松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

08船橋大神宮相撲大会

2008-09-30 20:58:22 | 復活奮闘日記
千葉県船橋市のMさんから船橋大神宮奉納相撲大会のパンフが届きました。
なんと櫨が表紙なんですよ!

昨年のパンフでご紹介していますが、昨年、奉納相撲大会の弓取り式で使う弓について問い合わせてみたことからお付き合いが始まり、今年は櫨が表紙を飾ってくれるとは、本当に不思議なご縁です。

実は先日、東京へ行った折に船橋大神宮に立ち寄ってみたのでした。

こちらが船橋大神宮です。喧噪の都会の中で、ここだけ鬱蒼と緑が生い茂り閑静な別世界。オアシスみたいでした。それに神社は緑を守る場所でもあるってことを実感しました。

神社の境内には新しく櫨の苗木が植えられていました。

か、カワイイ。小さいですね。九州で育つ木の成長ぶりを考えると信じられない小ささですけど、これで二年目なんだそうです。まるで今年実生した苗みたいです。やはり関東は育ちにくいんでしょうか。

境内の奥には櫨がありました。

なんとなく、この木は、ひょっとしたら櫨の盆栽を植えて、そのまま生長したって感じがしますけど…。幹が細いのでなんともいえませんが、実はかなりの樹齢かもしれませんね。

少ないけど、実もついていました。

櫨の生息地は関西だと言われていますが、千葉でも小さいとはいえ、しっかり根付いています。神社に植えられた以上、別に急いで大きくなる必要は全くありません。木の寿命は長いし。居心地良くゆっくりマイペースで生きているんでしょうね。

なにか羨ましい気がします。

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Tree of Heaven

2008-09-29 21:11:19 | 復活奮闘日記
これ、昨日行った博多の森弓道場のすぐヨコに植えられている木なんですけど、この羽状複葉、なんか気になりますね。

「この木、櫨じゃないのか?」と他の人から聞かれました。櫨にしては葉っぱが多すぎです。気になるので、顔を近づけて側で見たり、手で触ってみたりしていたら、他の人から「それ、ウルシですよ。かぶれるから気をつけて!」と言われました。もう触ったからかぶれるかな?と思いましたが、その後一日経ってもかぶれません。私はかぶれない体質なのかな?と思ったりもしましたが、なんとなくこれウルシじゃないような気がしました。

ウルシをネットの画像で見たけど、もっと葉っぱが広いみたいなんですよ。それで更に検索していくとどうやらニワウルシでした。別名シンジュ(神樹)だって。神の樹だって。すげっ。どうやら英語で「Tree of Heaven」という名前をそのまんま訳しただけのようです。んで、名前はニワウルシですが、ウルシ科じゃありません。ニガキ科のニワウルシ属。つまりウルシじゃないから、かぶれないのも当たり前だったんです。ったく、紛らわしいったら!

筑後川の両筑橋を通ると脇にも生えています。いつもなんとなくあの羽状複葉が気になってましたけど、固まりの果実があるし、似てるけど違うなぁと思っていました。しかしまあ、これで以前からの疑問が解決しました。



この葉っぱで誤解してる人もきっといるんじゃないかな。
これ、ウルシじゃないんだってば。ハゼでもないんだってば。かぶれないんだってば!

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弓道審査

2008-09-28 21:36:08 | 和弓と櫨
今日は博多の森弓道場で弓道審査が行われました。

前回の審査は4月だったので桜が満開で素晴らしいロケーションだったんですが、今回は紅葉にはまだ早いし、曇り空でいまいちぱっとしない天気だったんですが、とりあえず涼しい日だったので、男性の肌脱ぎには良い日でした。



無指定~四段まで300名近い受審者でした。無指定は約60名、初段は約40名ぐらい。
前回同様、粛々と審査が進んでいます。


んで、私はというと…。


束中でした。甲矢も乙矢も的の端っこになんとか入ったって感じのパツンという音が。後で先生から「一応両方入ったけど、いつもの道場で聞くような快音じゃなかった。」と言われました。あ~あ。

写真を見ると見事に肘が上がってますね。頬付けも高いし。実は最近頬付けが下がってて、自分でも下がらないように気になっていたので、かえって上になってます。胸を開くにはほど遠い…。

