写真は右が普通の西洋ローソクで
左が櫨蝋の手がけ和ろうそく(大輿製)です。
写真で見ると、ちょっとわかりづらいかもしれませんが
肉眼で見ると、明るさは言うまでもなく、
和ろうそくの方が三倍は明るいです。
炎の形もよく比べてみましょう。
和ろうそくの炎の先端が
美しく三角形になっているのがわかると思います。
西洋ローソクの炎は、平行に伸びていますね。
実際に肉眼で見ると、より鮮明です。
もう一枚、もっとアップで見てみましょう。
さっきより時間の経ったろうそくです。
和ろうそくの炎は、きちんと三角形を保っています。
一方糸芯の西洋ローソクも、さっきと変わらず平行のまま。
この炎の明るさと形こそ、和ろうそくの美であり
江戸時代の人々がこだわった部分です。
当時ろうそくを使っていたのは、
いわゆる庄屋層や、寺院・神社。裕福な商人たちです。
ろうそくを扱う商人が、こうしたお金持ちに
こう言って商売したとしたらどうでしょう?
「このろうそくは、前にお持ちしたろうそくと違いまっせ。
新しい方法を使うてるんです。新商品ですねん。
こないだより明るいろうそくでっせ。
比べてみたら一発ですわ。
ちょっと試しに火をつけてみまひょか?
ほら、火の形も、きれいにまとまって
ぎょーさん明るくなっとるんですわ。」(なぜかアヤシイ関西弁)
すぐに引っ張りだこになったんじゃないでしょうか。
この明るさと形には、「櫨の実から作る蝋」ばかりでなく、
「芯」が大きく関わっているのでした。
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左が櫨蝋の手がけ和ろうそく(大輿製)です。
写真で見ると、ちょっとわかりづらいかもしれませんが
肉眼で見ると、明るさは言うまでもなく、
和ろうそくの方が三倍は明るいです。
炎の形もよく比べてみましょう。
和ろうそくの炎の先端が
美しく三角形になっているのがわかると思います。
西洋ローソクの炎は、平行に伸びていますね。
実際に肉眼で見ると、より鮮明です。
もう一枚、もっとアップで見てみましょう。
さっきより時間の経ったろうそくです。
和ろうそくの炎は、きちんと三角形を保っています。
一方糸芯の西洋ローソクも、さっきと変わらず平行のまま。
この炎の明るさと形こそ、和ろうそくの美であり
江戸時代の人々がこだわった部分です。
当時ろうそくを使っていたのは、
いわゆる庄屋層や、寺院・神社。裕福な商人たちです。
ろうそくを扱う商人が、こうしたお金持ちに
こう言って商売したとしたらどうでしょう?
「このろうそくは、前にお持ちしたろうそくと違いまっせ。
新しい方法を使うてるんです。新商品ですねん。
こないだより明るいろうそくでっせ。
比べてみたら一発ですわ。
ちょっと試しに火をつけてみまひょか?
ほら、火の形も、きれいにまとまって
ぎょーさん明るくなっとるんですわ。」(なぜかアヤシイ関西弁)
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