松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

秋月で櫨キャンドル手作り体験

2010-01-31 23:29:08 | 復活奮闘日記
30日は朝倉市秋月の喫茶店「ピノキオ」で櫨キャンドル手作り体験をしました。

参加者は地元の方ばかりでしたが、櫨の話は珍しいということで
興味深く聞き入ってくれました。

でもなんといっても朝倉市は「あさくら正徳芯」の本場。
なんと正徳さんにご縁のある方や知り合いの方もいて、
芯の話で大いに盛り上がったのでした。

全国でも芯巻きを専門に内職している人は非常に少なくなっています。
朝倉市ならではの和ろうそくの芯の文化と伝統を
絶やさずにいられたらと願ってやみません。

芯巻きを体験してみたいという方もおられますので、
今年はぜひ念願の芯巻き教室開催実現に向けて動きたいと思っています。

ちなみに教室のことでアタマがいっぱいになってて
すっかり写真を撮るのを忘れてしまいましたorz
キャンドルホルダーは絵咲木さんとこの「はぜにゃんどる」を使ったので
上の画像は以前撮影したものです。
たぶん今頃こうやって灯してくれてる…かな?

さて、明日から一週間、東京から愛知、京都、奈良をめぐる和ろうそくと櫨の一人旅です。

一眼レフを持って行きたかったけど、今回は旅の合間に仕事をするハメになったので
小さなデジカメに変更して、代わりにノートパソコンを持って行くことになりました。
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だぼはぜの会へ

2010-01-29 23:41:02 | 販売奮闘日記
上の画像は北野町から久留米市に入る筑後川で撮ったものです。

田主丸町は筑後川の中流域ですが、ほんのすこし下流の久留米市まで下るとぐっと川幅が広くなります。このあたりになると、少しずつ海に近づいていくんだなって感じがします。

今日は「だぼはぜの会」に初参加してきました。

今日は主に他の皆さんのビジネスプランを聞きました。

一つのアイディアに率直な意見が次々に出てきて、商品を販売していくノウハウやコスト計算、流通のことなど非常に勉強になりました。

ビジネスの世界を知らないことばかりで、誰に何を聞けばいいのかもよくわからない場合があります。まるで河口から大海に出ていく小舟のようなもの。なにやら自分自身が危なっかしくて仕方がありません。

そういう時、こういった勉強会で率直に疑問点を出して相談したり意見を伺ったりできると思うと、少しは心の負担も軽くなるってもんです。

というわけでこれから月に一度は夜の会合に出席することになりました。福岡産業デザイン協議会ワークショップと合わせて、夜の勉強になりそうです。

たぼはぜの会のサイトはこちらです。

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どうなる?海外への販路 つづき

2010-01-28 13:10:36 | 販売奮闘日記
昨日の続きです。
「ワックス」という名前のせいで、郵便局から受け取り拒否されてしまった「櫨蝋のワックス」。

現在、海外へ送る品物はずいぶん規制が強くなっています。例えば、香水とかマニキュア、リムーバー、整髪料、花火、ライター、マッチなんかもダメなんですって。どうも成分にアルコール類や発火性のあるものが入っているとNGがつくようです。

櫨蝋のワックスには発火性がないのはもちろん、アルコールなんか入ってないし、危険な成分なんてあるわけがない…ってことを説明しなくてはなりません。

「櫨蝋は安全!」と片田舎の小さな郵便局の窓口で、大きな声でわめいたって迷惑がられるだけなので、とりあえず引き下がってValue of Fukuoka Japanを運営する福岡県の担当者の方に相談してみることにしました。

担当の方と一緒に日本郵便の「国際郵便として送れないもの」の一覧のサイトをじっくりと見ることからはじめました。

担当「櫨蝋は一覧の物品には入らないでしょうね。でも気になるのは櫨蝋は可燃性物質かどうか。櫨蝋は火をつけたら燃えるんでしょうか。」
私「芯を立てて火をつけたら燃えるでしょうけど、ちょっと待って!火をつけたら洋服だって何だって燃えるじゃないですか。」