学科は足踏みが出ると思っていたら、なんと!難しかった。「射法八節を列記して、胴造りの重要性を述べよ。」でした。
えええ~~。胴造りなんて最初の方の文節しか覚えてないよって感じ。足踏みの問題は初段候補者用の問題になってました。今までは一緒の問題だったのに、今回から変わったみたいです。それで、ちょこっとだけ書いてオワリ。
学科があるのはわかってたのに、筆記道具をすっかり忘れていた私。参段のM子さんにお借りしてどうにかしのぐことができました。試験なんて一体何年ぶりだろ。

そして結果は…合格です。初段になりました。
今年の四月に受けた当時は一週間に一度ぐらいしか稽古してなくて、原因は稽古不足だと反省してから、なるべく時間を作って稽古をしたのが報われたんでしょうか。ほっとしました。

ただ、今日はあまり射は良くなかったので複雑な気持ちですけど、これからも注意された点に気をつけてがんばろうと思います。とにかく終わって疲れた~~。

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郷土会で二回目の講演

2008-09-27 20:58:26 | 復活奮闘日記
今日は田主丸町郷土会で二回目の講演を行いました。

タイトルは「櫨の現状と課題」。前回は松山櫨について歴史年表をもとに話していきましたが、今回は松山櫨復活委員会を立ち上げて一年半の活動の中で見えてきた櫨産業の現状と課題についてお話ししました。まあ、よーするにこのブログの内容をまとめて話したようなもんです。

実際に櫨の芯材を手にとってもらって、いかに櫨という木が密度が高くて重いかとか、大相撲の鬢付け油とか、竹弓に使われている様子を見てもらったり、みんなの前でパラフィン蝋と櫨蝋の比較実験を行ったりしました。

現在の櫨のことを話していると、どうしても中国のことに触れないわけにはいきません。現在、和ろうそくに使われているイグサのことや、中国産のイグサのおかげで日本のイグサ農家が陥っている壊滅的な状況、また蝋の世界でも中国ウルシ蝋が日本に安く輸入されていること、そういった櫨蝋以外の蝋が混ぜられて「和ろうそく」として販売されている問題などをお話ししました。私もスラスラしゃべる方ではないのですが、なんとか一時間半しゃべり終わってほっとしました。はぁ~~、終わったぁって感じ。

今回みたいに人前でしゃべる機会が、だんだん増えてきました。どちらかといえば私は聞いたり書いたりする方が得意で、しゃべるのは苦手だし、できれば避けたいんですが、しかし全くしゃべらないでいると、櫨の広報をしていることにならないんじゃないか、きちんと人前で櫨のことをしゃべってわかってもらわなければとか、いろいろジレンマが頭の中をよぎるんですが…。ともかくせっかくの機会をいただいたからには、これも勉強だと思って…が、がんばります。

そんなこんなで毎日忙しくて、気がついたら審査は明日。昨日練習した時は、最初はほとんど中らなくて、焦りながら何本も引いたり、禁断の六本引き!をやっちゃったりして、いや、誰もいななかったもんね。先生もいなかったし。動揺していたのでいっぱい引きたかったし。んで、最後の射の時、打起しから大三にかけて、ふと疲れを感じて力が抜けました。そしたらなんと!肩がいつもよりさらに下がったような感じになって、そればかりか背中の肩胛骨が寄り、自然に「胸が開いた」状態になりました。むむ?肘もしっかり入って、楽に会の状態に入りました。結果は的中です。これが「胸を開く」ってことなのか?とちょっと驚きました。自分でも信じられない程、気持ちの良い射でした。

たぶん明日は緊張しているので、こんな射は到底できないだろうな。せめてイメージトレーニングして頭の中で理想の射を繰り返そうっと。

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久留米ほとめき町旅博覧会

2008-09-26 23:18:10 | 復活奮闘日記
今日はお知らせです。
久留米の観光企画ツアーともいうべき「久留米ほとめきまち旅博覧会」がこの秋に開催されます。昨今流行の「テーマ」を持たせた日帰りツアーなんだそうです。

