松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

くるめっ子館とみやま木蝋の里キャンドルナイト

2011-06-19 06:19:47 | 復活奮闘日記
18日(土)の午前中は、くるめっ子館での体験教室。
前回は小学1・2年生対象でしたが、本日は小学3・4年生対象です。

前回よりほんの少し年をとった子供達相手です。

配ったプリントにも全部ルビを振ったし、
櫨の話の内容にも理解度があがってるような感触でした。

火を灯すと真剣に炎の揺らめきを観察してます。


夕方からは、みやま市の保健医療経営大学での「みやま木蝋の里キャンドルナイト」。
今回は櫨蝋と椿油を使ったリップクリームやハンドクリーム作りをするワークショップを行いました。


今までずっと写真展示やら商品販売をブースで行ってきましたが、
このワークショップが一番好評で私も楽しかったです。

キャンドルナイトの様子です。

空き缶を再利用したキャンドル飾りがきれいです。


瀬高町の上庄八坂神社の祇園祭に伝わる大提灯。
中は100号木蝋ろうそくです。

火袋と言われる本体の紙は細かく細く切ってあり、魚のウロコが藩祖・立花宗茂の絵柄に合うように貼り付けてありました。
ウロコに灯りがキラキラと反射して美しかったです。細部まで丁寧に仕上げてあって感動しました。

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櫨染和紙を作れるか

2011-06-17 16:01:42 | 復活奮闘日記
櫨染の和紙に写経するイベントを7月10、11日に行います。

もちろん櫨染の和紙を準備しなくちゃいけません。
実のところ、私、いつものように簡単に考えていました。和紙屋さんに行って頼めばいいって。

で、八女和紙製造の「松尾和紙」さんに行ってきたわけです。

松尾和紙さんのところはこんな感じで一枚ずつ手漉きで和紙を作っています。


このような職人の作業はすごいですね。彼らにしてみれば日常の風景なんですが、私は一気にアドレナリンが上昇します。

この楮(こうぞ」をつけこんだ桶に櫨染した液を入れると、すぐに櫨染和紙ができあがるはず…

……が!そんなにうまくはいかないもんです。

これが楮(こうぞ)です。


すでに水分を吸っている楮には、あまり染料は入りません。
それじゃ楮をいったん乾かして染めてから…って流れは御法度でした。楮は一端乾かすと変質するのです。

チラシに使った画像は、乾いた障子紙を櫨染した液につけ込んだものです。
しかし和紙を原料から染めるとなると、こうはならないのだということを痛感しました。

松尾和紙さんのところでは、以前藍染めの紙に挑戦したことがあるそうですが、やはり薄いブルーになっただけで、思ったように染まらなかったとのことです。

櫨染は黄色くなるはずですが、本当に黄色に染め上がるでしょうか。
不安になってきました。


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河童の季節。

2011-06-13 08:13:56 | 美しい風景
おとといからずっと雨が続いていましたが、今朝は雨がやんだのでiPodで撮影してみました。

巨瀬川には河童伝説があります。


川沿いには河童神社もあるし、ゆたゆたと渦巻く水を見ていると、
こんな日は河童が喜んでいるんじゃないかとか思ったりして…。

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くるめっ子館ではぜロウソク作り

2011-06-11 17:44:39 | 復活奮闘日記
今日は石橋記念くるめっ子館で、子供達を対象にした「はぜロウソク作り」体験教室をしてきました。

三回連続なので、今日は1・2年生という低学年ばかり。

うわっ。いつももうちょっと高学年か、年配の人ばかりを対象に話してきたので、さすがにどう話したらいいかで戸惑う部分がありました。

プリントを配ると「先生、かんじが読めません。」と言われ、「どれどれ?」と見ると
「和ろうそく」の和にふりがなをつけてなかった!やれやれ。

しかし、実際に火をともしたりすると、だんだんみんなの興味も高まってきたようです。


芯引きの実演になると、押せ押せ状態になってきて、みんなが自分もやってみたいと言い出し興奮状態に。


こうしてなんとかみんな自分のロウソクを作って、雨の中、持ち帰ってもらいました。

いい思い出になったかな?

