松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

「ひごたい」のタネ

2007-10-31 19:43:26 | 復活奮闘日記
田主丸町の方から、「ひごたい(平行帯)」のタネをいただきました。
上の画像です。
私は見た途端、イノシシの毛でもむしったものかと思っちゃいまいましたが、
んなわきゃ~ないって。

「ひごたい」は別名「瑠璃玉あざみ」とも言われるそうで、
青く美しい円形の花を咲かせます。
花の画像はこちらです。

平行帯ってのもヘンな名前ですが
貝原益軒の「大和本草」(1709年)に「平行帯(ひんこうたい)、
花るり色なり,葉は敗醤(おみなえし)に似たり」として初記述があり。
江戸時代中期から栽培されていたとのことです。

花の形はいろいろありますが、
完全な円形は「平行帯」のみだとも言われており、結構人気がある上、
阿蘇の産山村には「ひごたい公園」もあります。
ひごたい公園の情報はこちらです。

実生から二年で花がつくらしくて、育てられるかはちょっと自信がないんですが、
花の画像を見ると、花を咲かせたくなりました。
春になったらプランタに蒔いてみようと思います。

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こいひめ

2007-10-30 21:21:46 | 美味しい食事
画像は田主丸町の井上果樹園で生産されている柿「こいひめ」の画像です。

柿の平均糖度は22度だそうですが、
この「こいひめ」は最高で26度を計測したことがあるとのことです。

柿の場合、ほおっておいたら、どんどん果肉が赤く柔らかくなってしまい
甘みが出るものの、フニャフニャとした食感になってしまうのがネックでした。
しゃきっとした歯ごたえと同時に、完熟時の甘みがあったらいいのになぁと
なんとなく私は昔から思っていたものです。

その願いを、なんとこの「こいひめ」が叶えてくれるとは!
実際に食べてみたら、引き締まった果肉の歯ごたえの良さと同時に
完熟時にほぼ近い甘みがあります。
すげ~。
いつからこんなに柿って美味しくなったんだろって感じです。



「こいひめ柿育成会」というものがあって、そのチラシを見てみると
栽培が非常に難しく、完成するのに大変な苦労を重ねたそうです。

甘いために日持ちがしないそうで、「こいひめ」は11月5日まで。
今が一番の食べ頃です。
地方発送もされているので、欲しい方はぜひお早めに。

連絡先は
井上果樹園 電話0943-73-1264

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櫨の紅葉が始まった

2007-10-29 19:56:20 | 復活奮闘日記
ちらほらと、櫨の紅葉が始まりました。
台木用の櫨苗も、下の方から赤く染まってきました。
上の葉っぱまで赤くなるんでしょうか。

車で走っていて、思わぬところで鮮やかな赤い色を見かけて
櫨に気づくことがあります。
あらためて、櫨の美しさを感じる季節です。

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多田杯

2007-10-28 23:32:01 | 和弓と櫨
今日は筑前町の三輪弓道場で「多田杯」が行われました。
近隣の射手たちが集まる絶好の機会とあって、私も取材がてら見学させていただきました。

上の画像のように、試合ですから、たくさんの和弓が並んでいます。
ほとんどが竹弓。側木は櫨でした。
杢のついた側木を使っている弓も並んでいて、なかなか見応えがありました。

試合の方はまずは中学生から始まりました。


お次は高校生。

中学生の部も高校生の部も、優勝したのは女性でした。

一般の部。

姿勢の美しさに見とれてしまいますね。



こういう時って、みんな何を考えてるんでしょうか。
疑問に思って射手の一人に、射る時の気持ちをお聞きすると

「みんなただ漠然と射ているわけじゃないよ。
自分がどうやったら的に当たるのか、
姿勢や手先やタイミングとか、一生懸命考えてる。」

別の方は
「いろいろ考えてるけど、どうも上手くできない。
でも何も考えないよりましね。
何も考えなかったら(上達が)止まっちゃうもの。」

弓道は的に当てることが目的ではありません。
とはいえ、20年以上の経験を持つ方ですら、
的に当たらないとか、姿勢が安定しないといって悩んでいることを知り、
改めて愕然としました。

ただ、的に当たらず悩むってのは、常に自分の不完全さを意識することですから、
すなわち謙虚でいるって事です。
傲慢な性格の人間は、的に当たらなかったら我慢できなくて続けられないだろうし。