ちょっと前まで観光ツアーといえば、貸切マイクロバスで観光名所をドドドッと一気に駆け巡るツアーだったんですが、最近はそういったツアーはマンネリになっちゃいましたね。そもそもグループでツアーというと昔は婦人会とかなんらかの公的な匂いのするツアーが主だったんでしょうが、今はもっと人数が少なめになって、気の合う仲間同士とかで手軽な旅を楽しむ形態になっているし、旅自体、ただ見るだけの受け身的なものから、日常とはちょっとだけ違う「体験」を取り入れたものが人気です。特に個人ではなかなか入り込めない、地域色の濃い体験を、ツアーだったら気軽に体験できるのがメリットといえるでしょう。

この通称「まち博」は39のいろんな「テーマ」のツアーが用意されています。久留米絣体験とか、座禅体験とか、らんたい漆器作りとか、久留米の屋台とか、いろいろ。このあたりはbaliさんの久留米ほとめき まち旅博覧会応援ブログ「久留米にきてみらんね」がすごくわかりやすいのでオススメです。
公式サイトはこちらです。

…で、なんでこのツアーを紹介するかというと、なんと「はぜ並木」関連の二つのツアーに不肖elsterもボランティアガイド役として参加することになったのです。まだ公式サイトは完成してませんが、10月1日から予約が始まりますので、ちょっとだけご紹介しましょう。

まずは08「古民家に櫨キャンドルを灯して西田麻美の歌声が響く大人のしっとりコンサート」
櫨並木そばにある古民家レストラン「紅い櫨の庵」でクラッシックからゴスペル・ジャズまで、幅広いライブ活動を繰り広げる西田麻美さんを迎えて、櫨キャンドルの灯りの中で聴く大人のしっとりコンサートです。
紅い櫨の庵はとても雰囲気のある古民家です。ここで例の「眞櫨きゃんどる」を灯すんですよ。櫨の美しいあかりの中で聴く音楽。…実はこういうのがあると、きっと素敵だろうなぁと密かに願っていたんです。そしたら、ちゃんとほとめきの委員の方達が企画していただいたわけですよ。ありがたやありがたや。
日時は11月23日日曜 19時開演、料金は3500円、定員は40名。

お次は09「心も体も癒されるひととき 乾太郎窯アトリエで”ぐい呑み”作りと古民家レストランの自然食」
櫨の釉薬を使った陶器作りで、このブログでもおなじみ乾太郎窯でマイ箸ならぬマイ”ぐい呑み”を作ります。なんと当日作って夕方には持ち帰ることができるという、従来の窯元にはない思い切った企画なのです。窯炊きしている間、紅い櫨の庵で美味しい昼食をいただいて櫨の話をしたり、櫨並木の散策をしたりして、私も一日ゆったり楽しく過ごせそうです。
日時は11月26日水曜 9時半~17時半 料金7700円(お土産「正徳芯和ろうそく」付き)
定員はたったの8名。ちょっと狭き門ですけど先着順だそうですので、参加したい人はすぐにご予約を!

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博多座で観劇

2008-09-25 23:04:19 | その他
今日は博多座でミュージカル「エリザベート」を観てきました。
実は私、博多座で過去2回(2001・2004)の上演時も観ているので、この「エリザベート」は三回目。さすがに今年はどうしようかな~?と思いましたが、NHK大河ドラマ「篤姫」に出演している山口祐一郎さんのトート役をまだ観ていなかったので、ついに三回目にして観ることにしました。ちなみに過去二回観たのは内野聖陽さんのトート役。

「エリザベート」は、19世紀、オーストリアのハプスブルグ家に嫁ぎ、皇后となったバイエルン貴族の娘シシー(エリザベート)の生涯を描くウィーンミュージカルです。日本ではドイツ語ミュージカル史上屈指のヒットとなりました。
この作品の魅力は、やっぱりなんといっても黄泉の帝王トート(ドイツ語で「死」)役の存在が大きいでしょう。自由を好み活発で美しいシシーを愛するトートは、シシーが皇后となり苦悩の人生を歩むかたわらを、常に暗い死と愛情で彩っていきます。
他のミュージカルではあまり観られないゴシック調の妖しく耽美的な雰囲気や独特の音楽も非常に魅力的です。

今日はもう公演が終盤になっていることもあり、フィナーレでは多くの人が立ち上がっては拍手して「ゆういちろ~~!」とか声が飛んでいました。あ、やっぱやまゆうファンが多かったのかな。

