松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

カロートペンダント

2009-04-30 20:51:04 | その他
遺骨・遺灰の一部を納骨できるというペンダントのパンフを見ました。

大切な人といつも一緒にいると実感できるという最近話題のペンダントです。いろんなおしゃれなデザインがありますし、ブレスレットとかもありました。

私もろうそくを扱っている以上、人と人との繋がりを示す商品として、こういった新しいスタイルの商品はかなり興味があります。そこで、出会う人ごとに「カロートペンダントってのがあって…(説明)…で、どう思いますか?妻(夫)の骨の入ったのを身につけたいと思いますか?」と聞くことにしました。

私の周囲の女性たちは大抵こんな感じ。
「やだ。気持ち悪い。」
「ありえない。」
「昔飼っていたペットの犬の骨なら身につけてもいいけど。」
ええっ。夫よりペットの犬を選ぶ?

聞く相手が間違っているかもしれないと思って、今度は男性に聞くと
「お墓にいれてそっとしてやりたい。」
「骨を連れ回すなんて可哀想。」
「昔飼っていたペットの犬の骨なら身につけてもいいけど。」
なぬ?妻よりペットの犬を選ぶ?

まだ数人にしか聞いてないのでよくわかりませんが、伴侶よりもペットの犬ネコの方がまだ受け入れられるというのが、人の心の不思議さ。次に生まれ変わるなら、愛されるペットの犬になりたいもんです。

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福岡地区弓道近的選手権大会

2009-04-29 22:07:44 | 和弓と櫨
今日は福岡地区弓道近的選手権大会が博多の森弓道場で行われました。

この大会は県の選手選考会も兼ねているとのことで、ゆくゆくは明治神宮まで続いているとかなんとか聞いたので、さっそく受付で「選考会にエントリします。」と申し込みました。そう。何があるかわかんないもんね。ひょっとしたらひょっとするかもしんないし。ほら、「エースをねらえ!」の宗方コーチみたいな人が、私を指名してくれるかもしんないし?な~んて。


私の立ち順は37。12人立ちで、一人欠席がいたので私は落ちに入ってました。競技では珍しく一手礼射を二立です。

あわてモノの私は、礼射の方がまだ中るので「大丈夫大丈夫」と落ち着きながら引きましたが、一立目は土足でガッカリ。昼食前にもう一回立つと、一本だけなんとか的の端っこに中りました。

つまり4射1中で、とーぜんのごとく予選落ち。

「もう、1本しか中らないなんてつまんない。」とぼやいていると、算段のM子さんが
「あーたねぇ、この大きな舞台で1本中ることがどんなにすごいことか。ほら、20年以上引いている先生たちを見てごらんよ。」

たしかに五段六段、称号者の先生たちですら1本しか中らない人もいるし、時にはゼロの人もいます。
「中らないと辛いでしょうねぇ。」
「弓歴が長くなればなるほど、中らないと辛いんだってば!」

弓道は全て無言で行います。人が何を考えながら引いているのか、弓を引いて何を思うのかはナゾです。様々な葛藤と、激しい想いを心の奥に秘めてるってことだけはわかるんですが…。

というわけで、何度も土足経験があるM子さんは2中で予選通過。競射で1中して近寄せの結果、見事5位入賞しました。

大会の後、私は道場に帰ってきて練習。宗方コーチならぬ鬼熊コーチ(?)から厳しい特訓を受けたおかげで、少し射形を改良できそうです。

次の射会は来月末。熊本県植木町のスイカ争奪弓道大会。今度こそがんばってスイカをゲットするぞ~~!