ここまで考えて、はたと気づきました。
鍛錬することで不完全な自分を意識し、謙虚になり、そして再び鍛錬する。
これこそ弓道の本当の目的かも。

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射方八節(離れ)と(残心)

2007-10-27 19:41:03 | 和弓と櫨
「会うは別れの始め」と言いますが、
弓道の世界でも弓を押し開く「会」の動作の後は、
矢とのお別れ「離れ」があります。

弓道の「会」や「離れ」という言葉は、
四字熟語「会者定離(えしゃじょうり)」が由来です。
本来は一つの言葉「生者必滅会者定離」で、
命あるものは必ず死に、出会った者は必ず別れることになるという意味になり、
なんとなく寂しい気持ちになります。
とはいえ、いつまでも矢をくっつけてもいられないので「離れ」の動作に移ります。

矢を離す時は、「会」で伸びきった形から、
気合いの発動と共に出来るだけ自然に離れていく方がよいとされています。
私の場合は、「ふぅ~、やれやれ」って感じになってしまい
全然自然じゃないんですが、ともかくゴムの弦を離します。

その時、手首に力が入っていると、反動が起こりません。
っていうか、手首で弦を引っ張っていると、
手首を壊してしまうんじゃないかと思われます。
どちらかというと、背中で弦を引っ張るので、
折り曲げたひじを基点に腕が反動で後ろにいかなくてはなりません。
弓自身も又、反動でクルリと反転します。

矢が離れた後の動作は「残心」と言い、
的に当たろうが当たるまいが、決して表情を表に出してはいけません。
ましてや的に当たってガッツポーズとか、
弓道の教えから言うと、絶対許されない世界です。
的に当てることが目的ではなく、
的に当たるのは自分の所作の結果にすぎないからです。
…でも、正直言って、気になるだろうなーと思うんですけどね。

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射方八節(会)

2007-10-26 22:22:20 | 和弓と櫨
今日は「会(かい)」の動作です。
今までやってきた動作の段階は、全てこの動作に集約されます。
両腕が無限に左右に伸びていくイメージで、押し開きます。

今まで写真などの印象から、
弓を引く動作を想像していたんですが、それよりも
もっとずっと大きく開かなくちゃいけないことがわかりました。
上から弓を押し開くような動作です。
体を開くというより、むしろ背中の肩胛骨をくっつけるような感じ。
それでいて、肩は下げていなくちゃいけません。
かなり上半身が日常の動きとは違う使い方をします。
腕の裏側を使ったり、背中をくっつけることで、胸が上がり、
足の内側に力を入れて、踏ん張ると、おしりがぐっと締まります。

姿勢をチェックされながら、ふと鏡で自分の姿を見ると、
いつものだらけた姿とは大違いなので、ちょっとびっくりしました。

これってシェイプアップ!?
すごい効果です。
そのうち雑誌で「弓道で体を引き締める!」とか特集があったら
ブームになるかもしれません。
そんな想像しながら鏡に見入っていると、
「ほら、物見!」と即座に注意され、再び首を回して的を見ます。

すると、「眼は的を見るんじゃない。的が見えてくるんだ。」と
先生が禅のような事を言いました。

的に囚われて見ているうちに、姿勢が狂ってしまうので、
的ばかり真剣に見てはいけない。
基本に忠実に動作をこなしていけば、
自然に的が眼に入ってくるというわけです。

もし私が猟師だったら、
絶対に的を見てしまうにきまってんじゃん!
という考えが頭をかすめましたが
とりあえず私は猟師ではないので、
見るものを意識しないように気をつけます。

ゴム弓を押し開いた右手がプルプルと震えてきました。
そろそろ離すころです。

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射方八節(引分け)

2007-10-25 23:14:22 | 和弓と櫨
弓を上に上げる「打起し」の後は、弓を左右均等に引き分ける「引分け」です。
ここでもやはり肩がやや上がってしまいがちなので、意識して肩を降ろします。
この時すでに腕の後ろ側から的に狙いを定めています。気持ちだけは。

ところで弓を引く時は、肘の裏側を立てなくてはいけません。
肘が開いていると、腕が引っ張った弦が離れて元に戻る通路に近くなってしまい
おそらく腕をかすめてしまいます。想像すると痛そうです。
なので肩をあげずに、いわば腕を前にねじって弦の通路と距離を置くわけですが、
これがなかなか難しい。

