松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

8月1日から道の駅くるめで

2010-07-31 10:04:26 | 販売奮闘日記
明日8月1日から道の駅くるめで、松山櫨復活委員会製の和ろうそくを販売することになりました。

道の駅くるめは有名な山本町の櫨並木近くにあります。櫨の和ろうそくについての問い合わせも以前からあったとのことで、お盆直前にして、ようやく和ろうそく販売が実現しました。

道の駅はかなり人出が多い場所なので、いろんな人の目にとまるかと思うとなかなか緊張するもんです。果たして売れるんでしょうか。普通のパラフィンろうそくとの違いを認識して買ってくれるかなぁと、結構気になるところです。

さて、いよいよ福岡三越での実演も今日明日を残すところとなりました。

昨日、お友達が訪ねてきてくれて少しおしゃべりしたんですが、「工房系のスタイルになってきたね。」と言われました。

櫨のファン→櫨の広報宣伝→櫨商品の生産工房

こんな感じで突き進んでいるのだそうです。

私も自分の活動がどういう方向に進んでいくか、今まではよくわかりませんでしたが、なんとなく自然の流れに沿うような形で、次第に自分のスタイルか形作られているのだと感じてきました。

また今日も実演に行ってきます。


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お客様から提案されて

2010-07-30 10:01:41 | 販売奮闘日記
「う~ん。和ろうそくと線香セット3675円…。そこまでの人じゃないのよね。」

福岡三越での実演の時に、お客様から言われました。

私がポカンとして見ていると、

「ほら、5本入りの箱に、線香も入るんじゃないの?

この次にまた来るから作っておいてちょうだいな。

というわけで、このお客様のやや強引な注文に引っ張られる形で、半信半疑に家に帰って入れてみたのが上の画像です。

確かに入りました!!

なんというか、ちょっとした事なのに言われるまで気づきませんでした。

価格も5本入りと同じ1,995円(税込)にしました。3,675円に比べるとかなりリーズナブルになります。

試しにお盆に和ろうそくを持って行こうと思っている方に、「同じ値段に線香入りもありますよ。」とすすめると、ほとんどが線香入りを選ばれるので、正直戸惑いつつも非常に感銘深かったです。

大手メーカーが商品モニターとかに力をいれてお客様の声を聞く重要性が実感できた感じ。作り手の側にいると、なかなか買う側のことを忘れてしまいがちなんですよね。

今回はいろいろと勉強になることが多いです。

今日も午後から三越で実演です。

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NHKの撮影がありました

2010-07-28 23:30:58 | 復活奮闘日記
今日は朝からNHKによる櫨関連の取材・撮影が行われました。

ありがたいことに松山櫨復活委員会の活動についてのレポートです。

先日のKBCに引き続き、NHKからも「松山櫨」について取り上げて頂けるとは大変光栄なことです。

(ちなみにKBCでは「和ろうそく櫨の物語」というタイトルでムービーがサイトにアップされています。)

さて今日は午前中、はぜ屋敷での撮影があった後、みやま市の荒木製蝋に移動しました。

上の画像は荒木社長による解説場面です。

松山櫨を復活させることの重要性や、櫨の現状と可能性について多く語っていただきました。

一日がかりのTV取材でしたが、なんと明日も引き続き撮影があります。TV製作も時間がかかるもんですね。
こんなに撮影したのに、実際に放映される時間はせいぜい4分だそうですよ。ひゃ~~。

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八女のちょぼくれ始動

2010-07-27 05:34:25 | 販売奮闘日記
26日、花柳寿寛氏一行が八女に来られました。
いよいよ八女のちょぼくれが始動です。

昨年がんばってくれた八女学院高校の学生たちは三年生になったのでメンバーが一新されたので、新たな気持ちで教えていかねばなりません。

昨年にやったDVDを見てから、みんなでグループに分かれて、歌詞の担当を決めて練習です。


昨年は何をやったらいいのかさっぱりわかんないという五里霧中のゼロ、というよりほとんどマイナス状態から始まった「ちょぼくれ」ですが、なんといっても今年はスタート時点が違います。ずいぶん皆の進み具合が速くてスムーズに行きました。

やっぱり何事も積み上げって大事ですね。

今年はパワーアップした高校生の「ちょぼくれ」が見られそうで私も楽しみです。

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違う人、同じ言葉

2010-07-25 22:30:51 | 販売奮闘日記
今日の福岡三越での実演販売の時、和ろうそくやスカーフを買っていただいたお客様とお話していたら、こんな事を言われました。

