ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2022/12/30 「キングダム・オブ・ヘブン」

2022-12-30 00:00:00 | 日記
「キングダム・オブ・ヘブン」(2005年米)

バリアン 鍛冶屋(オーランド・ブルーム)
ゴッドフリー卿 領主(リーアム・ニーソン)
シビラ エルサレム王の姉(エバ・グリーン)
ティベリウス卿 王の側近(ジェレミー・アイアンズ)
ルノー 王の側近(ブレンダン・グリーソン)
ギー シビラの夫
サラディン イスラム教徒の王

起:鍛冶屋のバリアンは、領主ゴッドフリーに同行する事に。
承:ゴッドフリーが死に、バリアンは遺志を継ぐ。
転:バリアンは反対するが戦争になる。
結:バリアンらは戦争に敗れ、エルサレムを引き渡す。

 1184年。エルサレムが十字軍に奪われて100年。
人々は新たな聖地を求めていた。
 バリアンは鍛冶屋として刀を作るが、領主ゴッドフリーに戦地へ誘われる。
ゴッドフリーは実の父親だと明かし、一緒に来るなら生活を保証すると告げる。
 一旦は断ったバリアンだが、結局同行する事に。
エルサレムに行けば罪を償えるかもと考えたのだ。
ゴッドフリーは、バリアンに剣を教える。
 バリアンは、弟の仇だと言う男に追われていた。
襲撃を受けて撃退するが、ゴッドフリーも傷つく。
 一行はエルサレムへ向かい、聖地への港メッシーナに到着。
ゴッドフリーは弱っており、弱きを助けるように誓わされる。
さらに、エルサレム王を助けよと。
刀を譲ってゴッドブリーは死に、バリアンは旅を再開する。

 バリアン一行は船で進むが遭難。
砂漠を一人で進む。
馬を奪おうとする男を倒し、彼の奴隷を解放する。
バリアンが倒したのはイスラムの勇士だった。
 バリアンはエルサレムへ到着。
ゴッドフリーの剣を持っていると知られ、歓待される。
 バリアンはエルサレム王の側近ティベリウス卿に会食。
同席を嫌がる男ギーが退席し、その妻シビラがバリアンを案内する事に。
 バリアンは、ライ病で仮面で顔を隠す人物に会う。彼が王なのだ。
王はバリアンに城を与え、キリスト教徒もイスラム教徒も受け入れろと告げる。
だが、与えられたイベリンは貧しい地で、水がなく、百家族がいると知る。
やむなく井戸を掘る。
シビラはここに滞在し、バリアンと愛し合うようになる。
 バリアンは王の指示で出陣。敗れるが、命は助けられる。

 イスラム教徒の王サラディンが訪れ、仮面の王に医師を送ると約束。
王を怒らせた側近ルノーは処刑を命じられる一方、バリアンは功績を評価される。
 エルサレム王の余命はわずかで、若き息子に跡継ぎは無理とされる。
王の姉であるシビラは、王が死ねば幼い甥が継ぎ、自分が統治する事になると話す。
 バリアンはシビラと結婚しろと言われるが、ギーを裏切る事を拒む。
 やがて王が死に、幼い甥が王位を継ぐ。
シビラは夫ギーを王に指名。ギーは戦争を決める。
バリアンは、戦えばサラディンの思う壺だと反対するが、結局出陣する事に。
これでエルサレムは滅びるだろう。
 甚大な被害が出て、エルサレムは焼失したとティベリウスは立ち去る。

 バリアンは、守るべきは城壁ではなく民の命だと訴える。
既に騎士はおらず、武器を持てる者をかき集める。
サラディンの攻撃を受け、バリアンらは果敢に戦うが、
城壁が破られ、敵兵がなだれ込んだ。
 バリアンらの敗色は濃厚で、
司祭さえ一旦イスラム教に改宗して、後で懺悔しろと言う。
バリアンはサラディンと交渉。
サラディンは、皆をキリスト教国に逃がし、王の運命をバリアンに委ねると告げる。
バリアンはエルサレムを引き渡し、人々は退去する。
 バリアンは英国王リチャードに会う。リチャードはサラディンと休戦協定を結ぶ。
その後1000年が経過するが、天の王国の平和はまだほど遠い。

 と言う訳で、リドリー・スコット監督による歴史大作。
もともと2時間超の大作だったものが、ディレクターズカット版として3時間超に。
鍛冶屋の息子オーランド・ブルームは、領主リーアム・ニーソンの養子になるが
リーアムが死んでしまい、オーランドがその後継者となる。
。。と言うあたりまでは、まあまあわかったんだけど、
その後、オーランドと部下は何かの争いに巻き込まれる事に。
あちらの歴史に詳しくない者には、ここがピンと来ず、なかなかに退屈。
流れでオーランド側は敗色濃厚となるが、
ここでオーランドが主導権を握って敵と和解し、聖地エルサレムの撤退を選ぶ。
つまりオーランドらがキリスト教側で、敵がイスラム教側だったと言う訳。
その後、現在まで双方の対立は続いていると言うのは知ってるので
そこらへんを前面に出してもらえれば、もう少し理解できたかも。
ちなみに、リーアムが出ているから観たんだけど、
彼は割に序盤で死に、後は惰性で見続けるのみ。
コメント
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