おそらくほとんどの人が手を横に広げた時、肘の裏側は下に向いていると思います。
それを肘だけクルリと回すわけだから、ちょっとばかし不自然な角度になるわけです。
体はオープンに開くけれども、腕だけは内側に閉じるような感じ。
弓道の姿勢の中で、唯一不自然な形かもしれませんが、
それは弦から体を守るための防備姿勢ともいえます。

次は射方八節の中でも一番の華!「会(かい)」です。

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射法八節(打起し)

2007-10-24 21:54:24 | 和弓と櫨
さて、今日は弓構えの次のステップ、「打起し」の動作です。
弓構えで弦を取りかけ、物見を定めた後、
すぐに弓を引っ張るのではなく、一度腕を上に引き上げます。

流派によって「正面打起し」と「斜面打起し」があるそうですが
私が習っている流派は「正面打起し」を採用しています。
どちらかといえば、真っ直ぐに上に上げた方が、美しいといえば美しいような。
しかし、実際にやってみると真っ直ぐに上がらないんですよ。

気分的に次のステップで、弓を引こうとする意識があるせいで
案外おざなりになりがちです。
ここでも焦る気持ちが「型」として如実に表れてしまいます。
こうしてみると、弓道の動作を八段階に分けているのは、
一段階ごとに自分を矯正し、気持ちを動作に集中させていくステップだと思います。

私の気持ちは正常心ですが、腕を上に上げた時点でNGです。
肩が一緒に上がってしまうのです。

「腕を上げるからといって、肩を上げんでもよろしい。」
そうはいっても、ついつい無防備に背伸びするみたいに肩が上がってしまいます。
かなり意識して肩を下に押し込めようとしますが、
おかげで妙に肩に力が入ることになります。

再び胴造りのステップを思い出し、お腹の下(丹田)に意識を集中させ…、
気がついたら肩が上がったので、あわてて肩を下に落として
またまたお腹に集中して…。

これだけで、かなり肩が痛くなっちゃいました。やれやれ。

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ゴム弓

2007-10-23 14:45:13 | 和弓と櫨
一週間に一度の弓のお稽古では、なかなかピンとこないので、
自宅でも練習できるように、ゴム弓(画像上・1800円)を買ってきました。
ゴム弓もいろいろあって、
握り部分がプラスチック製のゴム弓の方が値段が高くて丈夫そうでしたが
やっぱりゴム弓ですら見た目ってもんがあります。
弓を思い出させる木製のものを選びました。
この木を「櫨」だと脳内で変換することにして、練習することにします。

「引っ張るのがきついので、もっとゴムひもの長さが長いものが欲しいです。」と
白水弓道具店の店長に言うと
「ええ~!何言ってんですか。これ、5kgしかないんですよ。
普通、弓ってのは初心者用でも8kg程度はあるんですから、
これをきついというなら、弓なんか引けるわけないでしょう!」

それもそうでした。いずれ本物の弓を引くんでした。
どうも姿勢の型にばっかり目がいって、
自分が実際に弓を引くって事を忘れてました。

どうやら、思ったよりもかなり力のいる武道のようです…って、当たり前か。
しかし、目指す櫨の側木が入った竹弓マスター(?)になるには、
重い弓力に耐えなければなりません。

もっと体を鍛えなくては…と改めて思った一日でした。

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なごみの米屋の羊羹

2007-10-22 23:52:10 | 美味しい食事
今日は船橋市の方からいただいた「なごみの米屋」の羊羹を食べました。
千葉県にある成田山新勝寺の表参道にあるお店です。

全国にある成田山は別院の事なんですね。
久留米の成田山といえば、
空にそびえる巨大観音像が眼に浮かびますが、本院にはないようです。
ちなみに歌舞伎役者の市川團十郎が、
この成田不動に帰依して「成田屋」の屋号を名乗り
不動明王が登場する芝居を打ったとのことです。
そういえば以前、歌舞伎を見た時、
観客から「成田屋!」とか声がかかっていたような…。



羊羹の味は、意外に甘すぎず、さっぱりとした味で食べやすかったです。
「なごみの米屋」のHPを見てみると、
成田羊羹資料館とかもあるようで、羊羹の歴史やルーツなどを見ることができます。

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甘木盆俄(歌舞伎)

2007-10-21 20:19:48 | 感動したモノ
今日は甘木盆俄(ぼんにわか)を見ました。
なぜに盆俄というのかというと、
お盆頃に俄(にわか)に思い立ってやるからだそうです。

