エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

連続・夕張岳(1668m)

2020年06月23日 | 山紀行 (増毛・夕張・芦別)
遠征予定からの変更、連続も・・・
花の百名山・・・夕張岳(1668m)その2
■ 山 行 日    2020年6月23日(火)
■ コ ー ス    冷水コース~馬の背コース
■ メ ン バ ー     夫婦登山 №21
■ 登 山 形 態     登山道
■ 地 形 図    1/25000地形図  「夕張岳」
■ 三角点・点名   一等三角点 点名「夕張岳 ユウバリダケ」
■ コースタイム   登り 4時間25分  下り 2時間45分  
<登り>
07:30        登山口ゲート出発
07:40        冷水コース登山口
08:35~40     冷水の沢
08:55        分岐
09:25~35     石原平
09:45        望岳台
10:10        憩い沢
10:20        前岳湿原
10:40        蛇紋岩崩壊地
11:00~05     1400m湿原(作業あり)
11:25~30     吹き通し
11:55        夕張岳頂上

<下り>
12:15        下山開始
13:20        前岳湿原
13:45~55     望岳台休憩
14:02        石原平
14:20        分岐(馬の背コースへ)
15:00        ヒュッテ
15:10        登山口ゲートP



新夕張岳ヒュッテと炊事棟(右側) 下山時に撮影

★ 連続の夕張岳・・・
予定は大雪山系の一泊遠征だった。
しかし、現地の天気予報が思わしくなく呆気に中止。
ならば、日帰りで行ける山を選択するとチーヤンから夕張岳とリクエストがあった。
一昨日登ったばかりだが、花の好きなチーヤンにすれば納得の選択肢で条件にハマった。
メンバーが変われば同じ山とて別な楽しみ方となり、それが夫婦なら自分たちのペース
でゆっくり写真を撮りながら登れる利点もある。更に平日だから登山者もグッと少ない
だろうと予想し決定した。



冷水コース登山口、カウンター器を2回押してからスタート

★ 登山口ゲート近くに駐車・・・
自宅から約1時間半で登山口ゲート前の駐車帯に着くありがたさ。
平日もはやり人気の山でゲートのすぐ前の駐車帯は満車状態だったが、その後ろ側にはま
だ停められるスペースがあり余裕で停めた。準備して登山ポストを覗くと先行グループは
8組ほど記入があった。いつもならヒュッテからスタートして冷水コースへ向かうが、今
日は本来の登山口ゲートからスタートして登山開始となる。冷水コース登山口までは10
分ほど砂利道を登り登山道コースへ進む。分岐には登山者の人数をカウントする「手持ち
数取り器」が設置してあり自分でカウントする仕組みだ。

今日のメインは何と言っても「花」である・・。
出来るだけ見た花は撮る事にした。一昨日撮った花と重なる事承知で一味違う花を撮る事
に・・・。



いつも最初に迎えてくれる花は「ズダヤクシュ」から・・・


「ミヤマハンショウズル」


「ムラサキヤシオ」


「ゴゼンタチバナ」の若咲き


ゴゼンタチバナ その2


「ウコンウツギ」


「ミネザクラ」


「馬の背コース分岐点」の標識


いよいよチーヤン一番の「シラネアオイ」が登場・・


大花で元気いっぱいに癒される・・・


シラネアオイ白花とチーヤン


もうここで帰っても良いよ・・・


歓喜沸くシラネアオイのジュータンに感動


「ノウゴウイチゴ」


「ハクサンチドリ」


「オオタチツボスミレ」


「カラマツソウ」


「エゾエンゴサク」


「ウラジロナナカマド」


「オオバキスミレ」


オオバキスミレの小群落


「ツバメオモト」


「エゾイチゲ」


「サンカヨウ」


「ミツバオウレン」


「ミヤマキンポウゲ」


ミネザクラとガマ岩のコラボ


固有種「ユウパリコザクラ」


「ミヤマオダマキ」


「チングルマ」


「ユウバリアズマギク」


ユウバリアズマギク その2


「イワイチョウ」


「タカネグンバイ」


ミヤマオダマキ、タカネグンバイ、ミヤマキンポウゲのコラボ


「ユキバヒゴタイ」の蕾


固有種「ユウバリソウ」


ユウバリソウ その2


「ナンブイヌナズナ」とユウバリソウ


固有種「ユウバリキンバイ」


「エゾミヤマクワガタ」


「エゾヒメクワガタ」


「ハルザキヤマガラシ」


「イワウメ」


「ハクサンイチゲ」とチーヤン


夕張岳神社


「キバナシャクナゲ」


「コケモモ」または「コメバツガザクラ」


コケモモ その2?


