松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

久留米市一番街でお月見の会

2010-09-23 10:38:25 | 販売奮闘日記
昨夜は久留米市一番街アーケードにある着物と下駄のお店「ちえぞう」さんで、中秋の名月に合わせたお月見の会があり、今日の地方版に掲載されていました。

夕方すごい雨が降ってきたので、こりゃ月見どころかお客さん来るかしらんと思ったんですが、スコールみたいに激しい雨が降ったかと思うと、ピタッと止んで、写真の通り、だんだんおぼろ月からきれいな月が出てきたのでした。

最初は例によって櫨キャンドル作りから始まって、どんどんお客さんも入ってきた後、みんなで一斉に「ちえぞう」の名前入りちょうちんを持って一番街を練り歩きました。


「一人で着物着て提灯持って歩くことはできないけど、みんなでやると楽しい!」と皆さんが頬を紅潮させています。


私も確かに提灯を持って歩くだけで、なんだか想像以上にワクワクすることに驚きました。

そういえば、「八女のちょぼくれ」でも男子高校生が門前からお客様を受付まで提灯でご案内してくる役目があったんですが、みんなテンション上がりまくりでとても楽しそうだったのを思い出します。

着物着て提灯持って歩くってのが、まさかこんなに楽しいモノだったとは!

御郷についたら東公園で月を見ながらキャンドルを灯してのお食事。昼間やあかあかとした電気のもとと比べると、見知らぬ人でもぐっと仲良くなれるのが不思議ですね。

途中でイタリア人一行が偶然立ち寄って、着物姿でキャンドル灯して食事したりお茶飲んだりしてるのに大いに感動してました。タイミングの良い人っているんですね。

着物+櫨ろうそく+提灯。こういうイベントはまたどこかの町でもやってみたいもんです。


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まち旅、11/27は予約が満席に

2010-09-22 08:17:40 | 販売奮闘日記
昨日から予約の始まった「久留米まち旅博覧会」

松山櫨復活委員会主催のプログラム「芯から作る櫨キャンドルと山野草によるプチ生け花」は、おかげさまで11/27分は満席になりました。

12/3はまだ残席が少し残っていますよ。ぜひお申し込みくださいね!

今日は久留米市一番街アーケードの「ちえぞう」さんで、お月見の会が開かれます。

櫨キャンドルを作って、提灯を持ってアーケードを歩いて月見しながらお食事したり、創作バレエを見るんですって!
楽しみです。

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久留米まち旅、本日より予約開始

2010-09-21 07:13:20 | 販売奮闘日記
本日9時から秋のまち旅博覧会の予約受付が開始されます。

今までは他のお店に協力する形で参加してきたんですが、今回からはなんと主催者になりました。

タイトルは「芯から作る櫨キャンドルと山野草によるプチ生け花」

櫨キャンドルは例によって不肖私めが芯引き・芯巻きを指導しながら櫨のお話をして一緒に作っていきます。

プチ生け花は池坊の本格的な講師陣が指導してくれるので、ちょっとしたお花でもとても見栄えのする生け花が楽しめます。

また、ギャラリーでは天然石アクセサリーの展示販売もしているし、昼食付きで3,000円でかなり楽しめるんじゃないでしょうか。

定員が限られているので予約はお早めに。

まち旅のオフィシャルブログはこちら
公式HPはこちら

電話予約は0942-31-1730(久留米観光コンベンション国際交流協会内まち旅事務局)

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「八女のちょぼくれ」公演無事に終了

2010-09-20 14:04:41 | 復活奮闘日記
「八女のちょぼくれ」の公演が無事に終わりました。

二回目となった今回の公演ですが、お寺の本堂を舞台に和ろうそくの炎だけで舞う日本舞踊の世界は大変好評でした。

「天保ちょぼくれ」は、自分たちでいろんな振り付けを考案したりと、昨年にましてパワーアップして声がよく出ていましたし、花柳寿寛聖さんによる「吉田松陰」、女性たちによる「男なら」、落語の「むじな」なども珍しく拝見させていただきました。

そしてなんといっても圧巻だったのが燈籠人形芸題の演目「吉野山狐忠信初音鼓」。生で聞く松延さんの唄、今里さんらによる三味線の音に加えて花柳寿寛さんの踊りが素晴らしかったです。

