松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

柳坂の黒ウサギ

2008-05-30 20:37:42 | 櫨蝋でキャンドル
いよいよ明日31日(土)に「道の駅くるめ」がオープンします。
この「道の駅くるめ」にしか置いていないキャンドルホルダーが
眞櫨きゃんどる付き「柳坂の黒ウサギ」(上画像)です。
カワイイでしょ?
お食事時にでもテーブルにおいて灯したくなりますね。
「The鉄人」の井上雅晴氏の作品です。

実はこの画像はまだ試作段階だったのでお皿が平べったいですが、
実際の商品は蝋だれを受け止めるように、もうちょっと深い皿になります。

「道の駅くるめ」に飾ってありますので、
ぜひ立ち寄られた際は探してみてくださいね!

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

キャンドルでお風呂 その2

2008-02-21 23:53:40 | 櫨蝋でキャンドル
最近すっかり眞櫨きゃんどるでお風呂に入る習慣がつきました。
浴槽につかって、ふと南側の窓を見ると、
今日はやたらと外が明るいので、
後で気づいたら満月だったんですね。

驚いた。
月の満ち欠けどころか、
月を見上げることすらなくなっていたので、
夜の暗さの度合いがわからなくなっていたのです。

まあ、勉強や調べ物など、詳細なトコロまで
見えなければならない場合は置いといて、
夜、リラックスする時に上から光を注ぐ蛍光灯は
あまりに明るすぎだと思います。

光と影。
そういえば、照明のもたらす影響は
TVや映画の世界でも気になるようになりました。

例えば韓国ドラマなんかは
たまにチャンネルを切り替える時にちらっと映るんですが
画面全体があかあかと照らされて
全然生活感のないスタジオセットの中で
俳優の額がテカテカ光っているのを見る度に、
「見たくないものを見てしまった」ような気分になります。
ま、ドラマの内容がいいか悪いかは別として。

そういう意味で、欧米のTV・映画は
ほとんど画面の光と影の具合が美しくて
映像美に感心することが多かったりします。

私的にTVドラマの中で映像美のお気に入りをあげるとすると
やっぱりCSI科学捜査班かな。
マイアミの夕日がかったテーマ色が、
暑さと倦怠をスタイリッシュに見せて、ため息ものです。
ま、内容はグロい殺人事件が多いんですけどね。

光と影の美しさを感じる感覚は
影に自分が馴染むことで、より敏感になるような気がします。

上から光が降り注ぐ蛍光灯オンリーの中ばかりにいると
鈍感になりがちな感覚かもしれません。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

風呂場でキャンドル

2008-02-15 00:46:22 | 櫨蝋でキャンドル
最近、夜は電気を消して眞櫨きゃんどるでお風呂に入るようになりました。
普通のパラフィンのキャンドルだったら、
たった一つの炎では、ほとんど暗闇になってしまいますが、
きっと眞櫨きゃんどるならば、大丈夫じゃないかと思い、
脱衣場と風呂場の電気を消して試してみました。

電気を消した瞬間は真っ暗のように感じますが、
数分後、徐々に目が暗闇に慣れてくるにつれて、
眞櫨きゃんどるの光が風呂場に反射し、驚くほど明るくなります。
もちろん電気に比べれば暗いんですけど
このほのかな明るさの中にいると、非常に目が安らぐような感じがしました。

そこで改めて気づいたんですが、蛍光灯で明るく照らす生活の中では、
特に目が疲れてるってことです。
本来の生物は昼間は光と共に、夜は暗闇で過ごしているわけで
よっぽど本とか呼んだり勉強したりするならいざしらず
たいして目を使う必要がないのなら、
まぶしいくらい明るく照らす必要はないのではないか。

特に櫨蝋の火はパラフィンの火よりも温度がやや低いので、
じっと凝視しても大丈夫。
浴槽のお湯に眞櫨きゃんどるの光が美しく反射し、
素敵な雰囲気の中にいると、疲れた体もリラックスできます。
こんなに優雅な楽しみが味わえるなんて、ああ幸せ。

風呂場でキャンドル。これに尽きますよ!