というわけで、担当の方から日本郵便に問い合わせていただき、結局次の回答を得ました。

「(櫨蝋は)引火点が60度以上であり難燃性物質」であることが判明しましたので、EMSでの輸出は可能となります。」

よかったよかった。郵便局は「Incombustibility」(難燃性)という表記付きで無事に引き受けてくれました。一安心です。これで「櫨蝋のワックス」は無事に海外へ飛んでいきました。

それにしても、今回の場合は名前が紛らわしかったことが大きな原因のようです。しかし櫨蝋の英訳が「Japan Wax」で100年も前から輸出してたわけですよ。今更テキトーにどこかの「●●のバター」とか「●●クリーム」みたいな、わけわかんなくなるような名前に変更するのも気が進まない話です。とはいっても明確な記述というのは必要ですし。

ネットで調べるとなんと「Japan Wax」という木蝋を配合した石油系ワックスも大手から販売されているから、紛らわしいったらこのうえないですね。そっちは可燃性で引火性がある危険物だからなおさらです。

この際、「Haze-Rou」と名前を変えるしかないかな?!

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どうなる?海外への販路

2010-01-27 15:50:59 | 販売奮闘日記
福岡県が推し進めている地場産品のネットによる海外販路進出に、当委員会も参加しています。
それがValue of Fukuoka Japan

上記のサイトに飛ぶと、トップ画像には、な、なんと「正徳芯和ろうそく」の画像が!

しかし私も海外販売というのはやったことないので、担当の方に「どうしよう。私でも海外に送るなんてできるんでしょうか。」とかなんとか情けない相談をしていたら、とりあえず小物として扱いやすいワックスから出品してみたら?とアドバイスを受けました。そこでワックスのページです。


どど~んとワックスがラインナップに入ってます。ページはこちらです。

そうだ!まずはワックスで海外販売して、その後に和ろうそくを販売しよう!

そう思いつつ、しばらく忘れてました。だって注文もなかったし…orz

そしたらついに

海外から注文が来たんです!

アメリカからの注文でした。
大慌てで書類作りのメールをやりとりし、取扱説明書も大急ぎで英訳してもらって…ってまだ作ってなかった私も私ですが、とにかく昨日からジタバタジタバタやっておりました。

ついに海外か~と気分もかなりハイテンションになって、こんな櫨のポストカードも作ってみました。

英語が合ってるかどうかは後で添削でもしてもらうとして…。

要は心意気じゃ!とばかりに張り切って近くの郵便局へ発送手続きに行ってきました。

すると馴染みの郵便局長さんが一言。
「ワックスは航空便でも船便でも送れないんですよ。」

ぼ~ぜんとしました。
ワックスは危険物なんだって。うそみたいな話です。
発火性はないと説明しましたが、「ワックス」という品名自体がNGでした。念のため、局長さんが日本郵便の関係部署に問い合わせてくれましたが、やっぱり「ワックス」という言葉の響きがいけないんでしょうかね。却下されてしまいました。

海外にワックスが送れないんじゃ、ろうそくだって送れないんじゃ…?

この世の中ってどうなってるんでしょうね。

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福岡産業デザイン賞受賞作品集

2010-01-25 20:27:44 | 復活奮闘日記
'09福岡産業デザイン賞受賞作品集が送られてきました。

公的な記録として受賞歴が残るというのは、なんとも晴れがましい気持ちで正直嬉しいもんです。だって普通に生きてて、そーいう機会って滅多にないもんね。


奨励賞のページにも写真とともに講評が掲載されています。

総評によると、不景気を反映してか、応募は152件(123社)とこれまでの最多だったそうです。応募が増えるに従って、デザインと製品のクォリティもかなり上昇中とのことで、こういう賞を実施することで、企業としても非常に刺激になってるんだろうなぁと思いました。