三回目の観劇とはいえ、そのたびにもらい泣きするシーンがあったり、やっぱこの歌はええわ~と思ったりして、舞台の持つ生の迫力に感動します。ただ…上演する度に、シシー(エリザベート)の歌シーンや皇太后ゾフィーのシーンが増えたり、三回目の今回、ますます追加された歌があったりして、しかもそれがどうでもいいシーンだったりするので、なんかちょっと??という演出も気になりました。それにトートの周りを常に妖しく踊るトートダンサーズたちの出番が、今回はさらに多くなっていて、ちょっとムダに踊りすぎの感もあったし、しかも途中からず~っと半裸。前は最後だけだったのに。いや別にいいですけど。やっぱり最初の時の演出の方がよかったなぁ。

またひさびさに「エリザベート」のCDを引っ張り出して聞いてみますか。

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あかりとちゃっぽんぽん その3

2008-09-24 12:34:32 | 復活奮闘日記
八女の祭りの最終日。今日はなんと、ろうそくの手がけに挑戦してみることになりました。

職人の手仕事ってのはサッサとやっているように見えますが、素人がやってみると超難しいもんです。大体モタモタしてたら手の中で蝋がどんどん固まりになっていき、手が沼地にはまりこんだようになってしまいます。蝋を塗っているんだか練っているんだか。大西さんのキビしい指導を受けながら何本か不格好なものが出来て、後で大西さんが修正していました。


八媛太鼓です。激しいリズムと動きが特徴で町屋界隈を巡っていました。

そしてお待ちかね。灯籠人形公演の最終回になりました。夕方、天気が崩れそうな気配でしたが、どうにか持ち直し人手も最高潮に。


三味線と太鼓の音をバックに人形が踊ります。今回は真ん前で見たので、動かしている様子がはっきりわかりました。裏方はかなり力のいるみたいです。

無事に千秋楽を迎えて本当によかったです。来ていただいた方、ありがとうございました。また来年ですね。おつかれさまでした。

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あかりとちゃっぽんぽん その2

2008-09-22 22:45:18 | 復活奮闘日記
今日は八女の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」の2日め。
飛び石連休のせいか、今日は高校生たちのボランティア軍団もいないし、街もカラリと晴れた天気の中、眠っているような静けさでした。っていうか天気の良さの割にお客さんもほとんどいなかったので、ふと居眠り気味に。

というわけで、眠気覚ましに中心部まで歩いてきました。
横町町家交流館では「あかりとちゃっぽんぽん」の展示が行われています。


生け花の展示もすごかった。「八女の紅葉」というタイトルです。


房屋から歩いているうちに暑くてノドが乾いてきたので汐屋に避難してかき氷500円(写真はジンジャー)を食したり。


明日は最終日。燈籠人形の最終公演を楽しみに、明日ものんびりするか~。
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八女の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」

2008-09-21 21:59:42 | 復活奮闘日記
今日から八女の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」が始まりました。あいにく朝からずっと午前中雨だったんですが、午後から雨も上がり、お客さんがちょくちょく来て和ろうそくの実演を熱心に見ていました。

「熱いですか?」とよく質問が飛ぶので「どうぞ触ってみてください。」と言って、率先して蝋桶に入っている溶けた蝋に指を突っ込むと、たしかに生ぬるい感じなのです。指を引き上げた後も、パラフィン蝋と違って、しばらく固まりません。

「櫨の魅力いろいろ展」を開催している「房屋」は八女燈籠人形祭りの中心部からは、はるかに離れています。おまけに近くには駐車場もないのが辛いところ。そこで中心部に近い横町町家交流館と、人の出入りが多い伝統工芸館に置くチラシを作ってみました。こんな感じです。



このチラシで、後二日間、もう少しお客さんが来てくれるといいんですが。

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両国へ その2

2008-09-20 14:08:49 | 復活奮闘日記
お昼頃、序二段あたりの取組みをかぶりつきで見ていた私。ある力士が押し出されて私のいる方へ向かってくるではありませんか。ドキッ。すぐ側を「ハフッハフッ」と通り過ぎた時、ふわ~~~んと甘い香りが。んん?天花粉みたいな香りです。最初に想像したのは、力士が天花粉を体中にはたいている姿でしたが、どうも違ったようです。