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ


乾太郎窯のキャンドルホルダー誕生秘話

2008-02-04 23:26:08 | 櫨蝋でキャンドル
眞櫨きゃんどるに合わせて、新しいキャンドルホルダーが誕生しました。
乾太郎窯のキャンドルホルダーです。
櫨の釉薬で焼いた独特の色の陶器で、
火を灯すと、テーブル上に光の影を作り出します。
ひゃ~、美しいですね。

先月お披露目した耳納学園のキャンドルホルダーとは全く違う趣きで
眞櫨きゃんどるのために、このような芸術作品が次々と生まれてきたなんて、
もう感謝感激の私です。

しかし乾太郎窯にとっては、このキャンドルホルダー完成に至るには
ちょっとばかし紆余曲折があったのでした。

当初は耳納学園と似たようなデザインを考えていた乾太郎窯でしたが、
先に耳納学園のキャンドルホルダーが世に出てしまいました。
誰だってアイディアを先取りされるのは気分がいいもんじゃありませんし
何より私が八方美人みたく耳納学園にも頼んでいたのが腹立たしいわけで。

電話で乾太郎窯のキャンドルホルダーを注文しようとする私に、
「アンタ、耳納学園にも頼んどったと?」とかなり不機嫌な一言。
「えっ、いや、あの、あれ?言ってませんでしたっけ?」と焦る私。
なんとなく妻に浮気がバレた亭主のような気分になってきました。

私としては全く別の個性の陶器だから、いろいろ種類があるといいなと
気軽に考えていたのです。
線香立てだって、いろんな種類の陶芸作品があるんだから
キャンドルホルダーだって、いろんな陶芸作品があってもいいんじゃないか。

なんとか乾太郎窯の個性が光るキャンドルホルダーを作って欲しいと
私は思いました。
「ほら、乾太郎窯と耳納学園とは全然違うんですから、
あれはあれ、これはこれで…。」
「もうあのキャンドルホルダーがあるなら、別に作らんでもいいやん。」
「そんなぁ。全く違う個性があるんだから、お願いしますよぉ。」

渋々承知した乾太郎窯でしたが、
浮ついた私への怒りが、クリエイティブ魂に火をつけ昇華されたのでしょうか。
誰でも考えつくようなデザインをあっさりと脱ぎ捨て、
乾太郎窯にしか作れない、
独特の形をした美しいデザインのキャンドルホルダーを製作したのでした。

「まさにクリエイティブ魂(だましい)のたまものですね。」と私。
「アンタのはクリエイティブ騙し(だまし)じゃ!」と乾太郎氏。

申し訳ないと反省しつつ、なにはともあれ芸術作品の誕生に関わることができるって
本当に幸せだとつくづく感動した私です。

今回の乾太郎窯のキャンドルホルダーは限定20個。
「卑弥呼の火祭り」でお目見えします。
欲しい方はお早めに。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その16

2008-01-14 21:16:44 | 櫨蝋でキャンドル
三連休の最後の日。
今日もお客さんが次から次へと来ていましたが
午前中いっぱいで展示会は終了です。
おかげさまでずいぶん売れたので、
後片付けも簡単に終わりました。

キャンドルホルダーは火を灯していた見本の分まで
売れてしまいました。
手作りの陶器ですので、再び改良しながら製作するとのことで
次回出来上がるのは三月ぐらいになりそうです。

耳納学園の方も、かなり売り上げが伸びたようで
並べていた商品も、だんだん残り少なくなりました。
この展示会のために、毎日指が動かなくなるくらい
一生懸命多くの商品を作っていたそうで、
しばらく静養したいとか。

また、連日の展示会の対応で、
スタッフの方々の疲れもピークに達していました。
でも、この売り上げが次回への励みに繋がるのだと思います。
今回は一番大きな展示会でしたが、
今後は近隣のスーパーなどを中心に、
展示会が行われる予定だそうです。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その15

2008-01-13 20:55:30 | 櫨蝋でキャンドル
今日は日曜日。地下駐車場は満杯。すごい人出でした。
耳納学園の展示会も、入れ替わり立ち替わり
多くのお客さんが来られました。
画像は二階から見たものです。