最終日の18日は、屋台で拍子木を叩いている坂口さんがハッピを来て登場し、寺に響き渡る快音を鳴らしてから演奏が始まりました。あの音はワクワクしたと皆さんから言われました。坂口さんは40年ずっと拍子木を叩いてるんだそうですよ。

昨年同様八女学院高校の男子生徒さんによる八女提灯でのお出迎えや、女子生徒によるぼんぼり案内、中庭の和ろうそくの灯りと、舞台以外にも見所があり、皆さんに楽しんでもらえたようです。

今回の公演でも、八女にこんなにも良いものがあるのだということを、八女以外の人間である花柳寿寛さんが和ろうそくと踊りで教えてくれました。

暗い境内を提灯がぼぉっと浮かび上がって、ゆらゆらと揺れながら近づく様子を見ていると、提灯というものは人を導くものだということがあらためて認識させられたりもします。

現在、衰退産業と言われる提灯業界では、原材料や製造を安くあげたりと、作る側からの視点ばかりが先行していて、肝心の使う側からの視点はあるのだろうかと疑問に思えるのですが、花柳寿寛さんの指し示す提灯へのアプローチの新鮮さを考える時、私は八女提灯の使う側からの可能性があるのではないかと思います。

素朴だけれども質の良い温かみのある八女提灯。

その提灯を使う「とき」があれば、人は喜んで使うでしょう。

その「とき」はおそらく待っていても来ないでしょうが、もしその「とき」を作ることができれば、八女提灯に新たな可能性と未来が開けるような気がします。

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八女のちょぼくれ、リハーサル

2010-09-17 11:13:58 | 復活奮闘日記
本番を前に、明永寺で行われる「八女のちょぼくれ」リハーサル公演が行われました。

本番同様に和ろうそくを灯し、要所にチェックを入れていきます。

画像は「吉野山狐忠信初音之鼓」。

今年の燈籠人形芸題です。毎年燈籠人形に出演している唄・三味線の方々と寿寛氏が息を合わせて吉野山の世界を演じていきます。

毎年松延さんの唄は素晴らしいなぁと思っていましたが、お寺の本堂で聞くと唄が響きわたって素晴らしかったです。

寿寛氏の静の舞も、男が演じているのに非常に女らしい振り付けが不思議と調和しているんですね。じっと見ている観客もため息をついていました。

というわけで、こんな貴重な機会を見逃さないでくださいね。今日と明日です。

チケットはだんだん残り少なくなっています。
八女市横町町家交流館にお問い合わせ下さい。
TEL 0943-23-4311

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ちょぼくれ、いよいよ明日!

2010-09-16 08:44:53 | 復活奮闘日記


今日16日の朝日新聞朝刊筑後版に掲載されました!

先日八女で和蝋燭を灯しての練習が行われた時の写真が載ってます。バックには唄の松延さん、三味線の今里さんたち。

昨日に引き続き、朝日新聞ありがたやありがたや。

すでに当ブログでは何回か花柳寿寛さんの舞台について書きましたが、和ろうそくを使った日本舞踊を行っているのは花柳寿寛さんだけです。

和ろうそくを効果的に生かした演出・振り付けも寿寛さんが行っており、和ろうそくの光と闇の使い方にかけては日本唯一のエキスパートではないでしょうか。

普段蛍光灯ばかりの生活をしている観客は、最初は和ろうそくの光を暗いと感じる方が多いのですが、舞台が終わる頃には、すっかり和ろうそくの光に目が慣れて明るく感じられ、普段眠っている感覚を呼び起こされます。

まるで電気のない江戸時代に戻ったかのような真の暗闇の感覚。

チケットはまだだいぶ余裕があります。ぜひご興味のある方はいらしてください。

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朝日新聞に掲載されました

2010-09-15 23:41:54 | 復活奮闘日記
ちょっと前なんですが、12日の朝日新聞福岡版に記事が掲載されました。記事内容はこちらで読むことができます。

この記事が掲載された後、なんと10年以上会っていなかった元の職場の先輩から電話があり、その翌日の夜には会って再会を祝い、無沙汰のお叱りを受けながらも旧交を温めることができました。

他にも「朝日新聞に載っていたね」とそこかしこで言われたり、お客様から電話がかかってきて励まされたりしました。よかもん市場では眞櫨きゃんどるを15個も注文していただいた方がいます。ありがたやありがたや。

それもこれも朝日新聞に載ったおかげ!

