松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

手がけ和蝋燭を作った

2015-04-30 11:50:54 | 復活奮闘日記
ついに、というかやっと、自分で手がけ和蝋燭を作りました。最初の一本です。

不格好で形も悪いけど、一応和ろうそくとしてのおつとめしてくれそうです。

櫨の活動を始めてもう8年目です。自分の頭の中では、和ろうそくの手がけは職人の仕事だと、ずーっと思い込んでいました。
でも数年前に芯も作り始めた時、「不格好でもやってみるか」と思い立ったように、今回も「不格好でもとにかく作ってみるか。」と思いたったのでした。

ここんとこ和ろうそくの灯りを灯す機会が随分増えました。今まで櫨のこととか、商品開発ばかり気に懸けてましたが、もっと和ろうそくの灯り自体を本質から理解したいという気持ちが強くなると、実際に自分の指を蝋に浸し、芯に塗りつけていく工程を体験していきたくなりました。

ホームメイド手がけ櫨ろうそくってやつですね。

もちろん一本作ったからといってそれで櫨とか和ろうそくが全て分かったわけじゃないんですが、それでも作る前よりは少しばかり和ろうそくに近づけたような気がします。

よく考えたら、陶芸だって素人が自由にお皿作ったり茶碗を作ったりしますし、それは職人が作る作品とは全く別物ですが、少なくとも陶芸に関する理解の第一歩です。

櫨と芯、和ろうそくの手がけ。

これを灯す機会も近いうちにありそうです。