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来月はサロン・ド・井筒屋U店で

2009-04-28 21:40:57 | 復活奮闘日記
昨日、えーるピアでひだまりCHIGGOのミーティングが行われました。

ひだまりCHIGGOは筑後の産物をテーマに集まったグループですが、昨年の夏、東京ミッドタウンでの展示販売からスタートして以来、3月のサロン・ド・井筒屋U店を経て、これからも機会あるごとに協同して展示販売を行うことになり、今後の活動を話しあいました。

当面は3月に行った第二弾として、もう一度サロン・ド・井筒屋U店のアートスペースで「ひだまりCHIGGO 筑後展」を行います。期間は5月12日(火)~24日(日)まで。6月末で閉店する同店の最後のイベントとなります。

博多での井筒屋さんの最後の花道となるイベントですから、何かぱぁっとできないかな?と思いつつも、何をするにしてもまずは予算があり、思うようにはいかないのが現実です。しかし今回はとりあえず前回のような店ごとのブース形式ではなく、もっと消費者の立場に立って連想を引き出しやすいように商品を展示していったらどうかとか、いろんな案が出されました。

こういう話しあいの時、私も積極的に意見を出したいところですが、なんせこないだようやく商品を置き始めたばかりで、立体的な造詣にはてんで疎くて、どんな風にディスプレイすべきとかどうもピンときません。

またどうやって消費者にアピールしていくべきかとか、メディアをからめてのPRってのは、何か突拍子もない新しいものがあるとか、話題性のあることをするとか、いわゆる引きつけるモノが必要で、大抵はコストの問題が辛いところ。

基本的には、突飛な事に走るよりも、地道にこうした展示販売を繰り返しながら実績を重ねて、消費者に信頼と安心感を与え続けていくことが一番大切なんだろうなと思います。

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日田のキッチンクラフトザイツ

2009-04-27 17:17:40 | その他
日田市のキッチンクラフトザイツさんちに、baliさんやHookTailさんたちと行ってきました。

ザイツさんは2月に博多大丸で催事をした時の仲間です。大丸で独創的な木工デザインのキッチン道具を見て、ぜひ一度日田の工房へ遊びに行ってみたいなぁと思っていました。

ザイツさんちに行く前に日田の天領水のとこの「元気の駅」へ。


道の駅みたいな感じです。

ゆっくり見てみたい気もしましたが、とりあえずここのビュッフェで腹ごしらえしました。

工房は伏木公園の隣にありました。名前は「なんじゃもんじゃ」。しゃもじを始め、バターナイフなど木製のいろんな道具があります。


全ての道具はザイツさんの亡きご主人のデザインだそうで、今では奥様が後を継いで作っています。


「王様の椅子」だって。

腰と足をホールドしてくれて、とっても座り心地がよかった椅子です。

じゃーん。

男性が座りたがる…「おっぱい椅子」だって。現代美術として美術館に飾っておけるような感じ。座り心地?もちろん、かなりいいです。

こちらの工房では、29日13時からソプラノとギターのコンサートが開かれます。手作りのお菓子を用意しているとのことで、もしご興味ある方は下記へお問い合わせ下さい。

キッチンクラフトザイツ(伏木公園ヨコ)
TEL0973-24-9711


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30号のろうそくの芯ができた

2009-04-27 00:01:39 | 和ろうそく芯ものがたり
30号の芯ができました。

見ての通り、いつもの2号ろうそくの芯に比べると、随分でかくなりました。

「これはさすがに難しかったわ。やり直した芯もあるわよ。」と正徳さん。

芯の上部は二重巻きをしていますが、スムーズに下へ降りて一重と重なっているあたり、さすがの名人芸です。見れば見るほど迫力のある芯です。規格どおり、きっちりサイズを合わせて巻いてくれたおかげで、並べてみても太さが揃っています。

これに蝋を手がけすると、どんなろうそくができてくるんでしょう?