このブログで過去に朝日の悪口言ったような気もしないではないようなと冷や汗をかきながら思い返すと、なんのかんのいったって朝日新聞の大きな影響力をつくづくと感じ入った次第です。

これから秋に向かってどんどんイベントが目白押しで私も準備に忙しい毎日ですが、納品に行った石兆亭で、オカミさんが私の顔を見るなり、

「アナタ、今日は疲れてるわね。忙しいんでしょ。」とトマトコロッケを食べさせてくれました!


「忙しい時にはどこか見逃してミスすることがあるものよ。こういう時こそ気をつけなさい。」

思い当たるフシがあるなぁとドキっとしながらも、忠告してくれるオカミさんの温かさと、口いっぱいにトマトとカボチャのうま味が拡がって、じわっと目に水が…。

人生の先輩からは、優しい言葉を受ける時もあれば、かなりキビシイ言葉を受ける時もあります。

いつも素直に受け入れられるかというとそうでもなく、反発することも多いのですが、時間が経つと、ああ、あの先輩から言われたことは本当だったなぁと思い当たることが多く、改めて自分の未熟さと、忠告してくれる人の大切さを思い知らされます。

さらにそういう事を考えていると、私が櫨を応援しようと始めた活動ですが、実は櫨の方が不器用な私の人生を応援してくれてるような気がしてなりません。

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一足お先に「久留米まち旅」体験

2010-09-14 23:17:29 | 販売奮闘日記
久留米まち旅博覧会の予約受付が9月21日9時からスタートします。

いよいよ間近に控えて、私もマスコミ・関係者による「プレまち旅」を体験してきました。

まずは
梅林寺で本格座禅体験。

上の画像は本堂で座ったところ。実際には「座禅堂」という撮影禁止のおごそかな場所で行いました。

本番では30分は座禅するそうですが、モニターツアーは忙しいので10分程度。とはいえ、座禅は生まれて初めての体験でしたので緊張しました。

座禅堂では一切しゃべらず目をつぶらずで、足を組み、ひたすらゆっくり息を数えますが、アタマに浮かぶのは仕事のこととか、お昼ごはん食べたいなぁとか、なんだか煩悩だらけな事ばかり。

座禅の後は、老師を迎えて抹茶とお菓子のご接待。そちらでは正座で老師の話を聞きます。むしろ正座の方が苦しかったりして、足がしびれました。

ふと、目の前に蚊がいたのでなにげなく叩いたら、緑の畳の上に真っ赤な血がベットリ付いて慌ててしまいました。よりによって滅多に体験できない修行の場で殺生してしまうとは、寺にいると自分の情けなさが身につまされます。やれやれ。

その後はこの秋改修工事で新しくオープンする有馬記念館に移って、説明を聞いた後、待ちに待った「信玄弁当」を食べました。


カワイイよね。このお弁当。イマイチ言われは知りませんが、こういうお弁当ってワクワクします。

手作りで編まれた紐を解いてフタを開けると杯が一番上にあり、三層仕立ての器になりました。

味の美味しさは申し分ないし、量もたっぷりでオナカいっぱいになりました。

その後はまたもやお茶の接待。


それから屋形船に移って筑後川クルーズで、つるまるさんによるお菓子作り体験です。

簡単に作れる「よもぎ餅」とクレープ仕立てのおまんじゅうを、せっせと作りました。船の振動と鍋の音とかして行きは忙しかったんですが、帰りはお菓子を食べてゆっくりくつろぐことができました。

駆け足ツアーでしたが、普段はなかなかできない体験ができて非常に楽しかったですよ。

さて、まち旅についての詳しいサイトはまず久留米まち旅オフィシャルブログへどうぞ。


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久留米高専、デザイン演習

2010-09-13 06:18:00 | 販売奮闘日記
久留米高専のデザイン演習のプレゼンテーションが9日に行われました。

地元企業を対象に生徒達が商品デザイン等を含む提案するというもので、ロォーリングさんや坂田織物さん、つるまるさん、若波酒造さんなどおなじみの方々と一緒に、今回は松山櫨復活委員会も参加しました。

若者が櫨や和ろうそくをどのように理解して感じてくれるのか、そこから市場へどう提案するのか、私も興味しんしんで見守っていました。

若者向けに、小さなろうそくをセットにした商品はどうかな?と思ったりして試作もしてみました。

ところが、試作段階で気づいたんですが、手作りの商品ってのは材料費を削ったからといって思ったほど価格は安くなりません。価格の中では人件費が一番大きなシェアを占めています。