そして!
なんとキャンドルホルダーが無事完売しました!
眞櫨きゃんどるも、置いた分はほとんど売れました。
ありがとうございます。

きゃんどるの火を、魅入られたようにじっと見る人が
多かったのが印象的です。
その人たちのほとんどが、眞櫨きゃんどるの
香りを嗅いでいました。

木蝋のみなので、特に強い香りはありませんが、
近い将来、アロマキャンドルみたいに、何らかの香りを
つけてもおもしろいんじゃないかと思いました。

この展示会が終わっても、
耳納学園で眞櫨きゃんどるを置いていただけることになりました。
これから少しずつ、いろんな方の目にとまるよう、
がんばって活動していきたいと思います。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その14

2008-01-12 22:26:34 | 櫨蝋でキャンドル
今日は展示会二日目。
土曜日なので昨日と違って多くのお客さんが来ました。
私の出した眞櫨きゃんどるも、
耳納焼キャンドルホルダーと共に順調に売れています。

ところで、眞櫨きゃんどるは箱入りです。
しかも手作りの箱入り!
紙に展開図を作ってデザインした後、
一枚ずつ、カッターで切っていき、組み立てたのです。



こんな感じ。机回りは戦場みたいになりました。
最初は透明な袋にしようかとか、いろいろ悩みましたが
結局、箱が一番しっくりするみたいです。
それにしても切るのも大変でしたが
組み立てるのも、ひと苦労でした。

さて、眞櫨きゃんどるを見本に点けて、火が消えた瞬間の写真です。



櫨蝋が全部、正徳芯に吸い取られたのがわかりますね。
おかげで、芯立てに使ったアルミ箔だけとってゴミ箱に捨てれば終わり。
キャンドルホルダーを掃除する手間もほとんど必要なく、次のキャンドルをポンと置くことができます。
今日も、櫨蝋の火をじっと見つめていくお客さんが絶えませんでした。

明日は最終日です。眞櫨きゃんどるはまだ余裕がありますが、
キャンドルホルダーは売り切れそうな気配です。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その13

2008-01-11 21:15:07 | 櫨蝋でキャンドル
いよいよ今日から始まりました。
ゆめタウン久留米での耳納学園の展示即売会です。
今朝の西日本新聞の地方版に記事が掲載されました。(画像上)

今日は平日だったため、お客さんの出足は少なめでしたが、
眞櫨きゃんどるの売れ行きも、順調に売れていきました。
会場の様子をどうぞ。


展示のメインを占める陶芸コーナーには常に人が集まっていました。
耳納焼は、いろんな焼き物の流れを取り入れているのでバラエティに富んでいるのが魅力です。


樹脂粘土で作った作品。本物そっくりの唐辛子やツクシが出来ていました。
遊び心がいっぱいです。


我が松山櫨復活委員会のキャンドルコーナー。
大きな写真パネルが目立ちます。少ない予算をはたいて作った甲斐がありました。


ちらほらと立ち止まって見ていく人も。
最初は全然売れないんじゃないかと不安でしたが、少しは売れたのでほっとしました。


眞櫨きゃんどるデモンストレーションです。
ごらんの通り蝋が流れますが、このキャンドルホルダーなら安心です。
流れた蝋がだんだん中央に集まってきて、
最後まで正徳芯がしっかり吸い取ってくれます。

引き続き明日と明後日まで展示会の様子をレポートしますね。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ



櫨蝋でキャンドル その12

2008-01-10 23:52:41 | 櫨蝋でキャンドル
上の画像は櫨キャンドル用のチラシです。
櫨キャンドルの商品名は「眞櫨(まはぜ)きゃんどる」にしました。
なんで単なる「櫨キャンドル」じゃなくて
「眞」をつけたかというと、
櫨100%の、混じりっけのない本当の、
真の櫨蝋だという事を、名前で表したかったのです。
(ついでに私の名前にも一文字入っているし)

世の中には、いろんなキャンドルが出回っていますが
これは世界で唯一の眞(まこと)の櫨蝋キャンドル。
自信を持ってお客様にオススメできます。

今日は明日からの展示会のために、
ゆめタウン久留米に行って商品を搬入しました。
華やかな手芸品のすぐ隣で、
かなり地味めな置き方なんですけど
(私はどうも飾り方が下手クソみたいで…)