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お知らせ_RKBラジオで6/19朝9時放送

2011-06-10 10:27:40 | 販売奮闘日記
行ってきました。百道浜へ。

最初は駐車場があるかななんて、心配してましたが、百道浜は埋め立て地だけあって随分広いとこでしたし、ホークス球場も近いので、慣れない運転もスムーズに立ち寄ることができました。

TV局の最新のセキュリティチェックを通って、ラジオ編成局へ行くと、林田スマさんがおられました。

林田スマさんは、なんつーかオーラを放っているというか、存在感のある方なんですね。

内子の和ろうそくを買い求めたことがあるそうで、和ろうそくに関して理解のある方で、いつも話だすと迷走してしまう私をうまくコントロールして、話を引き出してもらいました。感謝・感謝です。

あとで編集するのかと思っていたら、わりとトントン進んであっというまに収録が終わりました。

RKBラジオの放送日は6/19(日)朝9時から、「林田スマのハートフルトーク」です。

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櫨の花

2011-06-09 07:42:09 | 指定なし

 


櫨の花です。


毎年5月末~6月上旬まで黄色い花が咲いていますが、櫨の紅葉を知ってる人は多くても、この黄色い花まで見たことがあるという人は少ないでしょう。


 


養蜂家によると、この櫨の花からは非常に高品質の蜂蜜が採れるそうですが、残念なことに、同時期にモチノキの花も咲いています。


 


モチノキの方が櫨よりも香りも味も強く、蜜蜂がモチノキからの蜂蜜をわずかでも運んでしまうとモチノキの特性の蜂蜜になってしまうそうです。


 


以前は山がまるごと一つ櫨の木だった場所も九州南部にはいくつもありました。そこでは上品な香りの櫨の蜂蜜が潤沢に採れたそうですが、今では櫨は伐採されてしまい、櫨の蜂蜜は非常に希少なものとなっています。


 


純粋な櫨の蜂蜜が採れたら…。


 


今となっては夢のような話ですが、100%櫨の蜂蜜を一度味わってみたいものです。


 




RKBラジオの収録へ

2011-06-09 07:06:19 | 販売奮闘日記
RKBラジオに出演することになりました。

番組は「林田スマのハートフルトーク」毎週日曜の朝9時から。

林田スマさんは、フリーアナウンサーで大野城まどかぴあの館長という有名なお方です。

ラジオの収録は、いままで電話が多かったんですが、スタジオまで行くのは初めて。

RKBは百道浜にあって、都市高で百道で降りれば近いです…って、いちいち書くのは、少々緊張してるからでしょうかね。

放映日がわかり次第、またお知らせします!

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お知らせ_石橋記念くるめっ子館で「はぜロウソク作り」

2011-06-07 20:16:09 | 復活奮闘日記
今月は三週続けて土曜に子供達相手の体験教室をします。

場所は元・久留米市長公舎で、今は子供達の体験施設である「石橋記念くるめっ子館」。なぜ石橋記念かというと寄贈したのが久留米の偉人・石橋正二郎・幹一郎親子だったから。

くるめっ子館では、子供達がいろんな体験教室に参加できる他、自由に勉強などもできる学習室があります。館内の一角には石橋家の資料も展示されています。

今まで石橋文化センターや石橋美術館を何気なく利用してきた私ですが、他にも市内の小学校のプールやブリジストン通り、有馬記念館、久留米大学、久留米高専などなど、それらをざっと見ただけでも石橋親子の久留米市へのハンパじゃない貢献度には驚きます。

正二郎の「世の人々の楽しみと幸福のために」という言葉を考える時、久留米って正二郎の愛情を太陽の光みたいにたっぷり注がれて育った町なんだなぁと思ったりするわけです。

