松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

カモメのグリル

2014-10-25 07:33:24 | 今後の予定
今日は福岡市中央区港カモメ広場での「カモメのグリル」に参加します。

福岡NPOオンラインショップ「つなぐっず」が11月からオープンするのにともない、イベント出店でPRです。
櫨の花はちみつの試食をみなさんにしていただく予定です。

イベントサイトはココです。
つなぐっずの出店は今日だけですが、イベントは明日まであります。

バザール部門以外にも、港の美味しいレストランが腕を振るうグルメ部門やシーカヤック体験ができる
シーカヤッククルージングなど、魅力的なプログラムがたくさんあります。

ぜひ、みなさん遊びにお越し下さい!


きびだんごプロジェクト「モチモチの泡立ちで、保湿力抜群!100%ハゼを使った最高級石鹸を作りたい!」実施中です


蝋花(ろうばな)ができる瞬間

2014-10-24 08:47:38 | 櫨ものがたり
内子町での「櫨の魅力展」が無事に終わりました。
あとは来月の福岡市どいざきでの「櫨の魅力展」(11/18より)が待っています。

さて、画像は江戸時代(1800年代)に発刊された大蔵永常「農家益」に描かれた「晒し蝋場」の様子です。
手前に三人の男がいます。
一番右側の男はひしゃくを持って、なにやら大釜の中の液体をくみ上げ、竹の橋渡しにくみ上げています。
大釜の中の液体は櫨の実を搾った生蝋(しょうろう)です。

真ん中、やや左奥の男が水を汲んで桶に流しています。
手前の一番左側の男は、水が流れている桶の中でグルグルと棒をかき混ぜています。

これぞまさしく蝋花が生まれる瞬間なんです。

熱い生蝋を冷たい水の中に入れると、一瞬で凝固してしまいます。その様子を蝋花(ろうばな)と名付けられました。
その蝋花を画像奥の「蝋蓋(ろうぶた)」とよばれる四角の箱に入れて、天日で晒していくのです。

蝋花はウグイス色の生蝋を、太陽のもと、白くさせて白蝋にするための知恵だったのです。

現在の工程は江戸時代から少しだけ進んだものの、原理は同じです。

石鹸「蝋花」は、この白蝋から生まれました。

きびだんごプロジェクト「モチモチの泡立ちで、保湿力抜群!100%ハゼを使った最高級石鹸を作りたい!」実施中です


石鹸お試しは

2014-10-20 03:49:06 | 復活奮闘日記

櫨の魅力展では、さっそく出来上がったばかりの石鹸「蝋花」を来場のお客様に試していただきました。

中学生も。

サンプル配布しています。

内子町は観光地なので、来場者は関東、関西からが多かったのですが、地元の方も結構来ていただきました。

石鹸の感想は、泡切れや洗い終わった後の、しっとり感が非常に良い、香りが良いと言われました。櫨の香りと勘違いされる方もおられましたが、ともかく良いイメージを持ち帰っていただいたのは収穫でした。

櫨の魅力展 in 内子

2014-10-17 20:56:45 | 復活奮闘日記
櫨の魅力展in内子の様子です。
14日に中芳我邸ゲストハウスに到着して、さっそく飾り付けをしました。

こちらは飾り付けする前

落ち着いた感じの部屋です。

今ではすっかり黄金色に囲まれた部屋になりました。
とても華やかです。ご来場いただいたお客様も、櫨の黄金色に見入っておられます。



堀淳子さんの刺し子も色とりどりで、見て楽しまれています。


今回は、まず櫨でこんな鮮やかな色に染められるってことに驚かれている感じがします。

櫨といえばかぶれるっていうイメージだったけど、この展示会で見直したって言ってくれた人もいます。

いろんな可能性を見いだした人もいて、思わぬ出会いもあるので、毎日が楽しみです。

地元のケーブルテレビ西瀬戸は初日に取材に来てくれました。
こちらのサイトで15日のニュースをみることができます。

櫨の石鹸「蝋花」プロジェクト in きびだんご

2014-10-16 13:29:41 | 櫨ものがたり
ついに櫨の石鹸「蝋花(ろうばな)」のサンプルが完成しました。

構想から始めると3年以上。実際にプロジェクトに取りかかってから半年以上が経ちました。
できあがった石鹸のサンプルを見ていると、つくづく感無量です。

今回は小規模事業者持続化補助金に採択されたおかげで、小さなサンプルを作ることができました。
でも、まだ本格販売はこれからです。

そこで、本格販売するための商品作りの資金のために、クラウドファンディングなるものにチャレンジすることにしました。

昨日15日から、さっそくオープンしました。
タイトルはこれ!
「モチモチの泡立ちで、保湿力抜群!100%ハゼを使った最高級石鹸を作りたい!」
リンク先はこちらです。

ハゼって何?ってことから、私がこれまでやってきたことまで、イロイロとコンパクトにまとめました。
結構つくるの大変でしたが(^0^;)

やはりみなさんに櫨の良さを伝えたいという気持ちは、立ち上げた当初から変わりません。

ぜひリンク先での記事を読んでいただけるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いします。<(_ _)>

櫨の石鹸プロジェクト その10 サンプル完成へ

2014-10-15 21:07:29 | 櫨ものがたり
熟成された石鹸がいよいよ機械から出てきました。

金太郎飴みたいな固まりがどんどんでてきました。これが櫨の石鹸です。

強い力で石鹸が攪拌されている様子です。


櫨蝋は粘り気が強く、機械にがっしりとくっついてしまうので、かなり扱いが大変だったそうです。
この巨大な機械が、櫨蝋を扱ったせいで壊れたらどうしようかと妙にドキドキしましたが、それはさすがにプロ。何回も石鹸を押し出しながら調整していきました。

次第に金太郎飴状態の表面がきれいに固まっていくのがわかりました。

断面図です。


良い色合いの石鹸になってます。

一方、石鹸に合うデザインと商品名をアレコレ考えて作ったのがコレです。



商品名は「蝋花(ろうばな)」
櫨蝋を晒す時、江戸時代は溶けた蝋を水の中にいれて細かくしますが、その時、水の中で白い花びらが舞うように溶けた蝋が固まっていく様子を「蝋花(ろうばな)」と言うのです。

櫨の石鹸はこうした晒し蝋(白蝋)を100%使っているので、この美しい名前をつけることにしました。

数日後、完成した石鹸の配布用サンプルです。





櫨の石鹸プロジェクト その9 香り選び

2014-10-12 01:03:38 | 櫨ものがたり
画像は櫨蝋100%の石鹸素地です。
ここに辿りつくまで半年以上かかりました。一歩一歩進んでいます。

9月某日。櫨の石鹸の香り選びをしました。

こんなにたくさんの香りから選びます。


櫨蝋の匂いをうまくカバーできる精油を北尾さんがセレクトして最終的に三種類の香りパターンを作りました。

林社長の指導により、香りを入れた後にビニール袋を使って練り込みます。


数日置いた後、手を洗ってみました。


かなり泡立ちが良い上に、泡切れもすぱっととれていきます。



三種類の香りパターンの石鹸です。

今回は、香りは甘さと爽快感のある大人の香りを選びました。

アルプスラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、パチョリ。
全て天然由来の精油です。

さあ、これでいよいよ石鹸ができます。

私は同時並行でラベルのデザインをし始めました。