今朝の西日本新聞筑後版に、まち旅プログラム「筑後川の湯宿で奏でる日本の秋の夕べ」のリハーサルが掲載されました。
ろうそくの灯りで音楽を聴く、あるいは日本舞踊を見るなどは今まで取り組んできたことですが、ろうそくの灯りだけで食事をするってのは、お茶事の「夜噺」以外ではまだやったことがありませんでした。
というのも、櫨灯りといっても火を使うわけですから、マッチを擦ったこともなく、普通のパラフィンろうそくしか使ったことのない、要するに火とのつきあい方を知らない人間が、果たして楽しく食事できるのかというと、非常にハードルが高くなっていたからです。
そこで今回の櫨灯りでは、伝統の和ろうそくではなく、フローティング用キャンドルを使います。芯と櫨蝋は和ろうそくと同じですから、灯りの良さはそのまま生かせますし、水に浮かべることで水面の反射光の効果と、水による安心感を与えられます。
そして灯りの位置も重要です。単にてきとーな燭台を使うわけじゃなく、お料理が美しく照らされる高さを計算した位置に炎が来るような燭台を開発しています。
この灯りの演出を手がけたのは、山口で活躍する日本舞踊の花柳寿寛福さん。お父上の花柳寿寛さんと共に、山口・瑠璃光寺で和ろうそくの灯りで舞うイベントを10年以上続けておられ、和の灯り演出の専門家と言えるでしょう。今回は灯りアドバイザーとして手がけていただきました。
そんなわけで、櫨の灯りがいかに美しく料理を照らし、向かい側に座っている人を照らし、幻想的な世界に導くかを、ぜひ皆様にも体験していただきたいです。
まだ残席には少し余裕があります。どうぞ櫨灯りが導く未知の世界をあなたも体験してみませんか?
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まち旅博覧会事務局 電話0942-31-1730