土曜楽校「はぜロウソク作り教室」は6月11日、18日、25日(土)に開催されます。既に申込は終わっていて、各30名以上の子供達相手に教える予定です。

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くるめ起業会で広報紙創刊

2011-06-04 14:49:18 | 販売奮闘日記


くるめ起業会で広報紙を創刊しました。

くるめ起業会とは、久留米商工会議所で創業塾や商人塾を卒業した経営者たちの集まりで、私も両方を受講したので昨年から入っています。

ブログは手軽に始められるんですが、紙媒体の広報紙となると腰が重くなるもんです。しかし今の世の中は、テレビや新聞を見ないでインターネットで情報を得る人もいれば、テレビと新聞だけの人も多く存在します。

ブログはわざわざアクセスしないと到達できませんが、紙は手渡すだけで伝わるため、案外、原始的な試みの方が心に訴えるものがあるのではないかと思います。

4月から広報グループ長になったので、初の試みとして起業会の方達に呼びかけてみたところ、8名の方が作成されました。

「以前から、こういったのを作らなくちゃと思ってたのよ!」
「なんかやらなくちゃと思ってた。」

どうやら考えることは皆同じで、自分から発信しなくちゃはじまらないという意識は高かったものの、「今まで作ったことのないことに挑戦する」というハードルの前で佇んでいたわけです。

私自身も、ブログを書くこと自体にマンネリ化してしまう時があり、背中を押してくれる存在があるといいなぁと思ってたので、渡りに船とばかりにエクセルで作ってみました。

私はエクセルはほとんど使った事はなかったんですが、なんとか見よう見まねでやれるもんです。あまり上出来な部類に入らないかもしれませんが、とにかくテンプレを作ってみんなに利用してもらうことにしました。

で、私が作ったのがこれ


「櫨通信(はぜつうしん)」です。

ちょうど写経イベントを7月に控えているので、それに絡んだ内容です。
記念すべき第一号です。

…なんか途中で終わった「松山櫨便り」の後継って感じがしなくもないけど、ともかく今度からはこうした形で、続けていきたいと思います。

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お知らせ_櫨染和紙に写経します

2011-06-01 18:52:02 | 復活奮闘日記
ご無沙汰です。
しばらく更新していなかったので、皆様からご心配のメールやら電話やら…どうもすみません。

櫨の活動が停滞しているってことはありませんのでご心配なく。

さて、まずは7月に写経イベントをするのでお知らせです。


大震災の後、毎日TVで報道される原発関連のニュースとインターネットでの情報に、どうも鬱々とした気分が続いています。そうかといって、遠い九州にいる身としては他人事のような気分でいる罪悪感もあります。

「今は節電=ろうそくでしょう。チャンスじゃない?」とか言われたりすると、余計にどうしたらいいものか戸惑ったりしています。

答えが見つからないままに、一つの答えを出そうとしているのが「写経」です。

櫨染は以前から取り組んできましたが、和紙に染めることは初めてです。

もちろんやってみたいと思ってましたが、櫨染和紙をいったい何に使うべきか?のポイントで止まっていました。

櫨染和紙は正倉院文書の出納記録に、写経用の紙に使われていました。

昔は紙が貴重であったこと。櫨染が太陽の色であり、皇帝の色を示す黄金色であるために、櫨染和紙が使われていたようです。

以前、まち旅で写経体験をした時、ただただ無心に書いていくことで精神が非常に落ち着くことに気づきました。写経が以前は教えを伝えるためだったものが、次第に精神修養となっていった経緯が、実際に体験することでよくわかりました。

櫨屋敷で行う写経イベントは、もともと屋敷の持ち主が常行寺の檀家さんだったので、ご住職に相談したところ、快く引き受けてくれました。

一般的には写経というと般若心経ですが、浄土真宗ですので「三誓偈」というお経を写経することになりました。当日は読経と「三誓偈」に関する解説や説法をしていただきます。

どんな方でも自由に参加することができますので、ぜひおいでください。

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