しかし、一人で弱気になってクヨクヨしていたら、
セッティングしている間に、お客さんが寄ってきて
珍しそうにキャンドルホルダーやキャンドルをじっと見ていたので、突然嬉しくなり、
「明日からなんでよろしくお願いします。」と言って
自信たっぷりにチラシを渡しました。

明日から一体どんな反応があるのか、楽しみになってきました。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その11

2008-01-09 19:31:10 | 櫨蝋でキャンドル
窯入れ直前のキャンドルホルダーの画像です。
手に持つことができるよう取っ手がついています。
蝋がたれてきても、最終的に溶けた蝋が中心部に集まり
芯が吸い取ることができるように設計されています。
まさに理想的なキャンドルホルダーです。
釉薬をかけて、どんな色に焼き上がるのか
楽しみになってきました。

もう一種類のキャンドルホルダーはこれ。

そして一週間後の完成品は…。



こちらも。



非常に気に入りました。使いやすそうです。
キャンドルとキャンドルホルダー。
二つ揃ったので、いよいよ展示即売です!

期日は今度の週末1月11~13日。
場所はゆめタウン久留米ウェストコート。
耳納学園の展示会についてのお知らせは
こちらです。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その10

2008-01-08 19:40:34 | 櫨蝋でキャンドル
耳納山の中腹には、身体障害者授産施設である
社会就労センター「セルプ耳納学園」があります。

私は以前から、道の駅やイベントなどで
耳納学園の耳納窯から生み出される「耳納焼」の陶芸品を
知っていましたし、愛用のコーヒーカップも持っています。
また、耳納学園では、主に陶器製作の他、
廃油や牛乳パックを利用してのリサイクル石けんや手漉きのはがきを作ったり、
Tシャツとか竹炭とか、様々な工芸品にチャレンジしています。

同じ田主丸町にありますし、ひょっとしたら
キャンドルホルダーを作ってくれるかもしれません。

まずは話してみようと思い、さっそく行ってみました。
ちょうど今から三ヶ月前、昨年10月の頃です。

玄関ロビーから入ると、ちょっとした展示コーナーがあります。(画像上)
いろんな味わいのある陶器が並べられています。
奥の方で、障害者の方々が一生懸命製品を作っている様子をみながら、
私は担当のYさんに松山櫨復活委員会の活動を説明し、
キャンドルホルダーの話をしました。
すると幸運なことに、櫨のキャンドルにとても興味を示してもらったのです!

1月11日から13日までゆめタウン久留米で開催する
新年の展示会のことも念頭にあったようで、
それに向けて櫨のキャンドルに合ったキャンドルホルダーの
製作に踏み切ってもらいました。

それから三ヶ月。
何回か製作の進行具合を電話で聞いてみましたが
「も、もうちょっと時間をください。」との返事。
製作に苦労している様子でした。

しかし、ようやく年末に連絡がありました。
「やっと窯入れする用意ができました。見てみてください。」との事です。
翌日、どんなキャンドルホルダーなのか楽しみに見に行くと…。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その9

2008-01-07 19:15:04 | 櫨蝋でキャンドル
ケムシンによる失敗で鬱々となっていた私ですが、
ふと普通のパラフィンキャンドルは蝋だれしないのだろうか?
と疑問を持ちました。
よく考えたら、よく出回っているアロマキャンドルは
どんな燃え方をするのか、蝋だれはしないのか、
点けたことがなかったので、恥ずかしながら全然知りませんでした。

いくらなんでも、ろうそくを売る人間が
アロマキャンドルを全然使ったことがないなんて…。

さっそくお手頃価格のアロマキャンドルを買ってきて
家で点けたのが上の画像です。
櫨ろうそくの炎を見慣れてきたせいか、
炎が小さくてとても暗く感じたんですが、
しばらく点けて放っておきました。
そして、1時間ほどたって電気を点けてみると…、



立派に蝋だれしてるじゃありませんか!
糸芯だろうと正徳芯だろうと
やっぱりキャンドル型は蝋だれしてしまうみたいです。

な~んだ。
パラフィンだって蝋だれするじゃん!

