現代日本における愛と憎しみのコンプレックス

2004年05月15日 | 日々のアブク
 詩人にとって春は実にツライ季節だ,などと嘗て歌ったのは,さて誰であったか。中原中也か,ウォルター・ホイットマンか,カール・ブッセか,中島ソノミか。いや,誰だって構わないんだけれども,ともかくそういった状況を現在の我が境遇に当て嵌めてみると,いい年をして,世間知らずの,高踏的な,タガの外れた,超カンチガイの,言ってみれば「萩原朔太郎的悲しみ」のようなものがフツフツと湧き上がってくる切ない季節のごと . . . 本文を読む