元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

職場研修理論<リーダーシップだけでなく『指導される力』も必要=斉藤一人>

2012-06-17 18:43:52 | 社会保険労務士
 我を通す自分に、いま知らされました。素直に「指導される力」も必要です!!
 
 斉藤一人さん、銀座まるかんの創始者、というより全国高額納税者番付け10位以内に連続ただひとりランクインし、2003年には累計納税額で日本一になったかたですが、この方の本が私は大好きです。手軽に読めて、人生の妙を心得ていて、非常に奥深い。将に人生の智慧をやさしいことばの中に、いっぱいつめているような気がするからです。精神的に迷ったとき、人生に迷ったときも、私は、この方の言葉に助けられています。斉藤氏の場合は、長年の経験に基づく活きた学問のような気がしますが、お弟子さんに言わせると、若い時から「人生の智慧」は言っていたようですので、これまた不思議です。
 
 何人ものお弟子=お弟子さんをということばも妙ですが、斉藤社長さんの場合は「お弟子さん」の関係のようです=を抱える社長さんですので、職場研修の理論とかリーダーシップ論とかをぶつのかと思ったら、あまりそんな著書は見受けられません。そうではなく、私が考えていなかった、もっと大切なものについて云われて、衝撃を受けた文章があります。全文をそっくりそのまま以下に載せます。*

 <注意をうまく受け入れる力を磨かないと、絶対にうまくいかない>
 指導力という言葉はよく聞きますが、指導される側の力についてはあまりいわれません。でも、指導される側の力があるのです。
 実は、指導される側の力がないために、ほとんどの人がこまっているのです。
 会社でうまくいかない人、出世できない人も、ちょっと考えてみてください。
 「きみ、こうしたほうがいいよ」と、自分がいわなければいけない立場に立ったときのことを。
 そのときブスッとしている人に、ちゃんといえますか。いいづらいでしょう?お説教しづらいでしょう。
 逆に、「気がつかないことを教えてくれてありがとうございます。これから気をつけます」という人がいたら、指導する側の心が軽くなるか ら、すごく助かります。ものがいいやすんです。
 あなたが社長だったら、云いやすい方を出世させますよね。もちろん指導力は大切ですが。
 忘れられているのは、指導力ではなくて、指導される側の力なのです。
 注意をうまく受け入れる力を磨かないと、絶対にうまくいかないのです。

 弟子(大分中津市で、日本一のたこ焼き屋になった若社長、彼は毎たび、東京に出かけて教えを請うたが、それが「斉藤一人の道は開ける」に著されている。)の永松茂久氏が、斉藤一人の弟子になって教えを受け始めたころ、反発しながら聞く彼を見て、同様のことを言っています。*

 「そうやって自分の考えにしがみつくのを『我』(が)っていうんだよ。でもうまくいかない考えのままじゃいつまでたっても新しいものはいらないんだよな。だったら、一回自分の考えをわきにおいてみな」
 「いいかい、今の時点で経営者の能力に磨きをかけようと思っちゃいけないよ。おまえがいま磨きをかけなければならなのは、『指導される力』だ。その力のない人間は、一定以上にのびないんだよ。ここにきたら、まずその『指導される力』を磨くんだ。そして九州へ帰ったら、学んだことを素直にやってみな。信じられないかもしれないけどまずは黙って俺の言うことをやってみること。そして一か月したら結果を報告においで」
 
 会社では、社長にならない限り、組織的には上司がいて部下がいます、係長には部下がいて上司の課長がいます、課長には係長がいて、上司には部長がいます、部長には部下に課長がいて、上司には常務がいて・・・というような具合です。上司としての指導力・リーダーシップも必要ですが、部下としての『指導される力』も必要なのです。それほど大きくない会社で職制がはっきりしていないところでも、先輩から教えてもらう機会はあるはずですから、教えられる力は必要です。私の場合、還暦を過ぎてから気がつくのでは、「我」が骨の髄まで染み付いていますから、遅いのですが、遅いのですが・・・今まで、いつも表面上反発はしないまでも鼻でふふふーんと笑って改めることなく、自分の考えを推し進めてきたような気がします。反省すること、しきりです。


 <引用した書籍>
*  愛のセラピー     斉藤一人著 KKロングセラーズ(出版社)
** 斉藤一人の道は開ける 永松茂久著 現代書林(同)














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1 コメント

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グローバル鉄の道サムライ (ストライベック)
2024-12-07 21:33:10
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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