STST(札幌登山道整備隊)の整備終了
今がチャンス・・・札 幌 岳(1293m)
■ 山 行 日 2019年7月16日(火) 日帰り
■ コ ー ス 豊滝コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №23
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「札幌岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 「点名 札幌岳 サッポロダケ」
■ コースタイム 登り 2時間35分 下り 1時間50分
<登り>
07:20 ゲート出発
盤の沢林道約3.3㎞
08:10~15 登山口
08:22~27 お休み処(渡渉前)
08:45 がんばる坂(始まり)
08:55 がんばる坂(終わり)・・頂上まであと1㎞
09:27 縦走路分岐・・頂上まであと500m
09:55 札幌岳頂上
<下り>
10:30 下山開始
10:45 分岐
11:00 がんばる坂(終わり)
11:06 がんばる坂(始まり)
11:16~20 渡渉とお休み処
11:28 登山口
12:20 ゲートP帯
札幌岳豊滝コースへ続く「盤の沢林道」入口ゲート
★ STSTの活動・・・
昨年発足したSTSTこと札幌登山道整備隊は、年間通した活動を行い雪解けの進んだ
5月から本格的に登山道整備の活動を行っています。特に今回整備の重点道のひとつに
なった札幌岳豊滝コースは、長年訪れる愛好家も少なくなり廃道化を危惧する声も聞こ
えていました。その理由の一つに登山口までのアプローチである林道が崩壊や危険性を
理由に閉鎖されたためゲートから約3.5㎞も歩くアルバイトが付加されることと登山
道の整備がされていないまま放置されたため倒木や笹で不明瞭になってしまった事にあ
ると考えられます。
STSTは、まずその実態を把握するために林道と登山道の偵察を行い、林道を管理す
る石狩森林管理署などにその報告と整備に関する要望を出しながらSTSTが独自で整
備する事の承認を得て、これまでに5回におよぶ整備活動を行って来たところです。
その最後が7/14となり、林道を含めた登山道全コースの整備を終了し、藪の無いス
ッキリした登山道になりました。
私自身も隊員の一人として僅か一回のお手伝いしか出来ませんでしたが、笹刈り機を用
いて縦走路まで一日汗を流し、活動に加われたことに安堵したところです。
最後までやり通した他の隊員たちの苦労を思えば、こうしたボランティア活動を無駄に
しないようより多くの愛好者にこの豊滝コースを利用して頂き、最後は行政の腰を上げ
てもっと安全に利用出来る対策をしてくれることを願っている次第です。
手前味噌で申し訳ないが、STSTの成果とこのコースからは未踏の札幌岳を目指した
いと本日夫婦で出掛ける事にしました。
盤の沢林道に咲く可憐な「ガクアジサイ」
林道途中に付けられた案内標識は、これからどんどん出て来ます・・
実質的な登山口・・・以前はここまで車が入れた。
★ 盤の沢林道の閉鎖・・・
ゲートで閉ざされた盤の沢林道出合から登山口までは約3.5㎞ある。
徒歩だと約1時間が登行時間に付加され、たかが1時間、されど1時間で思うところは
様々だ。実際歩いて見ると林道の危険個所はゲートから約700mの場所に一ヶ所あり、
土砂崩れにより悪路になっていたが、STSTの応急処置により今は普通車でも通過出
来る状況だった。(あくまで素人の感想です)
それ以外の林道は、ほぼ通行には支障が無く通る事は可能な状態と見る。ただ、登山口
から900m手前、つまりゲートから約2.6㎞地点で車止め状態でその先は徒歩のみ
通行可の状態だ。仮にゲートが解放されても2.6㎞しか走れず、駐車スペースも無い
事を考えると現状では歩くのがベストと言えよう。
贅沢を言えば、ゲート前の駐車スペースを整備して頂き、多くの車が駐車出来れば文句
は無いのだが・・・。
★ 遊び心満載の標識・・・
STSTの活動は、登山道の整備が主体ではあるが、迷い易い場所や頂上にも標識を付
けたり交換したりする活動も行っている。特に冬期間は登山道整備が出来なくなるので、
標識の新たな設置や取り換えなどを中心にこれまでも行って来た。
登山口から10分と歩かない沢の傍に作られた「お休み処」
休むには丁度良い倒木を利用して一休みの場所に・・・実際には休む時間ではないが、
ゲート出発から計算すれば丁度良い休憩所ではある。
「お休み処」のすぐ先に渡渉点がありその先から尾根に上がり始める・・
小沢を渡渉して尾根の取付きに付けられた標識
「山頂まで1㎞」短くも長く感じる?標識かも・・・
★ シラネアオイの群生地・・・
「群生地」と言うのは、少し誇張かも知れないが、通称「がんばる坂」と付けられた
この坂の左右の斜面は「シラネアオイ」が多く咲く場所だ。6月の整備の時それと分
