松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

豊凶の差

2008-10-31 23:52:12 | 復活奮闘日記
今日は雨だったんですが、荒木製蝋さんの水俣視察に連れて行ってもらいました。(写真は途中で寄った宮原SAの八代水車)

櫨の実は収穫量が毎年一定なわけではありません。たくさん収穫できる年を「表」。あまり実がつかない年を「裏」と呼んでいます。この豊凶の差が激しいと言われているのが、櫨蝋の主力・昭和福櫨です。伊吉櫨は比較的毎年一定の量が収穫できるんですが、「表」の年の昭和福櫨の収穫量は伊吉櫨をはるかに凌ぐと言われています。ただし、昭和福櫨でも肥料をきちんとやれば、あまり豊凶の差が出ず、毎年一定量の収穫ができるとの意見もあります。

水俣はほとんどが昭和福櫨。今年の出来を見てみると多くの実がついていました。どうやら今年の昭和福櫨は「表」みたいです。荒木製蝋さんは櫨の実の買い付け値段を、今年からキロあたり190円と20円高く値上げしました。櫨農家の存続を願ってのことです。数十トンの収穫をする櫨農家にとっては嬉しい知らせです。

現在、櫨農家が高齢化していることもあり、櫨の実は不足しています。櫨の実はきちんとちぎらなければ、病気が入って実が黒くなり蝋分も少なくなっていくそうです。この季節になると、ちぎられていない櫨の実が多くなっているのをよく見かけますが、もったいないの一言に尽きます。

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絵咲木さんでランチ

2008-10-30 21:26:01 | 美味しい食事
昨日は八女の陶工房と雑貨のお店「絵咲木」さんちにお邪魔しました。

前回お邪魔した時は、素焼き状態の「アロマハウス」でした。


んで、今回は立派におうちになっています。

細部がすごいですね。細かいところまで味のある装飾をこらして温かみのあるお家になっています。本当に妖精さんが住んでいそうな感じのお家です。

ランチもいただきました。ご飯が美味しかった!

絵咲木さんの器がまた味わい深いですね。絵咲木さんによると、お料理をするようになって、器を作るのが楽しくなったとのことでした。もともとお人形をメインに作っておられて、今ではジャンルに関わらずいろんな陶芸作品に挑戦しています。

デザートです。


店内はそんなに広いわけじゃありませんが、ネコのみかんちゃんがいて、ほっとできる空間です。
絵咲木さんのブログはこちらです。

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櫨まつり出店します

2008-10-29 21:25:06 | 復活奮闘日記
今日はお知らせです!
「柳坂ハゼまつり」に出店することになりました。期間は11月15日(土)~30日(日)。

ハゼまつりは毎年20万人の人出で賑わう久留米の大イベントになりました。昨年はここの櫨並木をいったりきたり動いて写真を撮っていましたが、まさか今年はテントでお店するとは思いもよりませんでしたな~。

場所は、ちょうど櫨並木の真ん中あたり。同じテントでは、乾太郎窯の奥様の「縫い人うふ布」の久留米絣の小物、竹炭工房和仁の奥様の「ちくちく工房」の布小物や竹炭製品などと一緒に、当委員会の和ろうそくやキャンドル等の商品を展示販売します。

なんかイベントがいろいろ重なってるので整理しますね。
11月10日(月)~16日(日)はアクロス福岡1Fコミュニケーションエリアで「櫨の魅力写真展」
11月19日(水)~30日(日)は草野町の山辺道文化館で「櫨の魅力写真展」(アクロス福岡と同じ内容)

11月15日(土)~30日(日)は山本町の櫨並木で「はぜ祭り」出店
11月23日(日)に、紅い櫨の庵で櫨キャンドルを灯して西田麻美の歌声が響くジャズライブ(ろうそく等の話と展示販売あり)baliさんの紹介記事はこちら
11月26日(水)に、乾太郎窯でぐい呑み作り(ろうそく等の話と展示販売あり)予約サイトはこちらです。

それと、ついでに
11月13日(木)~14日(金)は西鉄グランドホテルで福岡産業デザイン賞ノミネート賞品展示会

こうして書き出してみたら、私も結構忙しい11月になりそうですね。ひぇ~。今から思えば去年はヒマだったんだなぁ。
今年の紅葉がどうなるか気がかりですが、ぜひお誘いあわせの上、櫨の写真展&櫨並木の散策&ほとめきツアーをお楽しみください。

