山のオハナシ

お買い物に出かけて

高縄山を眺めると

1度だけ展望台まで行ったことを思い出します

かつてこの地を治めた豪族・河野氏の拠点として歴史上に登場した

緑豊かな霊山。山頂近くの高縄寺に
≪むささびの落とせし山毛欅の実なるらん　村上杏史≫の

句碑があり、ブナ林を滑空するムササビを想像したのは

2016年の12月…義母の献句も見つけて…展望台へ。

周辺の谷は、深くて急です。

多種多様な木々が紅葉して「山装う」秋、今年は

鮮やかな色にはならなかったようです。

伊予北条駅から眺めた

 

腰折山と恵良山

恵良山には、惠良城があり、湯築城の控え要地として

河野氏盛衰に直接的な役割を果たした城だったと聞いています。 

天正13年（1585年）河野氏滅亡ののち廃城。

恵良山はイブキビヤクシンの自然林としても知られているそうです。 

風早の地に伝わる昔話から・・・

腰折山と恵良山と鹿島山が並んで立っていて

「三つの山の中でどの山が一番強いか相撲をとろう」と

いうことになり、おとなしい惠良山が行司をつとめました。
腰折山と恵良山は、がっぷりと組んで相手を倒そうとするものの

実力伯仲で勝負はなかなかつかなかった・・・
暫くすると、腰折山が鹿島山を持ち上げて、

西の方の海に投げ飛ばした！
負けず嫌いの鹿島山は投げられながらも足をぐっと伸ばして、

腰折山をけとばした！

ーそのときからずっと腰が曲がったままの腰折山、気の毒ですー

（鹿島の写真は撮っていません）