風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、今年は再び中欧へ~

天王洲 「銀河劇場」 にて

2015-10-13 12:06:35 | 日記・エッセイ・コラム
昨夜は「マザー」という劇の千秋楽だった。



評判通りの良い舞台だった。

第二次世界大戦末期、鹿児島県知覧町からは連日のように
特攻隊が飛び立っていった。

軍指定食堂「富屋食堂」の主人「鳥濱トメ」と、
若い特攻隊員との心の交わりの物語である。



内容は重いが、出演者の真剣な演技が私たちの胸を打つ。

大林素子さんのスポーツウーマンイメージも、良い意味で覆された。

舞台終演後、大林さんをはじめとして、阿藤快さん、ワッキーさん、
出演者の皆さん全員が見送ってくれた。

ワッキーさんと握手ができて、ちょっとラッキー?(笑)

特攻隊員と同年代の出演者たちのひたむきな芝居を見ていると、
70年も前のことが今の現実のように迫ってくる。

世界が不穏になっていく中、平和の尊さを改めて考えた。

平和って、強い意志で守っていかないと、
いつのまにか手からこぼれ落ちてしまう。

夜の劇場の周りを歩きながら思った。