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櫨の魅力写真展の準備

2008-10-28 22:26:47 | 復活奮闘日記
今日は「櫨の魅力写真展」の準備。
以前からお世話になっている久留米のカメラマンのもとへお伺いしました。

昨日、今まで撮影していた画像を再びチェックしていたので、引き延ばす写真の候補を決めて、まず小さいサイズでプリントしてもらい、絞り込んでいきました。

自分の画像を大きく引き延ばすと、アラが見えてしまうんじゃないかとか、いろいろ気がかりな面はありましたが、出来上がったものを見たら、結構迫力がありました。プリント時の色調整もしてもらったので、美しくプリントアウトされています。

baliさんも途中から到着したので、持参のデータから大きく引き延ばしていただき、櫨並木の美しい写真となりました。

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秋の「やまめ山荘」

2008-10-27 20:52:39 | 復活奮闘日記
今日は小石原村、じゃなくて東峰村小石原の「やまめ山荘」にお邪魔しました。

江川ダムを通って小石原に向かったんですが、山が少し色づき始めていました。到着して車から降りたら、結構肌寒かったです。もう秋…っていうか冬みたいっす。


やまめ山荘の庭。11月に入ったら、もっと紅葉がきれいになりそうですね。


地鶏の炭火焼き。ウマ~。


やまめの刺身。食べやすくてオススメ。

実は、やまめの天ぷらとか塩焼きとかも出てきたのに、写真を撮る前に食べてしまった。ばかばかorz

んで、一気にデザートです。

抹茶アイス。

隣接してある佐野至先生の版画ギャラリーでは、秋の版画が展示されていて風情がありました。ちなみに正徳芯和ろうそくや眞櫨きゃんどるも販売していただいています。ぜひご覧になって下さいね。

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多田杯

2008-10-26 22:04:59 | 和弓と櫨
今日は筑前町弓道場で行われた第48回多田杯弓道大会でした。

上の写真のとおり、今回は多田杯というよりは「冬瓜杯」。T先生が愛情込めて畑で育てた冬瓜が、ゴロゴロと弓道場の片隅を占拠していて、「こ、これはなんだ?」というどよめきが。「アレは何位ぐらいまでもらえるんだ?」とか冬瓜を巡っていろいろ思惑が交錯する中、例年通り中学生の射から始まりました。



一年生はたったの半年で随分進歩します。親御さんも多くご覧になっていました。



あいにく途中から雨が降ってきましたが、粛々と射は続けられていきます。

今回はホームの弓道場なので、私も「櫨蝋のワックスで竹弓磨き無料サービス」を敢行。まるで実演販売のごとく昼休みから竹弓磨きに精を出しました。

受付の横にはカリンと飾りかぼちゃ。柿なども置いてあり、あっというまになくなっていきました。



最後の優勝決定戦。なんのかんのいっても緊張の一瞬です。この決定戦で総合優勝を勝ち取った方は、櫨蝋のワックスを試しに塗った後、気に入って買っていただいた方です。

終わった後で、「塗ったから中りましたよ。」と言われました。ありがたやありがたや。

表彰式では、松山櫨復活委員会からも賞品を協賛させていただきました。正徳芯和ろうそくギフトセットです。女性で一位の方に贈られました。

でも、ろうそくよりも何がインパクトすごかったって、やっぱり冬瓜です。

迫力あるでしょう?

さて、本日の私の射は、写真を撮っていただきました。

成績は残念ながら8射2中でぱっとしませんでした。あたらんな~。
次は秋月での黒田杯。今度こそはがんばるぞ~。

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小郡で野田宇太郎生誕祭

2008-10-25 22:03:30 | 復活奮闘日記
今日から明日まで野田宇太郎の生誕祭が小郡市松崎で行われています。
私も今日は松崎にある「鶴小屋」に行ってきました。櫨の話題になったので、ふと戦時中にバター代わりに櫨蝋でビスケットを作っていたと聞いたことを思い出しました。

そこで松崎歴史文化遺産保存会の方々に、櫨蝋を使ってビスケットやらクッキーを作ってみたら面白いのではないかと提案してみたら、かなり大乗り気。ひょっとしたら近々お目見えするかもしれません。