和ろうそくと櫨。両方とも古いものですが、現代の視点からは目新しく感じます。

とはいえ人間は飽きっぽいから、単に昔のモノを引っ張り出してそのまま飾って珍しいと言うだけでは、そのうちにやっぱり飽きてしまうでしょう。

和ろうそくをお供え用に使って貰うというのは、まだ全然浸透してないから引き続き進めて行くとして、今後は視点を変えた商品展開も広げていきたいな~。

ああ、今の気分はなんてポジティブなんでしょう。とりあえず明日からまたがんばろうっと。

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「森とツナガル休日」で櫨キャンドル体験

2010-01-24 20:17:40 | 復活奮闘日記
今日は福岡市中央区高砂にある食べ物や「らうらう」で櫨キャンドル手作り体験教室を行いました。

主催はふくおか森づくりネットワーク。森林を人々にもっと身近に感じてほしいと、魅力的なイベントを行っている市民団体です。

さすがに森に詳しい方が多いと見えて、櫨の木を知らないという人は一人もいませんでした。でも普通に出回っている白いローソクの原料は?と聞くと、知ってる人は一人もいませんでした。

とはいえ、木や森について問題意識の高い方達ばっかりだったせいか、質問も次から次へと出てきて、あっという間の一時間半でした。

玄米食などの食材にこだわった自然食のランチをいただいたあと、ギターの弾き語りを聞きながら素敵なひとときを過ごすことができて楽しかったです。

たべものや「らうらう」のサイトはこちらです。

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初射会

2010-01-23 23:35:08 | 和弓と櫨
今日は初射会。寒かった!

昨日まではポカポカしてたのに、日中は雨まで降ってきてこの寒さ。すっかり身体も縮こまった状態で弓を引くことになりました。


時々ストーブでかじかんだ手を温めました。


私の弓は左から4番目。伸び寸です。新しい弓のお披露目にもなったので、皆さんから「かっこいい弓だ」とお褒めの言葉をいただき、結構イイ気分になりましたが、すぐに指摘されました。

「あっ!弦が少し後ろにズレてるよ。最初だから気をつけなさい。」

新弓は弦をテキトーに掛けると、そのままの形で覚えてしまうため、後々厄介な事になります。弦の動かし方を習ってきちんと真ん中の定位置におさめましたが、実をいうと私は冷やっとしました。

だって一昨日、あんまし引いてないのにもうズレてるわけですよ?カーボン弓の時は気にも留めなかったことです。

おまけに一昨日は、信じられない程まっすぐ矢が正確に的に入っていったのに、今日はな、なんと一手ずつ5回立ち、計10射ゼロ中。一本も入りませんでした。矢は12時方向の近い位置に外れてるので、的付けを変えるわけにも行かず、どうにも修正できません。

ありがたいことに入らない時は皆さんからアドバイスを受けることになります。

「弦音が悪い。弓手の持ち方が悪い。離れが悪い。」よーするになんもかんも悪いってわけです。

そうこうしているうちに、ハッと気づくと弦と弓との間がミョーに狭くなってるし。

一本も中らなかったので、気を取り直して花的です。


しょうぶの花的を獲得しました…が、実はこれ、掃き矢がワンバウンドして入ったもので、的を破っちゃったのでもらったもんです。なんつーかもう、最後まで締まりのない一日になりました。

今年はいい年になるのかな?!

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ヤトロファと櫨

2010-01-23 00:24:24 | 復活奮闘日記
ヤトロファ・クルカスという植物があります。

別名ナンヨウアブラギリ。トウダイグサ科の中南米原産の落葉低木で、種子に豊富な油分があることからバイオディーゼルの原料として脚光を浴びているらしいです。

肥料も要らない、僅かな水分があれば育つ。気候的には年間降雨量300~1000mmの熱帯乾燥地帯、気温は20~28度が理想だが、かなり悪条件の土地でも育つということで、地球温暖化にぴったりの植物というわけです。

このヤトロファは旧日本軍が南洋で代替燃料として使用していたという話もあり、石鹸や下剤、ロウソクの原料としても使われているそうです。

…なんだか櫨蝋を思い出しますね。しかもヤトロファには毒性があるとのことで、ますます櫨を想起させるものがあります。

現在、世界各地の途上国ではヤトロファの大きなプランテーションが造成されてるそうで、いろんな利権も群がってる真っ最中。

HPを見ると、すごく可能性のある植物のように見えますが…

そうそううまくいくんでしょうか。

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コレットへ行ってきた

2010-01-17 23:16:14 | 販売奮闘日記
今日は北九州市小倉駅前のコレットに行ってきました。

お目当てはもちろん6Fの福岡デザインコレクション。

こちらでは今、なんと当委員会の商品がピックアップされてるんです!!

