管理監督者として出来ることから始めよう!!「いつもと違う」部下に気をつける。
メンタルヘルスマネジメントは、組織立って保健師さんなどを雇うのではなく、まずはできることから始めようということで、管理監督者が部下のストレス状態に気をつけていくということがあります。気をつけるというのは、特別のことではなく、部下職員各々の「いつもと違う」ことに気が付くようにすることなのです。
たとえば、胃痛を発生させたとしても、いつも胃腸を壊しやすい部下であれば、いつもと違うとはとらえられません。ところが、普段は胃痛の丈夫な人であるのに、胃痛を発生させたとしたら、いつもと違うと捉えられます。この場合、ストレスによる胃痛かもしれません。普段からその部下の特徴をおさえておかなければなりませんが、普段からその部下とコミュニケーションをとらなければ、部下の管理はできませんから、その延長線上に捉えられるわけです。
このいつもと違うというのを把握するのは、日頃から一人ひとりの部下の特徴を知っておいて、その上で昨日と違う部下職員の「違い」に気が付くこと、すなわち時系列的な変化があったかをとらえることがポイントであるとされます。いつもと違う様子の例として、次のとおり掲げられていることころです。
●遅刻・早退・欠勤が増える。●休みの報告がない(無断欠勤がある) ●残業、休日出勤が増える
●作業の能率が悪くなる。思考力・判断力が低下する ●業務の結果が出てこない
●報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
●表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
●不自然な言動が目立つ ●ミスや事故が目立つ ●衣服が乱れたり、不潔であったりする
この無断欠勤については、無断欠勤という、組織管理上行ってはならないことがなぜ起きるかについては、本人が「電話ができない」ようになっていることなんだということです。最近は、ケイタイの普及によって、なぜできないのか不思議かもしれませんが、会社に電話ができない状態になっている、親や奥さんが電話をしてきたりします。私もそういう状況になっていたのかもしれませんが、経験があります。
また、会話がなくなる(その逆)とありますが、なぜ「会話がなくなるの逆」があり得るのかということですが、これは躁状態の時ですね。「活気・元気がないその逆」も同様です。
管理監督者としては、「仕事の管理」として部下の仕事ぶりに注意していると思いますが、その労務管理や仕事の進捗状況を見ながら、いつもと違う部下の「表情」として捉えることもできます。
1、通常でない出勤状況 2、遅刻や早退の増加 3、高い事故発生率
4、以前は素早くできた仕事に時間がかかる 5、以前は正確にできた仕事にミスが目立つ
6、ルーチンの仕事に手こずる 7、職務執行レベルが良かったり悪かったりする
8、取引先や顧客から苦情が多い 9、同僚の言い争いや、気分のムラが目立つ
10、期限に間に合わない 11、平均以上の仕事ができない
特に、仕事ぶりがいつもと違うと感じた場合に、その状態が2週間にわたっても続くようであれば、これは専門家の手を借りなければならないといえます。
参考:メンタルマネジメント検定試験公式テキスト(ラインケアーコース)
#####<いつも読んでいただきありがとうございます。>####
メンタルヘルスマネジメントは、組織立って保健師さんなどを雇うのではなく、まずはできることから始めようということで、管理監督者が部下のストレス状態に気をつけていくということがあります。気をつけるというのは、特別のことではなく、部下職員各々の「いつもと違う」ことに気が付くようにすることなのです。
たとえば、胃痛を発生させたとしても、いつも胃腸を壊しやすい部下であれば、いつもと違うとはとらえられません。ところが、普段は胃痛の丈夫な人であるのに、胃痛を発生させたとしたら、いつもと違うと捉えられます。この場合、ストレスによる胃痛かもしれません。普段からその部下の特徴をおさえておかなければなりませんが、普段からその部下とコミュニケーションをとらなければ、部下の管理はできませんから、その延長線上に捉えられるわけです。
このいつもと違うというのを把握するのは、日頃から一人ひとりの部下の特徴を知っておいて、その上で昨日と違う部下職員の「違い」に気が付くこと、すなわち時系列的な変化があったかをとらえることがポイントであるとされます。いつもと違う様子の例として、次のとおり掲げられていることころです。
●遅刻・早退・欠勤が増える。●休みの報告がない(無断欠勤がある) ●残業、休日出勤が増える
●作業の能率が悪くなる。思考力・判断力が低下する ●業務の結果が出てこない
●報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
●表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
●不自然な言動が目立つ ●ミスや事故が目立つ ●衣服が乱れたり、不潔であったりする
この無断欠勤については、無断欠勤という、組織管理上行ってはならないことがなぜ起きるかについては、本人が「電話ができない」ようになっていることなんだということです。最近は、ケイタイの普及によって、なぜできないのか不思議かもしれませんが、会社に電話ができない状態になっている、親や奥さんが電話をしてきたりします。私もそういう状況になっていたのかもしれませんが、経験があります。
また、会話がなくなる(その逆)とありますが、なぜ「会話がなくなるの逆」があり得るのかということですが、これは躁状態の時ですね。「活気・元気がないその逆」も同様です。
管理監督者としては、「仕事の管理」として部下の仕事ぶりに注意していると思いますが、その労務管理や仕事の進捗状況を見ながら、いつもと違う部下の「表情」として捉えることもできます。
1、通常でない出勤状況 2、遅刻や早退の増加 3、高い事故発生率
4、以前は素早くできた仕事に時間がかかる 5、以前は正確にできた仕事にミスが目立つ
6、ルーチンの仕事に手こずる 7、職務執行レベルが良かったり悪かったりする
8、取引先や顧客から苦情が多い 9、同僚の言い争いや、気分のムラが目立つ
10、期限に間に合わない 11、平均以上の仕事ができない
特に、仕事ぶりがいつもと違うと感じた場合に、その状態が2週間にわたっても続くようであれば、これは専門家の手を借りなければならないといえます。
参考:メンタルマネジメント検定試験公式テキスト(ラインケアーコース)
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