甘木盆俄の歴史は、およそ660年前、
鎌倉末期に祇園社の開山式に奉納された「風流」からとされています。
元禄十二年(1699)になると、踊りを奉納するようになり
次第に歌舞伎に転向していきました。

セリフの入る歌舞伎が固定化してくると
全町あげて熱演されるようになります。
天保九年(1834)には七代目市川団十郎の大一座が甘木に来演し
十日間超満員の公演を行っています。
その時、団十郎は梅西舎塾の佐野東庵に
「未だかってこの土地のような熱烈な観客の眼に出会ったことはない。
自分が最も苦心した芸の勘どころで
拍手を送る観客の優れた鑑賞眼には驚いた。」と感嘆したとのことです。

昭和29年に舞台は絶えてしまったものの
昭和56年には保存会が発足し、地元の有志で復活しました。
今回は復活後27回目の公演となっています。

今回の題材はまず白波五人男。定番ですね。


私はよく知らなかったんですが、
つまるところ五人の盗賊が出てきて、
「連ね」と呼ばれる七五調の長セリフで自己紹介していきます。

この五人男は、あの「秘密戦隊ゴレンジャー」の原型とも言われ、
確かに、それぞれ次々に「アカレンジャー」
「キレンジャー」とか言ってたのを思い出すと、まさしくそのノリなんですね。

白波五人男は盗賊とはいっても、せちがらい封建時代に縛られない
自由で華やかなヒーローとして、民衆から大喝采を浴びました。

今回は地元の小学六年生が「見栄」を切って熱演してました。

こちらは大人版の「五人男」ならぬ「六人男」。


盆俄ならではの創作歌舞伎「伊達模様(かぶき)甘木賑」です。
郵便局長や工場長、校長など地元の名士たちが
市内各地の地名や風俗を
ふんだんに取り入れたセリフを披露していました。

これが公演のトリ「寿曽我対面」です。


ストーリーは、源頼朝お気に入りの武将工藤祐経が、
自分を親の仇と憎む曽我兄弟と対面する話。

なんで仇と出会う出来事を「寿」とするのかというと
めでたい正月に公演があるためとされてきましたが、
どうも私は納得がいきませんでした。

ところが、今日、いつものように
NHK大河ドラマ「風林火山」を見ていたら、
なんと長尾景虎が山本勘助と高野山で出会う話でした。
そう。長年の宿敵が出会うエピソードです。
今や大人気のGacktが、内野聖陽扮する主人公に絡み
火花を散らして剣を交わすという、
ファンにとっては、かなり素敵なエピソードでした。

よく考えたら、長年の宿敵と出会うというエピソードは
物語の華の中の華。
最も観客が期待し、興奮する話なのです。
だから「寿」がつくわけだ…と、一人で納得したりして。

もちろんこれに出てくる曽我兄弟は、
二枚目の代表が兄を、若手の花形が弟を演じ、
華やかな舞台が繰り広げられます。
盆俄は、みなアマチュアとはいえ、
経験が長いせいか、非常に達者なセリフ回しでした。
ぜひ、ずっと続けていってもらいたいものです。

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射方八節(弓構え)

2007-10-20 21:47:42 | 和弓と櫨
胴造りができたら…って、全然できてないのですが、
そのまま突っ立ってるわけもいかないので
次のステップ「弓構え(ゆがまえ)」に進みます。

初心者はまだ弓と矢を使うことはできません。
ゴム弓という練習用の弓とゴムひもを使います。
手のひらに「天文」という感情線があります。
この線を基点に弓を置き、軽く握り人差し指は遊ばせます。
右手は弦に見立てたゴムひもを握るのですが、
私は、つい親指を外に出してしまうクセがあるようです。

この時の動作は、弓と矢を取りかける動作なので
実際に扱わないとよくわからないなぁと思いました。
さて、とにかく弓と矢を構えたと仮定して
もう一度「物見」です。
ぎゅっと前方の的を見ます。いよいよ獲物を見定めです。

一応、目は的を見ているつもりですが、
腰を据えなくちゃとか、足をふんばらなくちゃとか
いろいろと気を回すトコが多すぎて
全然見ていないような…。
目がうつろになったまま、次の動作に進むことになりました。

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射方八節(胴造り)

2007-10-19 22:05:40 | 和弓と櫨
足踏みはまだまだマスターしていないものの、
先を習うことになりました。

胴造りです。
腰を据え、膝の裏(ひかがみ)を張り、しっかりと立ちます。
その時、丹田(下腹部)に息をおろします。
重心はやや前に、といっても肩と腰と足が、
地面から一直線に垂直になっていなくちゃいけません。