つまりろうそくが半分の大きさだからといって、価格が半分になるかというとそうでもないんですよね。

とはいっても、とにかく若者向けになんとかならないものかという懸念は以前からあったので、まずは生徒さんたちの考えを聞かせて頂くことになりました。

プレゼンでは生徒さんからの提案は「大人の遊び」

和ろうそくというものは、余裕のある大人が楽しむものというコンセプトに立って作られていました。

「大人の遊び」というネーミングはともかく、こちらが期待していた提案とは違ったものでした。

プレゼンの後、生徒さんたちに「なぜ当初の「若者向け」を変更したのか」と聞くと、驚いたことに意外な答えが返ってきました。

和ろうそくは安っぽくしない方がいい。

企業側から若者にすり寄るようなことはしないで、高級感のある今のポジションを保ってほしいとのことでした。

なかなか含蓄のある言葉です。勉強になりました。


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西日本新聞にちょぼくれ掲載

2010-09-12 07:27:52 | 販売奮闘日記
10日の朝刊にちょぼくれの記事が掲載されました!




写真では先日、花柳寿寛氏が八女に来られた時に高校生に所作などを教えていたところが写っていますね。

今回は高校生たちが既に自分たちで浴衣と下駄をあらかじめ用意してるし、扇子を持って簡単な振り付けを提案したりと、非常に熱心に取り組んでいます。なんと頼もしいことか。

実はこの後、夜にも練習がありました。

燈籠人形の演じ手である唄方、三味線方を入れての演目です。

こちらは寿寛氏を取材・撮影されているところ。

燈籠人形の今年の芸題は「吉野山狐忠信初音の鼓」。

三味線と松延さんの唄に寿寛氏の舞。特に今回は鼓が小道具として重要なポイントになっています。

実際に和ろうそくを灯しての練習風景を見ていたら、あまりに素晴らしいので鳥肌が立ってきました。

実際の燈籠人形公演は一週間後。花柳寿寛氏の舞台を見てから一週間後には、同じ音で今度は燈籠人形が踊るのを見られるわけですね。なかなか味わい深いと思いませんか?

和蝋燭のみで舞う「八女のちょぼくれ」のチケットお問い合せ先は、八女市横町町家交流館0943-23-4311まで。


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パルコでよかもん市場が

2010-09-11 09:53:50 | 販売奮闘日記
福岡パルコで明日12日まで、よかもん市場が出店していますよ。

ごらんの通り松山櫨復活委員会の商品も置いていただいています。

TVで紹介されたらしく、わざわざ買いに来られたお客様もいらっしゃったとのことですが、よかもん市場はネット通販なので、その場では販売することができず、申し訳ありませんでした。

ショーウィンドウとして実物を見て頂いてから、ネットで注文いただくといいなと思ってるんですが、しか~し、案外ネットをしていない方の問い合わせが多くて、ブログでの発信もそういった方には届きにくいという欠点があるのでした。うむむ。

とりあえず実物だけ置いていますので、パルコにお立ち寄りの際は見てやって下さい。

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八女のちょぼくれ、一週間前

2010-09-10 10:02:39 | 復活奮闘日記
ご無沙汰しています。
長いことサボっていましたが、元気にしています。
また張り切ってブログを書いていきたいと思います。



さて、いよいよ「八女のちょぼくれ」まで一週間となりました。
ただいまチケットも好評発売中です。

今年も和蝋燭のみで舞う花柳寿寛氏が来られて、光と闇の世界を作り出します。

昨年、ゼロというかマイナスの状態から始まった八女学院高校の生徒たちによる「ちょぼくれ」は、今年は非常にパワーアップして生徒たちも振り付けを提案するなど、やる気まんまんで、こちらの方がびっくりする程です。

やはり継続というのは大切なんだなと心から思いました。

昨年はとにかく何もかも初めてだったので、いろんな反省点がありましたが、今年は二回目ですしできるだけ公演をスムーズに上演できるよう、私も裏方スタッフとしてがんばらくなちゃと気を引き締めています。

舞台はお寺の本堂ですから、入場者数はわずか60席しかありません。

間近になるとチケットが売り切れる恐れがあります。できるだけチケットはお早めにお問い合せください。

チケットのお問い合せ先は
八女市横町町家交流館0943-23-4311

松山櫨復活委員会の公式サイトでPDFファイルを見ることができます。

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