この香りの正体は、そう!「オーミすき油」でした。
館内で販売されていたので、さっそく一缶買ってみたら、裏側の成分表示にちゃんと「モクロウ」と書いてあります。素晴らしい。「植物系油脂」と書いてあることはあっても、そのまんま「モクロウ」と表示してあるのは珍しいことです。木蝋を菜種油や他のものと練り込んで作ってあるのだとか。しかし言うまでもなく、この香りは香料のおかげ。その香料がなんなのかはわかりませんが、とにかく昔からお相撲さんはこれを使っているのですね。

力士の大銀杏はツバキ油ではうまくまとまらないとか。櫨蝋の持つ粘靱性がうまく生きているんでしょう。

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両国で

2008-09-19 21:15:35 | 復活奮闘日記
せっかく東京へ行くついでに、今回は宿泊先を両国のホテルにしたので、思い切って相撲観覧することにしました。
といっても3時半の飛行機で帰る予定だったので枡席ではなく、自由席です。
チケットもぎは麒麟児さん。指先を塗れたスポンジにちょいちょいと浸けて、にっこり笑顔で「はい」と今日の取組表を渡してくれました。



ちょうど昼頃だったので、まだ客席はがらがら。自由席のチケットしか持っていない私でも、スタスタとかぶりつきまで進出してじっくり拝見させていただきました。



生で相撲を見たのは初めてです。「ハフッ!ハフッ!」とか息づかいがリアルですし迫力があります。

しかし帰りの飛行機の時間が迫ってきたので、そろそろ帰ろうとすると、次々に幕内力士が力士専用口へやってきたではありませんか。思わずカメラ小僧みたくシャッターを押してしまいました。

「みやびやま!雅山!」

雅山はきれいな顔立ちをしている力士なので、わりとごひいきにしています。ラッキー!

「とちのしん!栃の心!」

通り過ぎた後、「ああ、栃の心ってかっこいい。」とため息ともつかぬ声があがりました。ちなみに言ってたのは男の子から。

「たかみさかり!高見盛!」

やはり結構人気がありますね。

横綱、大関は車のまま館内に入ったそうで、琴欧洲を見られなかったのが残念!

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東京ミッドタウンへ

2008-09-18 23:11:10 | 復活奮闘日記
行ってきました、東京へ。
一泊二日という強行軍でイロイロ巡ってきましたが、まずはコレが大目的。
THE COVER NIPPONです。

え~、正直言って、このフロアはいずれも品の良いヨーロッパ雑貨や和風・現代風の雑貨やら、なんとなく似たようなお店が連なっています。このTHE COVER NIPPONも、もう少しで個性が埋没してしまいそうな雰囲気はありますが、地域色がよく出ているところがやはり強みだと思います。商品の点数もかなりの数ですが、これまたうまく配置してあり、ゴチャゴチャになりそうな所を品良くセッティングしてありました。

入り口から入ってすぐに目につく右側です。なかなか良いポジションですな。


こちらが入って左手。右側を見た後に、見るところって感じ。ワックスや鉄人のキャンドルホルダーはココにありました。


ガラスケースで外側からも見られる場所。


店員さんはかなりの商品知識を覚え込んでいたのが立派!当委員会の商品もきちんと案内できていて、感謝感謝。お客さんは割と年配の方が多かったようですが、外国人も多かったです。っていうか、東京ミッドタウンそのものが外国人が2割ぐらいいたような気がします。この場所は観光地でもあるし、英語での説明も必要かなと思った次第です。

フロアの様子。平日だったせいか、お客さんは少なめでしたが、それでも結構歩いてる人はいました。


とにかく似たようなお店があり、似たような場所があるって感じです。東京も広いし。個性や他の物との差別化を、いかに確立させるかが焦点のようです。田舎はその点ちょっとの違いでも目立つけど、東京の場合は競争も激しいことを実感しました。

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滅多にない中りだけど。

2008-09-16 20:49:10 | 和弓と櫨
こないだから紅の豚さんから教えられたように、大三の時カケの中の親指を上に、弓手の中指と薬指を少し緩めて…。

えいっと一射目。パーンッ。
やった。割と真ん中だ。この調子この調子。
二射目。パーンッ。
よし!また割と真ん中だ。似たようなトコに行ったなぁ。
三射目。パーンッ。
すげっ!三連続的中だ。こうなりゃ皆中目指すぞ!
四、五、六。スカッ。
ありゃりゃ~orz だんだん的から遠ざかっていく~。

