《荒ぶる時》 あるいは 《動乱の時代》

2003年06月10日 | 歌っているのは?
 常日頃,つとめて年相応に小賢しそうに物事を分かったフリをしてはいるものの,それはあくまで見栄であり虚飾であり体裁繕いであって,結局わたしは何も知っちゃいないのだ。子供らのことも,妻のことも,世間のことも。平日の午前から公園のベンチで惚けている老人と,一体どこが違うというのか。  そういうわけで,ポール・ルカ Paul Loukaの話になる。ポール・ルカ! それは私にとって実に懐かしい響きを持つ . . . 本文を読む