あとは大與さんにこの芯を送ってできあがりを楽しみに待つことにします。

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30号のろうそく

2009-04-26 07:53:12 | 和ろうそく芯ものがたり
30号のろうそくを作って欲しいとの依頼がありました。
30号…。いつも正徳芯和ろうそくの5本入りで販売しているろうそくは2号ですから、非常に大きいろうそくを作ることになります。用途は寺に奉納するとのことでした。

さっそく正徳さんに相談して、30号のろうそく用芯を依頼しました。
「30号というと、丈はどのくらい?」と正徳さん。
「ええっと、23cm…みたいです。」と私。
「センチじゃなくって、寸で言うのよ。全部寸で合わせてるんだから。」
「ええっと、(3.3で割れば…)7寸です!7寸!」

「芯巻き棒があるかしら。6.5寸ならこないだ巻いてたけど…。」
「それでいいんじゃないですか?」
「だめよ。もし芯が細すぎたら、余計に蝋を塗らなきゃいけないし、炎も違ってくるでしょう。」

正直、長ささえ合わせてたら、適当にできるんじゃないかという安直な考えが頭をかすめていきましたが、確かに言われる通り、30号なのに20号程度のろうそくができてしまってはいけません。しかも、芯が小さすぎると、蝋だれをおこす危険性もあります。手がけをしてもらっている大與さんに、あわてて聞くことにしました。

「30号の芯の太さを教えて下さい。」
「一番太いところで13mm。一番下の穴の直径は10mmです。」

芯の穴が10mmもあるろうそくなんて、滅多に見ることもできません。どんなろうそくができるんでしょう?

正徳さんちには太さが1cmの芯巻きの棒はなかったので、すぐに近くの商店街の手芸屋さんへ急行しました。甘木の商店街はほとんどシャッターが閉まっていて、昼間でもちょっと暗い感じなんですが、手芸屋さんは開いています。中では年配のおばあちゃんたちが数人集まって帽子を作っていました。

正徳さんと私は10mmの太さの編み棒を見つけました。

編み棒の形をチェックしながら、
「ふ~ん。これならいいやろ。でもこの編み棒のラインだと芯を巻いた後、棒を引き出す時にやりにくいからサンドペーパーで削らないと…。」
側で聞いていた店員さん、
「何?削る?だめよ、削っちゃだめよ!コーティングしてあるんだから、毛糸が引っかかるでしょ!」
正徳さん
「??。これはね、編み物するんじゃなくて、ろうそくの芯を巻くためにいるのよ。」
店員さん
「ああ。ろうそくの芯ね。わかったわぁ。」

私は内心、ろうそくの芯巻きと言ったら、店員さんがすぐに納得していたことに驚きました。さすがは芯巻きの町、甘木?

帰り道、正徳さんが懐かしそうに言っていました。
「昔はね、編み棒がなかったんだから、大きい芯巻きの棒がいる時は、竹を削って作ってたのよ。父がいつもそうしてた。」

昔は何かを作るための道具は全て手作りです。今はハンドメイドのお店で調達。便利になったといえば便利なんだけど、個人のスキルとしては、随分衰えてるんだよなぁと複雑な思いがしました。といって、私が竹を削って芯巻きの棒を作ってたら、1本のろうそくを作るのに半年ぐらいかかってしまいそうだし…。

芯巻き棒を調達したので、後は紙です。書道用の半紙で7寸。幅を芯巻き棒に合わせて切ってOKです。

「じゃあ、棒を調整してから巻いておくわね。できたら連絡するから。」と正徳さん。

さてさて、今までの中で一番大きいろうそくの芯です。どんな芯ができあがるのか楽しみになってきました。

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ギャラリーみかみへ

2009-04-24 23:42:55 | 櫨染(はじぞめ)プロジェクト
久山町のギャラリーみかみへ行ってきました。
こちらはログハウス全体が貸しギャラリーになっています。参加している作家はリサイクル着物や陶器や自然木を使った印鑑作家など17人というマーケット並の多さ。

ログハウスに所狭しと品物が飾られていました。


二回までたっぷりのスペースです。


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公式サイトは盆の花などの提灯

☆みかみギャラリー☆
住所:福岡県糟屋郡新宮町的野488-1
(県道35号線を的野交差点で曲がったところ)