いかん。中りがあるのはいいけど、今度はだんだん口割れが下がってきてると指摘されました。
もう~~。一つ修正したら、また一つおかしくなる。
口割れを気にしだしたら、今度は全く中らなくなってしまいました。

審査まであと2週間。まだまだ迷走中です。

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夢の名残

2008-09-15 22:30:49 | 和弓と櫨
今日は私がいつも習っているT先生の師匠・Y先生の家がもうすぐ解体されると聞き、HookTailのKanaさんと一緒に訪ねていきました。

今では誰も住まなくなってしまった廃墟とはいえ、もと呉服屋さんだったので部屋がいくつもあって納戸やら階段やら、賑やかなりし往時を偲ばせる広い広いお屋敷でした。よく映画とかドラマで、廃墟に主人公が立って、目をつぶり、また目を開くと、タイムスリップしてその時代に遡るシーンがあったりするので、私は一度目をつぶったり開いたりして、当時の賑わいの名残を探しながら、お客さんに着物の柄を見せたりするおかみさんや反物を運ぶ丁稚とかを想像してみたりしました。二階の私室に入ると、片隅にはパイプが置かれていました。

既に屋敷に残っていた着物や器は大概の人がもらいうけていたので、「もう、あーたに良さそうなめぼしいもんはなかごたるけど。」と、ちょっと申し訳なさそうなY先生でしたが、本棚には面白そうな本がいっぱい残っていました。

懐かしそうに昔読んだ本を手に取るY先生。「この本はよかもんなぁ。」
私「好きな本だけ選んで、今住んでらっしゃる家に持っていったらどうですか?」
Y先生「いんや!もうすぐこの世からいなくなるんやけ、持っていってどうする?」

Y先生は80代。
よく考えたら、思い出深い屋敷を解体するということは、一つの時代の終焉に立ち会っているわけで、きっといろんな感情があるだろうなと思うと、何か胸が詰まるものがあります。物に対する執着を振り切ろうとするかのごとく、先生は「もういらん!全部捨てる!」と言い張ります。

私「先生、それじゃ、この福沢諭吉の『学問のススメ』とか『弓と禅』をいただきます。」
Y先生「うーん、そうね。これ、これが面白かばい。ちゃんと全巻揃っとるし。」
先生が指さした本は「金瓶梅」でした。
帯には「むせるような愛欲の世界」と書いてあります。

Y先生、ありがとう。しっかり読まさせていただきます。

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キャンドル作り&和ろうそくの夕べ

2008-09-14 23:05:58 | 復活奮闘日記
今日はNPO法人みのう地域循環デザインセンターによるキャンドル作り&和ろうそくの夕べ、お話し会が開催されました。二日前に和仁さんとこに連絡していたら、「もう30名は集まったから。」と言われており、ちょうどいいくらいかな?と思っていたら、なんと当日は50人に増えてました。

手短に櫨の紹介をした後、さっそくキャンドル作り。自分もめいいっぱい作っていたので、この様子は後でアップします。とにかく50人がいっせいに竹を利用したキャンドル作りをしたので、てんやわんや。一時間の予定がどんどん押していきました。が、なんとか小さな竹に溶けた櫨蝋を入れ終わって、固めている間に食事して、紙芝居のお時間です。


ちゃんと紙芝居に定番のお菓子とか用意してあって、楽しいお話に子ども達も聞き入っていました。

紙芝居の後は、外に移動して、キャンドルを灯してオカリナ演奏を聴いて、いよいよ絵本の朗読です。
月やろうそくをテーマにした絵本を読んでいただきました。
キャンドルの灯りがきれいで幻想的でした。



キャンドル作り自体はとても簡単なのですが、子ども達にとっては面白かったようです。
櫨蝋の炎の美しさや絵本の読み聞かせなど、素敵な思い出になったんじゃないかな。
大人の人にとっても、キャンドル作りは単純に面白く、作ったキャンドルは大事に家に持って帰ってました。



今日は曇りで仲秋の名月は見られなかったけど、櫨ろうそくの灯りは堪能しました。

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