櫨蝋って食べられるのか?という問いに答えると、櫨蝋は純然たる脂肪なのでOKです。実際に鳥やネズミも櫨蝋は大好物なのです。ただ…、美味しいかというと…??よくわかんないですね。ヘルシーな感じはしますけどね。

明日は紙芝居「狐に貰った赤ん坊」が鶴小屋で上演されます。
紹介サイトはこちら。ぜひいらしてください。

あ、私は筑前町弓道場で「多田杯」弓道大会に出場します。がんばってきま~す。

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山辺道文化館でも写真展を

2008-10-24 22:24:59 | 復活奮闘日記
またまた櫨の魅力写真展情報です。
久留米市草野町にある山辺道文化館でも、アクロス福岡と同じように「櫨の魅力写真展」を行います。
展示内容はアクロス福岡とも全く一緒なので、福岡市まで行けない人などは草野町にいらしていただけるとありがたいです。

展示期間は11/16~30

山辺道文化館はもともと病院として作られた大正時代の洋館です。なんかハイカラさんっぽくて素敵な外観ですね。
櫨の写真展は、この建物の中の一階廊下に展示されます。


現在は倉富敏之先生の版画や版木が展示中です。ちょうど11/2~3に開催する「来て見てん山苞の道」イベント告知の版画をタイムリーにも展示してありました。他にもらんたい漆器の一連の作業内容を描いた版画が並んでます。

山辺道文化館の紹介サイトはこちらです。

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baliさん、参入!

2008-10-23 23:04:17 | 復活奮闘日記
昨日に引き続き、櫨の魅力写真展情報です!
なんと、あの「BLOGわん」で筑後地方を駆け巡って活躍しているbaliさんが櫨の写真展に参入していただけることになりました!

「私、写真展とかは初めて。」というbaliさんに対して、
「いやぁ、私も写真展なんかやったことないですよ。アハハ。」と脳天気な私。

「どんな写真を選んだらいいのかわからない。」とbaliさん。
「そりゃあ、好きな写真を選んで…。」と私。
「elsterさん、選んで!」
「ええっ!そ、それはちょっと。自分で自分の写真を選ぶのも難しいのに…。」

…というわけで今週から来週にかけて、baliさんに櫨の膨大な写真の中から候補を絞り込んでもらい、
それをじっくり見比べながら自分の分も合わせて最終的にピックアップすることになりました。baliさんの写真は皆、詩的な感じがするものばかり。楽しみにしてくださいね!

ところで今日はカメラマンのオバルくんから
「elsterさん!あの公式サイトのろうそくの写真はショボすぎる!」と言われてしまいましたよ。

紹介文では「四季折々にさまざまな表情を見せる櫨の…」と書いてあるのに、掲載している画像はなぜか和ろうそく一本。うむぅ。確かに…。

ともかく櫨の魅力写真展なんだから、和ろうそくの写真も展示するけど、もちろん櫨の写真も展示するんですってば!

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アクロス福岡で櫨の写真展

2008-10-22 21:11:14 | 復活奮闘日記
今日もまたまたお知らせです!
11月10日月曜から16日日曜まで、アクロス福岡の一階コミュニケーションエリアにおいて、「櫨の魅力写真展」を行います。

展示を行うのは随分以前から決まっていたんですが、どんな風に展示しようかと思案していました。
結局今まで撮影してきた写真がヤマのようにあるから、ブログに掲載した写真や、まだ未発表の写真などをピックアップして展示しようと思っています。

正直言って、私は単にパシャパシャと撮影してきただけで、いわゆる「写真家」ではありません。技術的にも未熟なんですが、そういった引け目を脇に置いておいとくとして、ともかく櫨に関連するものを集めることで、櫨や櫨産業をアピールするきっかけになるのではないかと思いました。

入場無料ですので、もし福岡市天神に立ち寄られた時は、アクロス福岡へどうぞ。
公式サイトはこちらです。

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WBCの監督は?