熊本へ登山

2009-04-23 20:43:50 | 山登り
今日は熊本県の小岱山(しょうだいさん)へ山登りに行ってきました。

山登り…。なんと昨年、田主丸の鷹取山に登って以来、一年ぶりです。準備といえば、リュックとストックだけは買ってきましたが、ほとんどぶっつけ本番気味でチャレンジしました。

この山は丸山キャンプ場から登れば、初心者向きのコースだそうです。もちろん、今日の登山リーダー「南の城」さんの的確な判断によって、一番楽で景色が堪能できるコースが選択されました。

初心者向きっつったって、こんな道なんです。

結構、アップダウンがあり、一段の高さがやたらと高い階段も豊富です。階段を昇る度に、ゼイゼイと息が上がってくる私。運動不足の体には堪えました。

観音岳から見た景色。

有明海が見えます。もっとクリアになると霧島まで見えるのだとか。しかし最近は黄砂の影響からか、一年中、晴れても霞んでる日がほとんどみたいです。

今日のクライマックス。最も高い筒ヶ岳です。山頂まで501mです。

登山に慣れている方は、かる~くこなせる高さでしょう。私は…もっと体を鍛えなきゃ。

帰りは県特定希少野生種の白いトキワマンサクを見に行きました。

国内での自生地は伊勢市と湖西市とここ荒尾市だけ。


決して派手な花ではありませんが、やさしい花びらをしていますね。

山田の藤も見に行きました。見頃なので人がわんさかでした。


玉名温泉でお風呂に入ってサッパリした後、喫茶店へ。

インテリアカフェ。おしゃれな店でした。ハナミズキが満開です。

アイスコーヒーとチーズケーキのセット。600円です。

登山で疲れた時は、チーズとかはタンパク質になるのでいいんだって。美味しかったです。

というわけで、帰ってきたら、もう太ももがパンパンです。しばらく階段はもういいよぉって感じ。でも楽しい一日でした。

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オープンガーデン その2

2009-04-23 00:07:44 | 美しい風景
昨日に引き続きオープンガーデンの様子です。
上の画像は「華の石垣」。オオデマリが満開でした。こちらでは猪鍋のサービスもありました。


こちらは高山果樹園。昨年はちょうど結麗桜が見頃だったんですが、今年はすっかり葉桜になってました。柿若葉の緑は美しかったです。


こちらは九州農園。樹齢80年のアカマツの枝振りは見応えがあります。ここではオープンガーデンにあわせてギャラリー展示もしていました。


オドロキのワザなのがこの連鶴。一つの紙がず~っとつながってるそうです。後でくっつけたわけじゃないそうです。すごいですね。


まさしく鶴のオブジェ。気が遠くなる作業です。


こちらは今年から参加しているクリスマスローズyoshiko。クリスマスローズの季節はほぼ終わりでしたが、庭は散策できるように樹木や岩を配置している自然の庭です。木漏れ日が心地よい庭でした。


こちらでは味噌とジャムも作られていて、あまおうのジャムをいただきました。苺の形をそのまま保って作られています。もうすぐ発売されるという「筑後平野 合わせ味噌」を使った美味しい味噌汁やら、おにぎりのサービスもありました。

田主丸でのオープンガーデンはもう7回目です。訪れる人達は心温かくなるおもてなしに感動する人も少なくなく、毎年来ているという常連も多いようです。みな新緑を満喫しながら楽しくおしゃべりしていたのが印象的です。まだ田主丸のオープンガーデンに来たことがない人は、来年はぜひ!

