になる
のではと思った。それは灌木の若木が完全に林道を塞ぎ、その脇は笹が覆い藪漕ぎ状態だったか
らである。
幸いまだ踏み跡らしき道があったので、ズボンを濡らしただけで通る事が出来たが登るなら近々
がチャンスかも知れない。(個人の感想)
「サラシナショウマ」と思われる。林道脇や林内にも多く咲いていた。
林道から北尾根出合の笹原にピンテが沢山付いていた。入り口が分かり難い。
北尾根の登行ルートは比較的歩き易いが、C950から急登である。
シダ類が多い急登の北尾根も明瞭?な踏み跡とピンテは逃せない・・
もう秋ですね。ゴゼンタチバナの赤い実です・・・
頂上に着きましたぁ~!
★ キノコの山だった・・・
林道自体はずっと続いているが、取付き点に来るとピンテが付けられていて一目で分かる。
尾根の入り口は、笹で分かり難いが、その先にもピンテが付いているのでよく見ると踏み跡が確
認出来た。その後も頂上までピンテと踏み跡を頼りに登ると迷わずに登れるが、見落とすと余計
なアルバイトがありそうなので注意は必要だろう。
最初は低い笹と針広混合樹林帯の平坦な尾根を辿り、C950付近から一気に急登の斜度となる。
この急登は頂上まで続き、松の若木が現れると頂上は近い。そして、目に付いたのが「キノコ」
である。ほとんどがナラタケ (ボリボリ)で一部シメジもあった。丁度食べ頃が多く、下山時に少
しだけ頂いて降りる事にした。
登り切った先に標識が・・・
2021年9月6日(月) 「北見富士(1291m)」初登頂・・・
二等三角点 点名「三角山 サンカクヤマ」・・・確かにね。
下山時、快晴となり林道から望む北見富士
「アメリカオニアザミ」と言うらしい。翼には鋭いトゲがある。ヨーロッパ原産の帰化植物らしい。
無事下山しました・・❣ 終わって見れば、ちょっと呆気ない?かぁ~でした。
★ 終わって見れば・・・
尾根の取付きからは踏み跡とピンテを逃さぬよう登れば約1時間半で頂上。
下りも約1時間で林道出合となるのでちょっと呆気ない山行だったが、林道歩きが付加した事で
それなりの疲労感はあった。
山友を始め、他人の山情報だけを頼りに臨む未踏1000m超峰だが、焦る事無く一つ一つ潰し
て行く事が私たちらしいと思っている。どんな方法であれ、残る未踏峰の挑戦は簡単ではない。
加齢を理由にはしたくないが、落ちる体力は否めず、スピードもどんどん遅くなっている。
ただ、現役時代より時間はあるので、日帰りから1泊、2泊になっても臨む気持ちが絶えるまで
続けたいと思っている。
層雲峡に残っている未踏「残月峰(1091m)」も気になり、翌日に登る事も出来たがいつもの癖で
やり遂げた一座に満足すると次の一座は翌日では無かった・・・😢
あっさりと車は帰路となり夜の帰宅となって安着である。
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