「今日はいい出会いがあって良かったわ。」

このセリフ。つい昨日も同じセリフを違うお客様から言われました。その方は眞櫨きゃんどるを10個買っていかれました。

いや、なんというか、本来ならばこちらの方が感謝して言うべきセリフなのかもしれません。買って頂いたお客様なんですから。

しかし実際に店員がそんなセリフを口に出すと、いかにもあざとい感じがするんじゃないかとか思ったり…。

それでお客様の方から言われた私は、一瞬、何か胸を突かれるような思いがしました。

わざわざ足を止めて商品を買ってくれた上に、私との出会いを「いい出会いだった。」と感謝されるなんて。あまりにもありがたい言葉じゃないですか。

実を言うと、百貨店に催事で出るのは大変だし、天神まで行くのは疲れるから正直気が進まなかったんですが、三越に催事に来て本当に良かったなと思えた瞬間です。

一人でアレコレ悩んだり突き進んだりも大切ですが、お客様と会話することで、思いもつかなかったヒントやアイディアをいただいて天啓を得たと思うことも少なくありません。まさしく

お客様は神様かも。

次回は30(金)、31(土)、1(日)、2(月)に実演販売します。
ぜひ皆さん福岡三越8Fエスカレータ横に遊びにいらしてくださいね!


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三越で実演中です

2010-07-24 09:35:16 | 販売奮闘日記
昨日から明日まで三日間は福岡三越8Fのエスカレータ横で芯引き・芯巻きの実演中です。

芯巻きをするためには灯心草の髄がいるので、地道に引き続けています。

最近練習の成果がでてきて、比較的うまくできるようになりました。

「匠の技!」とか言われたりして、ちょっと気恥ずかしかったり…。

しかし実演を見ながら、こんな事も言われました。

「これを引いて生活してらっしゃるの?」

ひがな一日、灯芯草の芯引きをやってて、それで食っていけるのならどんなにいいか。そんな地上の楽園みたいな場所は残念ながら今の日本にはありません。どこか東南アジアかアフリカとか南米とか…?

今日も午後から三越に行ってきます。

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灯芯草を引く_準備

2010-07-22 23:03:27 | 和ろうそく芯ものがたり
いよいよ明日から福岡三越で本格実演(?!)です。

灯芯草の引き台が出来て、灯芯草もあります。あとは引いて髄を出すだけ。

さっそく準備に取りかかってみましょう。

といっても乾燥した灯芯草は、そのままでは引くことはできません。しっかりと内部まで水を染みこませることで外側と内側を分離させやすくします。

灯芯草の長さは1メートル前後あり、少々扱いにくいので、半分に切って使うことにします。

50cmぐらいだと台所の流しに収まります。あとは水を流して十分に湿らせます。


しかしこれだけでは表面が濡れただけ。内部まで染みこんでいません。

濡れタオルでくるんでやります。


それを黒いビニール袋に包んで準備も万端です。

内部まで染みこむ時間ですが、今は夏場なので3~4時間あれば大丈夫なようです。
湿らす時間は、早すぎず、遅すぎずって感じ。

これで準備はOKです。

いよいよ髄の引き出しです。


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福岡三越の催事が始まりました

2010-07-21 23:25:02 | 販売奮闘日記
今日から福岡三越での催事が始まりました。

こじんまりとしつつ、きれいにディスプレイされています。


で、今日は私はテストで実演を一時間ばかり行ったのでした。


芯引きをしたんですが、思ったよりかなり珍しがられました。お客さんともお話ししやすいし、この実演スタイルって結構自分に合ってるかもしれない…。楽しかったです。眞櫨きゃんどるをお買い上げになったお客様もいらっしゃいました。

次は金曜の午後から実演をします。よろしかったらぜひ来て下さいね!

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福岡三越の催事、21日から

2010-07-19 22:47:45 | 販売奮闘日記
え~、このブログでも告知しておりました福岡三越での催事の日程が変更になりました。なんと私も今夜、納品に入って初めて知りましたが、明日20日からではなくて、明後日21日から8/2までです。ご了承ください。

というわけで、21日の初日には午前11時から14時ぐらいまで芯引きの実演をする予定です。

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灯芯の灯り

2010-07-19 10:17:20 | 販売奮闘日記
自分が灯芯草から髄を引き出す作業をするようになって、髄をたくさん入手できるようになりました。

ある程度長く引けると、和ろうそく用の芯に使えますが、短いものをどうしようかなと思いつつ、試しに灯してみることにしました。上の画像です。

小さなお皿とかに、できれば菜種油がいいんですが、ま、とりあえず手近なサラダ油を入れて、それに短い髄を3本ほど浸します。これで現代版「ひょうそく」のできあがり。火を灯すと油を吸い上げて、小さく安定した炎を灯し続けます。

「ひょうそく」というのは昔から日本で使われてきたもので、油に灯心を浸して灯りを灯す容器を言います。燃やす油として古くは植物油のゴマ、エゴマが使われていたそうですが、その後菜種油が使われました。庶民にとっては菜種油は高価でしたので、イワシやサンマとかの魚の油を使っていたそうです。

和ろうそくは昔から菜種油以上に非常に高価なものでしたから、日常ではこのような「ひょうそく」が主に使われました。「ひょうそく」って文字が難しいですけど、手で持つ灯りという意味らしいです。

実際に灯してみると、わずかな油で驚くほどの長時間燃え続けます。お食事時とかに照明を抑えてテーブルに飾ると雰囲気があって良さそうですね。

さて、明日から福岡三越での展示販売が始まりますが、実演は7/23(金)、24(土)、24(日)、30(金)、31(土)、1(日)に行う予定です。

実演時に立ち寄っていただいた方に、この「灯心」を少しばかりお裾分けすることにしました。

ちょっと緊張しますが、今日の夜は商品展示の搬入に行ってきます!

