栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

ようこそ! 『栄子ママの箏だより』にお越しいただきありがとうございます。

2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

アイ・ミーン・・

2007-07-06 18:06:21 | お箏
お箏の先生から、4~5曲、楽譜を見ておいてと
言われた曲の中に<夜々の星>というのがあって・・

昨夜は、あれこれと本を読んでいるうちに
真夜中~になってしまいました

今日は、みぃちゃんとお稽古をしながら
小さい頃の<言い間違い>の話で大笑いになりました

朝の オシソミル(お味噌汁)
カニニカマレテチガガデター(蚊にかまれて血がでた)
おやつは カテスラ(カステラ)

トーモコロシをパベル(とうもろこしを食べる)
オスクリをのむ(お薬を飲む)

ミズブクソ~(水不足)

 6日夜 
光崎検校 作曲:<夜々の星>
再び・・三度思い悩んだ末、思うがままに書きしるして、
彼の人に見せようとしたが見てはくれない

海女が波をくぐって海底にあるミルメという海草を刈るというが
仮にもミルメと名がつくからには刈ってもらいたくない
ミルメ<見る目>を刈られては、すべては空しくなる
ミルメに手を触れてもらいたくないのが、
私の切なる願いなのである

心の内を手紙に書きしるしたことを思うと
恥しさで・・忍草のように、朝の露のように消え入りたい

かぼそい光の星が暗くなってしまうように
この想いが届かなくても絶望せずに
幾度も思いを込め、空を見上げて思案したすえ
私の涙を硯の水にして 燃える思いを書き送りたい
空高く輝いている星に言付けを頼みたい

謡曲<海人・あま>
藤原房前大臣が亡き母の亡霊と
讃岐・支度の浦で再会、回向する物語
・・水底の月を見るのに<海松布・みるめ>を刈ってのけよ・・
と命じるところを引用したようです
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夜々の星☆

2007-07-06 00:01:52 | お箏
王櫛笥(たまくしげ)、ふたたび三度思ふこと、
思ふがままに書きつけて、見すれど海女のかづきして、
苅るてふ底のみるめにも、ふれぬをいたみ頼みにし。

筆にさへだに恥かしの、軒のしのぶに消えやすき、
露の身にしもならまほし。

ならまく星の光りすら、絶えてあやなくなるまでも、
八夜九夜(やよここのよ)と思ひあかし、雲井をながめすべをなみ。

袖の雫に堰(せ)き入るる、硯の海に玉や沈めん。

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