2008-10-21 22:53:11 | ニュース
WBCの監督が誰になるのかまたまた不透明になってきました。

【清水満のSPORTSマインド】イチロー発言の裏側

部下は、ボスを選べない。最近は部下が上司を査定するというシステムもあると聞くが、いちいちボスを糾弾していたら組織は立ちゆかない。責任を取るためにボスはいるのだから…。

イチローが、ある意味でそんなタブーを破った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関する“ボス選び”に対して「(惨敗の)北京の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みをそろえることなど不可能」と。すでに既定路線であるかのような“星野監督”に対する牽制(けんせい)球であろう。

何事も理詰めで、冷静な男があえて起こした行動は、しかし“正論”に聞こえ、「ナルホド…」と多くのファンが納得してしまう。今回の“WBC星野監督有力”の選出過程に違和感を覚えるゆえんであろう。

「透明性が必要」(加藤良三コミッショナー)としたが、選考委員の楽天・野村監督が「できレースじゃあないの」と皮肉る。しかもこの会議の以前に、「星野さんは完全にやる気…」という話が伝わる。なぜ?

第1回大会で世界一に輝いた王貞治氏がコミッショナー特別顧問に就任して座を取り持ち、ご意見番として参加した野村監督らが出席しての“合議”で“お墨付き”を与えようとする儀式が見えた。誰か得をする人間が糸を引いているのか…。とはいえ、星野氏が速やかに歓迎されるかというと問題は残るだろう。
北京五輪惨敗。言い訳に選手への責任転嫁、回避…。あげく「この国の人たちはすぐにたたきにかかる」と居直った行為。それらの総括と説明責任もなかった。監督ひとりの功名心が先だっての“リベンジ”になっては選手は動かない。起用法をめぐって暗に辞退をほのめかすエース、その存在がゆえに拒否をちらつかせた選手…。かなりの選手がアレルギーを持っていると聞く。イチロー発言は、この辺りに起源する気がする。

求心力がある王顧問を頂点として、球界に全面協力を仰ぐのは是としてもそれを王顧問に預ける環境がつらい。「必要とあらばイチローにも電話して説得するよ」ではあまりにもむなしい。

選手はグラウンドに立てば手抜きはしない。それが習性であるが、仮に上司が自らの功名心で成果を横取りし、失敗を部下に押しつけたら兵は疲弊してしまう。北京の結果はソレを教えてくれた気がする。今回のイチロー発言に王さんも「言ってることは理解できる」と話した。そう、社会常識から乖離(かいり)した不透明さ。一刻も早く脱却しなければ、球界はファンを失う。(編集委員)


イチローさま、よくぞ言ってくれました。何かの意見を公に言うというのは、逆に大きな批判を受けるリスクも引き受けることですから、大変に勇気のあることです。しかも世界的にも有名なイチローのまっとうな意見に対して、王氏も「理解出来る」とのお答え。

コミッショナー事務局には「星野監督反対!」のメールが殺到しています。なぜ星野氏はこんなにみんなから嫌われるようになったんでしょうね?たとえ北京オリンピック4位という惨敗の結果だとしても、他の人だったらここまで叩かれなかったでしょう。

基本的にスポーツというのは勝っても負けても精一杯やると、選手や監督の熱意が見てる方にも伝わって、また次を応援したくなるものです。でも星野氏だったら、もう応援したくないという人が多いようです。

ファンの多いイチローの発言は、今後の監督選びに大きく影響していくので、ますます目が離せなくなってきました。

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櫨のプラスパワー

2008-10-20 22:03:03 | 復活奮闘日記
櫨の活動をするようになって、櫨の展示会をしたり櫨関連の商品開発に携わるなど、加速度的に櫨を中心に世界が広がっているような気がします。

先日、「あんた、一体何をしようと?」と不思議がられて、はたと気づくと、周囲の人も私の動きを不思議に思っているので、自分でもビックリするほど戸惑ってしまいました。

私にとって櫨の活動は、最初はあくまで趣味レベルに過ぎませんでした。「松山櫨便り」を好きな時に発行し、櫨の情報を発信する同好会のような感覚だったのです。

しかし趣味ってものは、大抵の趣味にありがちなように、本気になって取り組めば取り組むほど奥が深くて楽しいもの。どうせなら中途半端に櫨のことを生囓りするよりも、櫨の事を深く追求しつつ、自由に思いっきり動き回りたくなりました。