「弓は上半身だけで引いてるように見えるけど、
お腹と腰が重要なんだよ。」と先生から言われた時、
ふとあの漫画のこのシーンを思い出しました。

---以下引用---------------

山岸凉子作「テレプシコーラ」一巻 メディアファクトリー より
(C)2001Ryoko Yamagishi

-----------------------------
ふう、難しいもんです。
だいたい、気持ちが高ぶっている時は、
どうしても肩に力が入っちゃうんですよ。
なんとか気を落ち着けて、お腹と腰を安定させようとします。

すると「うなじを伸ばして真っ直ぐに立って!」と再び声をかけられて

-----以下引用-------------

同上 より
-----------------------------

そうです。一本の糸に引っ張られたうなじは、宇宙に伸びています。
…と思って、なんとか気分だけでもバランスを心がけます。

次はいよいよ「弓構え」(ゆがまえ)です。

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射方八節(足踏み)

2007-10-18 20:39:22 | 和弓と櫨
しばらく櫨日記じゃなく弓日記にもなるみたいです。
今日は弓のお稽古二回目でした。
弓道の基本、射方八節を習いました。
射方八節とは弓道の基本姿勢を八段階に分けた動作です。
この射方八節を完璧にこなすことが、
弓道上達の道とされています。

初心者の私は既に最初の一段階目「足踏み」からつまづきました。

最初に足を揃えて立つんですけど、
ぼーっとして、気がついたら足を揃えてないわけで、
特に弓のことばかり考えてると、足下がおろそかになります。

まずきれいに足を揃えて立ち、手は横の腰の位置に置きます。
この姿勢からして、普段のだらけた猫背じゃないので
体がミシミシ言っています。
立ってばかりいても仕方ないので、
次に顔を的に向かってしっかりと見ます。
これを「物見(ものみ)」と言い、
首の骨が真っ直ぐになるまでしっかり首を回します。
回しすぎて痛くなるくらい回しました。
ただ、弓道は向かって左しか見ないので、
弓を引かない時には右を「物見」だけでもした方が
いいんじゃないかと思います。

私はあちこち気になるところがあるので「物見」した後
うろちょろと視線がさまよってぐらぐら頭を動かしてしまいますが
そういう落ち着かない動きは厳禁です。

できるだけしっかり「物見」したままの姿勢で
左足を横に踏み出し、
その後右足をその左足にちょんと合わせた後、
扇型に右足を横に踏み出します。
広げる足幅は片腕を広げた幅。

足下を見ないで、決まった足幅を開くには慣れしかありません。
何回もやってみますが、なかなか足幅が安定せずに苦労します。

まだまだ、弓を握るまでには相当時間がかかりそうです…。

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iWork'08

2007-10-17 20:45:30 | 感動したモノ
多機能ソフトを購入しました。
特にコレを使うっていう目的があったわけじゃないんですが、
ずいぶん前、「クラリスワークス」を使い、
その後継ソフトとして「Apple Works」を使っていました。
軽くて、使いやすかったので重宝していました。
中身はワープロソフト「Pages」、表計算ソフト「Numbers」、
それにプレゼンテーションソフト「Keynote」です。

普通のPCだと、MicrosoftOfficeが入ってて、
WordやExcelなんかが定番ですが、
私にとってはどうも高機能すぎたせいか使いにくくて、
あまり好きじゃないんです。

そもそも表計算にしても、
関数はせいぜい合計程度しか使ったことないから
高度な機能は使えないのでExcelは私にとって豚に真珠。

今回の「Numbers」は、テンプレートがいろいろ入っていて
(あんまり使わないだろうけど)
とにかく単純そうで使いやすそうです。




ワープロの「Pages」は、
普段使っている「Adobe Indesign」が大げさすぎるので
ちょっとした手紙用に便利です。
いろんなパンフやチラシも、このソフト一本あれば
そこそこ作れます。
以前「クラリスワークス」を使い込んだおかげで
PageMakerやIllustratorへ移行する時、
その時の経験がずいぶん役に立ちました。

初心者が、いきなりプロ仕様のソフトに立ち向かって挫折する時がありますが、
こういう軽~い入門ソフトから入ると楽しくて続けられるかもしれません。

Appleのソフトだからデザインも美しいし
お気に入りのソフトになりそうです。

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