前は確か棚の一番下に飾られてたのにいいのかしらんと、おそるおそる近づいていくと、確かに目立つ場所に展示されていました。それにろうそくは「福岡産業デザイン賞」のシールまでつけてありました。ひゃ~ありがたやありがたや。



実は商品説明をするフォトフレームは数ヶ月前からの宿題で、ずっとやんなきゃと気がかりになってたものの、なかなか作業が進みませんでしたが、ピックアップされて飾られていると知り、一念発起しました。

櫨の写真の画像加工をして本体に入れ込む作業をした後、三時間近く小石原経由小倉までの雪解け道を車でヨロヨロと走ってきて、ようやくたどり着いて飾ることができてほっと一息です。ふぅ~。ぜひ行かれた方はチェックしてみてくださいね。

こちらでは櫨染(はじぞめ)の美しさに目が止まる方が多く、ギフト用に買って行かれるとのことで、すでにスカーフは品切れになっていたので多めに納品しました。

担当のスタッフはお客様から櫨染についていろんな質問を受けるそうです。

例えば櫨の芯材で染める貴重な櫨染(はじぞめ)と、櫨の葉っぱや小枝で染める一般的な櫨染(はぜぞめ)との違いや、櫨染の色の黄・紅・緑の三種類の色の違いとか…。

やっぱり現場の声というのは改めて大切だなぁと思います。それにお客様が櫨染について、かなり関心を持って見てくれるんだとヒシヒシと感じました。

そんなわけで、大急ぎで櫨染の簡単なリーフレットを作成して置いて貰うことにしました。

今日は日曜日で、とにかく人出だけは多かった。駐車場に入る車だってずっと並んでたし。この人出が売上にもっと繋げられるといいんですが…。

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新しい弓

2010-01-13 21:53:00 | 和弓と櫨
先日、久しぶりに弓道場へ行って弓を引きました。櫨のシーズンから年末にかけてず~っと忙しかったのでブランクは一ヶ月以上です。

こんなに間が空くと身体がかなりなまってるし、引けるかどうかも自信がなくなってきます。
皮肉なことに、こういうモチベーションが下がった時期に、新しい弓が都城から届きました。

煤竹の弓15キロ。銘は南崎寿宝、製作者は南崎裕一さん。もちろん側木は櫨です。

ずっと以前から欲しかった弓なのに、気品のある煤竹の輝きを見てるうちに、どうにも気後れしちゃって、私は身分不相応な弓を買ったのではないかとオドオドしてました。

ちょこっと弦を鳴らしてみるとベィイイインと良い音が出ます。も、もうこれだけでオナカいっぱい。

この弓、引いていいのかどうか。


弦が弓よりやや右側に入ってるのを入木(いりき)。逆を出木と言うそうですが、弓は入木でなくてはならないそうです。



こちらから見て、姫ぞりが弦と並行になっていないといけないんだそうです。

なぜ入木なのかとか、なぜ弦と並行なのかというのは、まっすぐ矢を飛ばせるための技術らしいんですが、実を言うと私にはイマイチ理解できてません。弓の道理というものが二年以上経ってもさっぱりわかってないかと思うと、ますます寒空同様どんよりした気分になってきます。

この弓、私が引いていいのかどうか。

ためらいながら素引きを何回かするだけにしてましたが、そのうちT先生から「たまには引いた方がいい」と言われ、ついに矢を番えて引くことにしました。弦は麻弦です。

カーボンに比べると、竹弓は柔らかい引き心地です。大三から会に入って、離れにいった瞬間、ぱああああんと高い音がして弦が切れました。

その瞬間、弓が大きくのけぞって唸りながら息を吸い込んだ…ように見えました。
ずっと弦を張りどおしだったから鬱屈としていたかのようです。

この開放感!