「ミヤマダイコンソウ」

★ 虫ムシの頂上・・・
頂上が近づけば、次第にスライドするパーティーが多くなり先行していただろう8組と
挨拶する。頂上直下にある夕張岳神社付近で何組かのパーティーが休んでいたが、頂上
には誰の姿も見えなかった。それは「虫」が多いからとすぐに教えられ納得した。

11:55 誰も居ない虫ムシの頂上に着いた。
私は二日ぶり34回目、チーヤンは4年ぶり11回目の登頂だった・・。
生憎のガスで視界はほとんど無く一時は直下の神社さえ見えなくなるほどだったが、次
第に晴れ間も見え始めるも、やはり虫は無視出来なかった・・。

ムシ以外は風も無く暖かく快適だったことが悔やまれるが、それでも20分程滞在した
のでエバ夫婦としては長い方かも知れない。
下山前に必ず確認する花「ミヤマオグルマ」はまだ蕾だったが、例年より株が増えてい
る印象で嬉しかった。この花が特に凄いと言う訳ではないが、頂上にしか咲いていない
のが謙虚でいつも気になる花だった。

下山は、ほとんど休まずそれぞれ淡々と下る事の多いエバ夫婦・・・
「エバさん?」って今回も2度ほど声を掛けられ嬉しかったし、少しだけお話も出来て
次の再会が楽しみだった。登りで撮り損ねた花を撮りながら馬の背コースへ降りた。



6/23 夕張岳(1668m)頂上 エバ34回目、チーヤン11回目の登頂


頂上に咲く「ミヤマオグルマ」の蕾


「イワベンケイ」の蕾


「オオカサモチ」の蕾?


通称ネギ坊主「シロウマアサツキ」


「夕張岳三座」の一つ「前岳(1501m)」


もう一つ「滝ノ沢岳(姫岳)(1353m)」


最後に見納め・・・石原平のシラネアオイでしたぁ~


馬の背コースの倒木1・直径50㎝ほどだが潜って抜けるしかない・・・この直ぐ後に下の倒木


馬の背コースの倒木2・直径1m以上あり潜るのも大変・・・気になる2本だ!

★ ほんの一部も40種・・・
1.ズダヤクシュ 2.ムラサキヤシオツツジ 3.ミヤマハンショウズル
4.ゴゼンタチバナ 5.ウコンウツギ 6.シラネアオイ 7.ミネザクラ 
8.ノウゴウイチゴ 9.ハクサンチドリ 10.オオタチツボスミレ 
11.カラマツソウ 12.エゾエンゴサク 13.オオバキスミレ 
14.ウラジロナナカマド 15.ツバメオモト 16.サンカヨウ
17.エゾイチゲ 18.ユウパリコザクラ 19.ミヤマオダマキ
20.シロウマアサツキ(通称ネギ坊主) 21.オオカサモチの蕾
22.イワベンケイの蕾 23.コケモモ⇒コメバツガザクラ 
24.ミヤマオグルマの蕾 25.ミヤマダイコンソウ 26.イワウメ
27.キバナシャクナゲ 28.エゾヒメクワガタ 29.タカネグンバイ
30.ハルザキヤマガラシ 31.ミヤマクワガタ 32.ナンブイヌナズナ
33.ユウバリアズマギク(ミヤマアズマギク) 34.ユウバリソウ 
35.ユウバリソウ 36.ユキバヒゴタイの蕾 37.イワイチョウ
38.チングルマ 39.ミヤマキンポウゲ 40.ミツバオウレン

このほかにも写真は撮れなかったが多くの花や草が咲いていた事を付け加えたいし、2日
前に蕾も無かった花が咲いていた変化が嬉しく、ユウパリコザクラのようにまだ見頃だっ
た花がもう終期?と思われる場面もあり、日々刻々と変わる夕張岳の面白さを改めて認識
した日でした・・。ここに載せられたのは僅か40種ですが、夕張岳には600種を超え
る花々が咲き、春から秋まで楽しませてくれるから飽きることは無い。


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