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オープンガーデン その1

2009-04-21 13:36:29 | 美しい風景
バタバタしてるうちに、ちょっと更新が遅れてしまいました<(_ _)>

さて、田主丸は今は新緑の季節です。
日曜日に個人の庭を開放するオープンガーデンが行われていたので、ぐるっと回ってきました。


上の画像は井上果樹園の庭。樹齢150年の梅には梅の実がしっかりついていました。苔もハンパじゃないくらいたくさんくっついていますが、梅の枝を切ると元気になって新しい花が咲いて実を付けるのだそうです。


通り道の石垣もこうして草花が植えられると華やかですね。


こちらはお向かいのグリーンヒル。洋風庭園が素敵です。ランチも美味しいです。

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商品の必要性は

2009-04-18 00:26:51 | 復活奮闘日記
和ろうそくの新しい箱もできたし、この際だから和ろうそくも新しい提案をしたらどうかと考えています。

あれこれパッケージのデザインをいじってますが、一番問題なのが値段。和ろうそくはパラフィンロウソクと比べたらはるかに高いし、一つ一つ手作りの仕事だから、工場で大量生産できるものとは違って余計値段が高くなります。今の不況のご時世で、生活必需品でもない和ろうそくはあまりにも不利な商品かもしれません。

今は不要なものは買わない時代だと言われています。特に必要性のないものは売れないんだそうです。…とすると和ろうそくは?電気もあるし、安いパラフィンロウソクもある今の世の中で、和ろうそくを買う理由がある?

私が実際に和ろうそくを販売してきて思ったのは、必要と思ってない人も多いけど、必要な人も少ないとはいえ確かにいるってことです。そしてなぜ和ろうそくを必要としているのか?ということを突き詰めると、そこに和ろうそくという商品の生き残る道があるように思えます。

そもそも生活必需品でないものを全て切り捨てたら、世の中に出回っている商品の9割はいらないでしょう。コーヒーやお茶、お菓子やケーキは全て必要なし。お酒もなし。音楽やゲームや旅行、TVや映画など、全ての娯楽産業も必要なし。…でももし、それらがなかったら、とてもつもなく精神的にうっぷんが溜まるだろうな。

なぜ人はお腹は空いていないのにケーキを食べるのか?なぜわざわざ新しい音楽を聴きたがるのか?なぜゲームをして無駄な時間を過ごしてしまうのか?なぜ大金はたいて遠くまで行きたがるのか?

そういった不合理な疑問の答えは何なんでしょうね?

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ギフト用の和ろうそく

2009-04-16 21:11:16 | 復活奮闘日記
ついに和ろうそくの箱を作りました。正徳芯和ろうそくの5本入りの箱です。

今まで催事などで店頭に立って、直にお客様に和ろうそくを販売してきて、よく言われるのが、「和ろうそくを他の人にプレゼントしたい。」ということ。自分が使うためにはちょっと高価なので、人に記念日等のギフトとしてあげるのに選びたいということでした。今まで袋入りにしていたのは、手に取りやすいようにと思ってたんですが、ギフトにはちょっとパッケージが貧弱です。そこでギフト用の箱製作です。

箱のデザインは箱屋さんに頼んで、色や大きさなどいろんな希望を取り入れてもらいました。シンプルですが、和ろうそくの方向性や価値感は表現されているんじゃないかと思います。

このギフト用和ろうそく、もうすぐお目見えです。

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蜜蝋で和ろうそく その2

2009-04-15 17:51:07 | 復活奮闘日記
昨日の続きです。

夜にさっそく和風蜜蝋キャンドルを灯してみました。蜜蝋は量り売りで少ししか買ってこなかったのでこれだけしかありません。今考えると、もうちょっと買っておけばよかった…。正徳芯で通常の通り燃焼してくれるかな~?と半信半疑で灯すと、上の画像の通り、美しく燃えてくれました!

実際には、写真よりも赤い炎でした。翌朝、もう一度、灯してみました。

こんな感じ。ああ、蜜蝋もいいんじゃない?という気がしてきました…が!なんとなく空気が清浄になってるかというとそうでもなく、なんか燃やしてる感じがします。

そこで気になったのがこれ。

芯が少しずつ燃焼するたびに、炎が揺らめきます。しかしその揺らめき現象が起こるたびに黒いススが出てきました。もちろんしょっちゅうではありませんが、不完全燃焼でも起きてしまうんでしょうか?