そう思う間にも、どんどん蝋がたれて
キャンドルホルダーからはみ出してきました。
しかし逆に私は気持ちが軽くなりました。
蝋だれは、形の性質上、止められないことがわかったからです。
もう、蝋だれを止めようとは思わなくなりました。

キャンドルの蝋だれは止められない。
その事を観念してしまうと、あとは発想を転換するだけです。

蝋がたれても、安全なキャンドルホルダーを作ればいいんだ。
私は櫨のキャンドルをあれこれいじる事をやめ、
芯は最初に作った正徳芯に戻して
蝋だれしても大丈夫な専用キャンドルホルダー製作に
取り組むことにしました。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ



櫨蝋でキャンドル その8

2008-01-06 20:01:00 | 櫨蝋でキャンドル
一週間ほど経って、さっそく点けてみました。

かなり大きくて勢いのある光になりました。
しかし、ケムシンは何回も巻くことになるから
非常に巻きにくかったし時間もかかったと、
正徳さんが文句タラタラだったのを思い出し、
その労力の割に、あまり報われてない感じがしました。

櫨蝋もどんどん減っていくから燃焼時間も少ないし
火が大きすぎると、かえって怖く感じるので
癒しからは遠ざかってしまいます。

う~む。万事休すです。
ケムシンによるキャンドルでは、
コストパフォーマンスの点でも、
癒しの点からも失格のようです。

櫨キャンドルというのは成り立たないんだろうか。
だから今まで作られなかったのか。
ついに私は頭を抱え込んでしまいました。

芯作りのために田主丸町から朝倉市、
そしてキャンドル製作のためにみやま市高田町まで、
いったい何回往復して、
この櫨キャンドルの試作に奔走してきたことか。

出来上がった櫨キャンドルの形がカワイイだけに
あきらめようにもあきらめきれません。

どこか、どこかに、きっと解決策があるはず。
私が見つけてないだけだ…。
そう、私は思いました。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その7

2008-01-05 20:42:13 | 櫨蝋でキャンドル
昨年から引き続き櫨蝋でキャンドルの話です。
上の画像が正徳さんに作ってもらった多重巻きの芯です。
一番右が普通に一回巻いた芯です。
左は…なんつーか、もう、芯に見えないんですね。
まるでケムシみたい。



横からの画像です。
私は、この芯の名前を「ケムシン」と命名しました。
ま、そんな名前はどうでもいいとして、
荒木製蝋に持って行き、すぐに製作してもらいました。



果たしてこの芯が救世主になってくれるんでしょうか?

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

櫨蝋でキャンドル その6

2007-12-30 22:42:45 | 櫨蝋でキャンドル
日本初のハゼロウキャンドル!
とはいうものの、
蝋だれをおこしてしまうという決定的な弱点を、
どうやって改良していくのか。

私は正徳芯に望みを託しました。
蝋を少しでも吸い込ませるために
正徳さんに特殊な芯を作ってもらうことにしたのです。

いつもより堅めに二重、三重に巻いた芯を作ってもらい
さっそく再び荒木製蝋を訪れます。
そして灯してみたのが上の画像。
左が三重巻き、右が二重巻き。

一重で巻いた時よりも炎が大きくなりました。
固唾をのんで時間が経つのを見届けます。

しばらくしたら、二重巻きの方が蝋が流れてしまいました。
そしてその後30分ほどして三重巻きの方も同じく
蝋が流れてしまいました。

やっぱり流れてしまった。
どうやっても蝋は流れてしまうんだろうか。
私はあきらめることができませんでした。

一重の芯の時よりも流れるタイミングは
確実に遅くなっています。
特に三重巻きは、さらに形を保っていたからです。

少しでも可能性のある事を見なくちゃ。
思い切ってイグサを何重でも巻いてみたら?

ダメでもともとです。やってみなくちゃわかりません。

私はまたもや正徳さんの所へ出向き、
今度は、できるだけたくさんイグサを巻いた芯を
作ってくださいとお願いしました。

「そんなの作ったことないけど、やってみるわ。」
と、正徳さんは半分面白がって承知してくれました。

数日後、多重巻きの芯ができました。

多重巻きの芯…。

それはなんだか…、とても和ろうそくの芯とは
思えないような形状をしていたのでした。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