かる。
命名者は誰なのか?よくある「がんばる坂」の急登は結構キツイ・・・
「がんばる坂」の終わりまで約10分だ。
がんばる坂終わりのすぐ先にある倒木を処理した証? STSTをアピールするマジックだ
ちょっと分かりにくいかも知れないが、整備された登山道はスッキリしている
縦走路分岐の頭上に付けられた標識・・・あと500mも30分ほど掛かる
分岐から頂上手前まで咲いていた「ゴゼンタチバナ」に結構癒されるものだ・・・
頂上に咲いていた「シロバナニガナ」
★ 感慨無量・・・
今回の登行に限っては、登行記録よりも整備された登山道や標識に注目して頂きたい。
標識の作成は、代表である二ヨさんと隊長アベレージさんの得意分野。ピンテも要所
に付けられていて「過保護」と言いたくなる数の多さに驚いた。されど今まであまり
利用の無かったコースだけに始めて訪れる登山者にアピールするにはこれくらいあっ
ても良いのかなと自己評価。道迷いするよりも安全な登行に繋がる標識は助かるもの
である。
整備された登山道の中でも1000mを越える頃の縦走路分岐手前から頂上直下まで
の間が最大の難所だったと思う。太い根曲がり竹が登山道を完全に覆いつくしていた
し、急斜度でズルズル滑る難所。重い笹刈り機を駆使して強引に笹を切り出し後続の
サポート隊が切られた笹を整理していく。その距離は数百mに及んだ。
一銭にもならないボランティア
誰がためにこんな苦労をするのか?なんて愚痴る隊員は一人もいない。
笹刈り機もチェーンソーも自ら購入する自腹。
一度終わった「神威岳」整備では10回以上通ってようやく整備を終了したが、昨年
9月の台風で再び倒木の嵐だ。再び整備の再開だが、登山口から神威岳頂上まで約3
時間を要するため作業時間は2~3時間しか出来ない。それでも地道に通いさっぱり
した登山道を見ると達成感が沸くものである。
思い返せば、「感慨無量」と自己満足・・・。
それが、札幌登山道整備隊なのかなぁ~と。
人手不足、金不足で登山道の整備が滞っている山は多い。
自然災害の規模が想像を絶する被害となり、関係する行政側もすぐに行動出来ないの
が現状。貧乏な日本・・・予算と人を配する余裕がないようだ。
この標識もきれいに塗り直されています・・・
12年ぶり7回目の登頂(チーヤンは14年ぶり2回目)でした・・
ガスで眺望はゼロだったが、下山するころにちょっとだけ切れて見た下界・・・
今がチャンス・・・札 幌 岳(1293m)
■ 山 行 日 2019年7月16日(火) 日帰り
■ コ ー ス 豊滝コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №23
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「札幌岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 「点名 札幌岳 サッポロダケ」
■ コースタイム 登り 2時間35分 下り 1時間50分
<登り>
07:20 ゲート出発
盤の沢林道約3.3㎞
08:10~15 登山口
08:22~27 お休み処(渡渉前)
08:45 がんばる坂(始まり)
08:55 がんばる坂(終わり)・・頂上まであと1㎞
09:27 縦走路分岐・・頂上まであと500m
09:55 札幌岳頂上
<下り>
10:30 下山開始
10:45 分岐
11:00 がんばる坂(終わり)
11:06 がんばる坂(始まり)
11:16~20 渡渉とお休み処
11:28 登山口
12:20 ゲートP帯
札幌岳豊滝コースへ続く「盤の沢林道」入口ゲート
★ STSTの活動・・・
昨年発足したSTSTこと札幌登山道整備隊は、年間通した活動を行い雪解けの進んだ
5月から本格的に登山道整備の活動を行っています。特に今回整備の重点道のひとつに
なった札幌岳豊滝コースは、長年訪れる愛好家も少なくなり廃道化を危惧する声も聞こ
えていました。その理由の一つに登山口までのアプローチである林道が崩壊や危険性を
理由に閉鎖されたためゲートから約3.5㎞も歩くアルバイトが付加されることと登山
道の整備がされていないまま放置されたため倒木や笹で不明瞭になってしまった事にあ
ると考えられます。
STSTは、まずその実態を把握するために林道と登山道の偵察を行い、林道を管理す
る石狩森林管理署などにその報告と整備に関する要望を出しながらSTSTが独自で整
備する事の承認を得て、これまでに5回におよぶ整備活動を行って来たところです。
その最後が7/14となり、林道を含めた登山道全コースの整備を終了し、藪の無いス
ッキリした登山道になりました。
私自身も隊員の一人として僅か一回のお手伝いしか出来ませんでしたが、笹刈り機を用
いて縦走路まで一日汗を流し、活動に加われたことに安堵したところです。