とはいえ、パラフィン蝋に正徳芯を使った時に比べると微々たるものです。蜜蝋はろうそくの素材として非常に優秀なんですね。特にニホンミツバチの蜜蝋と思うと、肩入れしたくなってきます。

ところで、ご存じの方も多いと思いますが、最近はミツバチの大量死など果物にも影響が出ているとのことです。もちろん櫨にも影響が出るのではないでしょうか。

---------------------ここから引用
ミツバチが大量死、果樹の授粉に影響…巣箱の盗難も相次ぐ

ミツバチが足りない――。ミツバチを使って授粉させているイチゴやスイカ、ナスなどの栽培農家が、全国的なミツバチ不足に、「このままでは収穫に影響する恐れがある」と危機感を募らせている。

 原因は、害虫駆除のために散布された農薬や、寄生虫の発生で、ミツバチが各地で大量に死滅するなどしたため。ミツバチが手に入らなくなった果樹農家では、ハチに代わって授粉作業に追われているほか、養蜂農家から巣箱ごと盗まれる“事件”も相次いでいる。

 ミツバチは、蜂蜜の採取のほか、花から花へと花粉を運ぶ習性を生かして、果樹などの授粉作業に使われているが、昨年夏以降、各地で激減し、ミツバチ不足が深刻化している。

 愛知県半田市の郊外で、養蜂業を営む杉浦利和さん(50)も、ハチの入っていない巣箱を前に、「例年なら100箱以上のハチを園芸農家に貸し出しているが、今年は、自分のところで蜂蜜採取用のハチを確保するのが精いっぱい。園芸農家へ回す余裕は全くない」と肩を落とす。杉浦さん方も昨年からハチが徐々に減り、気がつくと半分以下になっていたという。

 県内の養蜂農家は十数年前まで、100軒以上あったが、高齢化などで年々減少。現在は80軒ほどになり、今回の大量死で、「これではやっていけない」と廃業を考える農家も出ているという。

 緊急の全国調査を実施した農林水産省は10日、ハチ不足は山形、静岡、栃木など21都県に及んでいると発表。大量死に加え、海外でハチの伝染病が確認されたため、昨年冬から女王バチの輸入ができなくなっていることなどが、不足に拍車をかけているとして、各都道府県にミツバチの需給調整体制を構築することなどを指示。ミツバチの販売価格も高騰し、例年の3割増から倍以上になっているとして、引き続き、調査することにした。

 また、愛知県内では昨年秋以降、養蜂農家や果樹農家から、ミツバチの入った巣箱の盗難が続発。県養蜂協会が把握しているだけでも、70箱以上(1箱6000~7000匹)が被害に遭ったといい、防犯カメラを設置する農家も出ている。

 一方、同県内では、西尾市や吉良町などの梨産地で、約1割の農家がミツバチを入手できず、手作業による授粉作業に切り替えた。農家の男性は「こんなことは初めてだ。梨の成育や、出荷に影響が出なければいいが……」と話していた。ハチ不足が続けば、栽培コストが上がり、果樹や野菜の値段にも影響するとみられている。

 また、知多半島のイチゴ農家では、「昨年は原油高でハウスの燃料代が高騰。今年は下がったと思ったら、今度はハチ不足になった。様々な材料費も値上がりしており、泣きっ面にハチだ」といらだちを隠せない様子だった。

(2009年4月12日13時34分 読売新聞)

--------------引用ここまで

蜜蝋どころか、ハチミツやハウス栽培の果物も高騰しそうな気配。和歌山県の養蜂協会によるとミツバチの大量死は農薬が原因とみられる「蜂群崩壊症候群」や、ダニの寄生が影響しているのだそうです。