というわけで一句。

弦切れて 寒空に咆ゆ 若き弓

おそまつでした~。

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水引屋さん

2010-01-10 22:51:18 | 販売奮闘日記
今日は北野町のさいわい屋さんに行ってきました。

ここは昔ながらの水引を作っているお店です。以前は単純なあわび結びが主流だったそうですが、今ではバリエーション豊かな華やかな結びも作られています。西日本シティ銀行のポスターにも使われました。

店内は素敵な和の雰囲気です。


こうやって少し変わったのしと結びにするとおしゃれですね。


なんだか和ろうそくにも合いそうです。


伝統的な水引の固いヒモって、和紙でできてるんだそうです。絹製や最近はビニール製もあるそうです。

最近はいろんなお店からギフト用などに華やかでちょっと変わった水引を使いたいという申し出が増えてきたとのことで、これえからもいろんなシーンで使われる機会が増えてきそうですね。

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耳納学園展示即売会やってます!

2010-01-09 23:47:33 | 販売奮闘日記
正月早々、ブログはお休みしてました
なんつーか、正月ボケっていいますか…。
が!一応、活動はうごめいてやっております。

ただいま、ゆめタウン久留米のウェストコートでは耳納学園の展示即売会の開催中です。毎日、会場を訪れては二時間ほどウロウロしています。

考えたら私が参加するのももう三回目。

今回はこんな感じで準備しました。


耳納学園では陶芸をはじめ、牛乳パックのリサイクルで和紙を作ったり、廃油石鹸を作ったり、様々な手芸品とか、いろんな手作りを模索しながら毎年新しいチャレンジをしています。

櫨の商品とコラボできる新しい接点はないものかと毎回頭をひねっているんですが、材料と手間とコストがうまく折り合うモノというのを考えると、なかなかコレといった商品イメージを思いつきません。結局、今回もキャンドルホルダーのみになってしまいました。う~む。

とはいえ、こうやって吹き抜けの会場を、上から一望してみるとふと思いついたものがありました。

自分の扱う櫨という立場からいったん離れて、完全に耳納学園の展示即売会という面に立って考えたわけです。

耳納学園の生徒さんたちが一生懸命作った商品をもっともっとたくさん売れるようにするには、どうすればいいだろう?って。

すると、ここしばらく販売とかの講演会やら勉強会やら、いろんな方からのアドバイスを受けたおかげで、新しいアイディアが頭の中にすーっとイメージがわいて出てきました。

おかめはちもくというか、他人のやってる事は結構見えてくるもんですしね。

そんなわけで考えが煮詰まっている時とか、自分自身のマンネリを打破する時とか、何をやってもうまくいかない時とかは、視点を完全に変えることが重要なんだと思い至ったわけです。

まずは耳納学園のために自分がやれることをしなくっちゃ!

展示即売会は11日祝・月まで。皆さん、ぜひ来て下さいね!

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2010年1月1日

2010-01-01 09:52:40 | その他
あけましておめでとうございます。
上の画像は石兆亭のおせち料理。食べ応えがあって美味しかったです。

さて、お正月ということで「正月 名言」とぐぐってみたら、
一休宗純の有名なお言葉がありました。

「正月は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」

ううむ。もっと明るくなる言葉はないものか。

あった!

「死のうと思っていた。 今年の正月、よそから着物一反もらった。 お年玉としてである。着物の布地は麻であった。 鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。」太宰治

………他を探そう。あっこれはどうかな。

「水音の、新年が来た

何としづかな、あまりにしづかな元旦だつたらう、

それでも一杯ひつかけてお雑煮も食べた。(中略)

飲んで寝て食べて、読んで考へて、そして何にもならない新年だつたが、それでよろしい。

私が欣求してやまないのは、悠々として迫らない心である、

渾然として自他を絶した境である、その根源は信念であり、その表現が句である、

歩いて、歩いて、そこまで歩かなければならないのである。」

(行乞記 種田山頭火)

今年も当ブログは続いていきますのでどうぞよろしくお願いします!

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