最後までやり通した他の隊員たちの苦労を思えば、こうしたボランティア活動を無駄に
しないようより多くの愛好者にこの豊滝コースを利用して頂き、最後は行政の腰を上げ
てもっと安全に利用出来る対策をしてくれることを願っている次第です。
手前味噌で申し訳ないが、STSTの成果とこのコースからは未踏の札幌岳を目指した
いと本日夫婦で出掛ける事にしました。
盤の沢林道に咲く可憐な「ガクアジサイ」
林道途中に付けられた案内標識は、これからどんどん出て来ます・・
実質的な登山口・・・以前はここまで車が入れた。
★ 盤の沢林道の閉鎖・・・
ゲートで閉ざされた盤の沢林道出合から登山口までは約3.5㎞ある。
徒歩だと約1時間が登行時間に付加され、たかが1時間、されど1時間で思うところは
様々だ。実際歩いて見ると林道の危険個所はゲートから約700mの場所に一ヶ所あり、
土砂崩れにより悪路になっていたが、STSTの応急処置により今は普通車でも通過出
来る状況だった。(あくまで素人の感想です)
それ以外の林道は、ほぼ通行には支障が無く通る事は可能な状態と見る。ただ、登山口
から900m手前、つまりゲートから約2.6㎞地点で車止め状態でその先は徒歩のみ
通行可の状態だ。仮にゲートが解放されても2.6㎞しか走れず、駐車スペースも無い
事を考えると現状では歩くのがベストと言えよう。
贅沢を言えば、ゲート前の駐車スペースを整備して頂き、多くの車が駐車出来れば文句
は無いのだが・・・。
★ 遊び心満載の標識・・・
STSTの活動は、登山道の整備が主体ではあるが、迷い易い場所や頂上にも標識を付
けたり交換したりする活動も行っている。特に冬期間は登山道整備が出来なくなるので、
標識の新たな設置や取り換えなどを中心にこれまでも行って来た。
登山口から10分と歩かない沢の傍に作られた「お休み処」
休むには丁度良い倒木を利用して一休みの場所に・・・実際には休む時間ではないが、
ゲート出発から計算すれば丁度良い休憩所ではある。
「お休み処」のすぐ先に渡渉点がありその先から尾根に上がり始める・・
小沢を渡渉して尾根の取付きに付けられた標識
「山頂まで1㎞」短くも長く感じる?標識かも・・・
★ シラネアオイの群生地・・・
「群生地」と言うのは、少し誇張かも知れないが、通称「がんばる坂」と付けられた
この坂の左右の斜面は「シラネアオイ」が多く咲く場所だ。6月の整備の時それと分
かる。
命名者は誰なのか?よくある「がんばる坂」の急登は結構キツイ・・・
「がんばる坂」の終わりまで約10分だ。
がんばる坂終わりのすぐ先にある倒木を処理した証? STSTをアピールするマジックだ
ちょっと分かりにくいかも知れないが、整備された登山道はスッキリしている
縦走路分岐の頭上に付けられた標識・・・あと500mも30分ほど掛かる
分岐から頂上手前まで咲いていた「ゴゼンタチバナ」に結構癒されるものだ・・・
頂上に咲いていた「シロバナニガナ」
★ 感慨無量・・・
今回の登行に限っては、登行記録よりも整備された登山道や標識に注目して頂きたい。
標識の作成は、代表である二ヨさんと隊長アベレージさんの得意分野。ピンテも要所
に付けられていて「過保護」と言いたくなる数の多さに驚いた。されど今まであまり
利用の無かったコースだけに始めて訪れる登山者にアピールするにはこれくらいあっ
ても良いのかなと自己評価。道迷いするよりも安全な登行に繋がる標識は助かるもの
である。
整備された登山道の中でも1000mを越える頃の縦走路分岐手前から頂上直下まで
の間が最大の難所だったと思う。太い根曲がり竹が登山道を完全に覆いつくしていた
し、急斜度でズルズル滑る難所。重い笹刈り機を駆使して強引に笹を切り出し後続の
サポート隊が切られた笹を整理していく。その距離は数百mに及んだ。
一銭にもならないボランティア
誰がためにこんな苦労をするのか?なんて愚痴る隊員は一人もいない。
笹刈り機もチェーンソーも自ら購入する自腹。
一度終わった「神威岳」整備では10回以上通ってようやく整備を終了したが、昨年
9月の台風で再び倒木の嵐だ。再び整備の再開だが、登山口から神威岳頂上まで約3
時間を要するため作業時間は2~3時間しか出来ない。それでも地道に通いさっぱり
した登山道を見ると達成感が沸くものである。
思い返せば、「感慨無量」と自己満足・・・。
それが、札幌登山道整備隊なのかなぁ~と。
人手不足、金不足で登山道の整備が滞っている山は多い。
自然災害の規模が想像を絶する被害となり、関係する行政側もすぐに行動出来ないの
が現状。貧乏な日本・・・予算と人を配する余裕がないようだ。
この標識もきれいに塗り直されています・・・
12年ぶり7回目の登頂(チーヤンは14年ぶり2回目)でした・・
ガスで眺望はゼロだったが、下山するころにちょっとだけ切れて見た下界・・・
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