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蜜蝋で和ろうそく その1

2009-04-14 21:17:30 | 復活奮闘日記
上の画像は秋月のギャラリー「水の音 土の音」を主宰している寺崎たか子さん製作のキャンドルホルダーです。
先月末、吉井で行った和ツァーでの手作り櫨キャンドル教室で使用しました。私は指紋ホルダーと呼んでますが、見れば見るほど見飽きないスルメのような魅力がありますね。

今回はこのキャンドルホルダーの一つを使って、蜜蝋で正徳芯を使ったキャンドルを作ってみました。和ろうそくの芯を使った蜜蝋キャンドル。史上初かな?!蜜蝋は山口のわっか屋さんで買ってきた貴重なニホンミツバチの蜜蝋を使いました。

まずは湯煎で溶かした蜜蝋に正徳芯を一回浸しました。蜜蝋の融点は70度前後。櫨蝋は52度前後。つまり蜜蝋の方がすぐに固まってしまうってことです。案の定、みるみる芯に厚い蝋の壁ができました。

上の黄色い芯が蜜蝋。下が櫨蝋です。

さっそく流し込んでみました。

櫨蝋と違って、すごいスピードで固まっていきます。

3分程度で、もうほとんど落ち着いた状態です。


10分後。すっかりプリンのような色の蜜蝋キャンドルの出来上がりです。

色合いといい、指紋ホルダーと合ってますね。

蜜蝋は櫨蝋と違って、湯煎で溶かすと少し時間がかかるし、すぐに固まろうとしますが、この特徴が掴めたらわりと扱いやすいというのがわかりました。蜜蝋が溶けた時、微量ですがハチミツの香りがしますが、ほとんど気にならない程度でした。

蜜蝋ってどんなもんだろう?と思ってましたが、こうやって作ってみると、そう悪くもないような気がします。もし自分が櫨のない地域にいて蜜蝋が手に入る所に住んでいたら、蜜蝋キャンドルを使いたい位です。ただし、今回、蜜蝋を作ってくれた肝心のニホンミツバチは現在種としての存続が危ぶまれるほど減少しているそうです。

ニホンミツバチについては興味深いことがこちらのサイトで詳しく書かれています。ニホンミツバチを応援したくなってくる内容です。

さて、この和風蜜蝋キャンドル、次回はいよいよ灯してみることにします。どんな燃焼をするでしょうか?

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「モンク」の気持ち

2009-04-13 07:52:37 | その他
NHKの海外テレビで「名探偵モンク6」が放送されています。NHK-BSでは2004年から放送開始ですから、もうかれこれ5年になります。はやいもんだ。

この話の内容はというと…
主人公エイドリアン・モンクは優れた優れた観察力、記憶力、洞察力を持つ一方で、強迫性障害を患っておりカウンセリングを受けている休職中の元警察官です。復職を目指して、アシスタントのサポートを受けつつ犯罪コンサルタントとして活動しており、様々な難事件を解決していくドラマです。

今までは無邪気にモンクの話を楽しんで見て来たんですが、最近、まさにモンクの気持ちがわかるようになってきました。私は櫨の広報活動の一環として和ろうそくや櫨キャンドルを扱っています。ろうそくは火を灯すものじゃないですか。危険でしょ?それに、その活動のために外へ出歩くことも多いし、車も運転しています。なんと無謀にも高速だって山口まで乗りました。車を運転するなんて、危険このうえない行為です。おまけに弓まで引いてるんですよ。これって武器でしょ?15kgの弓から放たれる矢が、的紙をバシッと破るんですよ。小動物なら一撃です。

ああ、きけんきけん。外は危険がいっぱいです。

そんな気持ちを代弁した「名探偵モンク」のオープニング曲を紹介します。

Monk


歌詞もぜひ必見です。歌詞を知りたい方はこちらのサイトをどうぞ。

いろんな危険をあんまり考えすぎて、夜は寝付きが悪くなってしまいました。一日中じっと部屋の中で過ごしたい気分です。

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