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気を浄化するキャンドル

2010-07-18 19:59:25 | 販売奮闘日記
出会いが拡がると、思わぬところでヒントをいただくものです。

先月、Wingfootの山下さんとお話していると、いつものよくある質問が飛んできました。

「この眞櫨きゃんどる、匂いはつけられないの?」と山下さん。
私「匂いをつけても火を灯すと消えてしまうんですよ。タバコの煙も燃やしちゃうし、悪い臭いも良い匂いも消えちゃうんです。
要するに空気を浄化する作用があるんです

たまたま私が口にした「浄化」という言葉。山下さんは何かを感じてくれたようで、満月の日に灯してくれました。

なぜ満月の日に灯すんでしょう?

ネットで検索してみたら、満月はどうやらエネルギーが満ちあふれる日で物事が完結したり願いが成就しやすい日で、しかし完成とはイコール一つのサイクルの終わりだから、満月の日はそれまでにたまった疲れやモノなどを浄化するのに適した日…ということらしいです。

で、浄化の基本がいくつかあって、例えば洗い流したり、捨てたり、塩とか薬草で清めるとかありましたが、その中でも「燃やして浄化する」方法があります。

実は「浄化」方法として「燃やす」というのは古来から人類が行ってきたものです。火の宗教であるゾロアスター教(拝火教)とか有名ですね。オリンピックだって聖火だし。

それで一般のアロマキャンドルを灯す人もいるそうですが、石油由来のパラフィンキャンドルの小さな炎で果たして空気が浄化できるものかは疑問です。

櫨100%、灯芯草の芯、全て手作りの「眞櫨きゃんどる」の炎の美しい揺らめきを見たら、どちらが空気を浄化しやすいかは明らか。山下さんのお話を聞いて、なるほど~!と私も大きくうなずきました。

今まで眞櫨きゃんどるは「いつ」灯されるべきなのかが漠然としていたんですが、山下さんのおかげで、「満月の日」に灯されるべきというのがよくわかりました。

次の満月は7月26日です。

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KBC九州朝日放送で放映されました

2010-07-17 09:21:05 | 復活奮闘日記
昨日の夕方、18時半すぎから「櫨再生」がKBC九州朝日放送「ニュースピア」で10分程、放映されました。

短い時間でしたが、櫨と和ろうそくについて丁寧にレポートしてありました。

撮影は朝10時から午後4時ぐらいまで、はぜ屋敷でみっちりとありましたし、その後、なんと手がけの製作風景を撮影するために、滋賀県の大與まで取材に行くと聞いた時にはびっくりしました。

たったの10分でも、TVの撮影ってほんと大変ですね。使われなかったシーンもいっぱいありますが、見る人の側に立って情報の取捨選択をした上で、とても濃い内容に仕上がっていたので本当に感心しました。

テレビ画面で見る和ろうそくの炎や揺らめきは、とても美しかったです。

和ろうそくは時代劇などで画面の片隅に結構出ているんですが、その炎について語られることは、ほとんどありません。

和ろうそくや櫨の良さを、多くの人に伝えられる機会をいただいて感謝しています。


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福岡産業デザイン協議会総会

2010-07-15 23:46:40 | 販売奮闘日記
西鉄グランドホテルで福岡産業デザイン協議会の総会が開かれました。

協議会の収支報告やコレットでの活動状況報告などの後、コクヨの井上恭史の講演がありました。


明治38年(1905)創業で和式帳簿の表紙を作っていたそうで、コクヨという名の由来は国誉(こくよ)=国(郷里)の誉れとなるようにと名付けられたのだそうです。

で、今は売上高2,667億円、従業員数5000名以上の日本を代表する文房具大企業です。

会場ではコクヨの新商品のスタンプのりが配られ、針を使わずに紙を綴じることのできるハリナックス商品など新商品に対する試みが紹介されました。

スタンプのりは手を汚さずに使えるし、フタをいちいち開ける手間もはぶけて片手で使えて非常に便利です。詰め替え用もあるし、カユイところに手の届く商品ですよね。


コクヨの目指す新商品はPull=顧客に指名買いしてもらえるような商品を作ることなんだそうです。

今は紙をファイルで整理する時代ではなく、ほとんどIT化してますし、ありふれた文房具は価格が急落して100均で買う時代です。他にはない際だった商品を作ることはもはや必須。こういったPull商品への取り組みはどこの企業でも共通していますね。


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