ディズニーランド好きが、しょっちゅうディズニーランドに行くがごとく、ブログ開設以来、私は櫨に関連したものがあれば、さっさと動き回り、いろんな人と出会い、そこで次の出来事や出会いに繋がっていきました。我ながらどうして自分は不安や恐れを全く感じずに櫨の活動をしているのか不思議なくらいです。

悪い予感はよく当たるというように、居心地悪かったり、悪い感じ、避けたい感じの人やモノがあります。例えばあらゆる犯罪を犯した人や、罵詈雑言や誹謗中傷する人の側には誰しも近寄りたくないでしょう。そういうマイナスパワーみたいなものは、誰でもなんとなく感知するもんです。

うまく言えませんが、逆にそういう感じとは正反対の、居心地良くて、快適で、気持ちよくて、側にいると楽しくなってくる人やモノもあります。そういうプラスパワーには、きっと人もモノも運も引きつけるモノがあるのかもしれません。松山櫨を発見した竹下武兵衛が、櫨の灯りを「清浄な炎」と表現したように、櫨には人の心を静め癒してくれるものが確かにあります。

不浄の闇を払う心温まる清浄な炎。それが櫨の炎です。

だから私はきっと安心して、プラスパワーに包まれながら櫨のことで楽しく動き回れるのかもしれません。

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まほろば弓道大会

2008-10-19 20:58:14 | 和弓と櫨
今日は太宰府市で「まほろば弓道大会」に出場してきました。

「まほろば」って何?どんな意味?と思って調べてみたら、「周囲を山々で囲まれた、実り豊かな土地で美しく住みよいところ」という意味の日本の古語だそうです。知ってた?
確かに周囲は山があるし、今回の賞品はなんとフルーツ大盛り!こんなのが並んでました。


なかなか豪華ですな。


最初に矢渡しがあった後、5人の錬士たちによる代表礼射が行われました。


控えの様子。こちらの弓道場は観客席が全くない上、高いフェンスで囲まれています。おかげで行き場のない観客達が控えの間に入り込んで、じっと見ているもんだから一日中ごったがえしてました。


お楽しみの余興。梅の木の花に中った人だけそれを持って帰ることが出来て景品がもらえます。枝の部分だったらだめ。こうして一杯並んでいるので簡単そうに見えますが、案外花と花の間に入ったりしてなかなか難しいもんです。


どんどん梅の花が少なくなってきたので、花を中央に集めます。

さて、本日の私の成績は8射3中。いつもだったら平凡な結果になるとこですが、今回は全体的に低調だったし、なんといっても初段以下の部があったおかげで初の競射に出場しました。

三位決定戦のために二人で立ちました。たったの一本で近寄せです。前の人が的を外したのを見た途端、「中てちゃえ!」という気持ちが強くなって手首に力が入ったのか、思いっきり外れるハメに。やれやれ。
でも、ともかく初段以下の部の4位に入賞しました。


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小郡松崎で展示販売

2008-10-18 23:06:52 | 復活奮闘日記
今日もお知らせです。(最近お知らせばかりだなぁ)
来週の25(土)・26(日)に、小郡市松崎の「旅籠鶴小屋」で、当委員会の展示販売を行います。

10月28日は小郡出身の文学者・野田宇太郎氏の誕生日。

野田宇太郎氏がどんな方だったかというと…

幼い頃、両親が料亭「松廻屋」(今の「旅籠鶴小屋」)を経営し、財政的に豊かな環境で育った宇太郎は、朝倉中学校(今の県立朝倉高校)在学時に詩を発表するなど繊細な文学青年でしたが、18才の時に父が亡くなり、早稲田大学に入学直後に病気のため帰郷して療養生活を余儀なくされます。おまけにその翌年には残された義母が出奔(!)。

天涯孤独となった宇太郎は久留米で文房具店をはじめ、詩の同人誌「街路樹」活動をはじめます。その後結婚し、久留米市役所に二年間勤めた後、なんと太平洋戦争前年に上京して編集者になるのでした。

上京後すぐに「新風土」を編集し、下村湖人の『次郎物語』を刊行しベストセラーになります。翌年開戦となりましたが、戦時中も詩集「旅愁」を刊行しベストセラーになったり、昭和26年には日本読書新聞に「新東京文学散歩」の連載を始めるなど精力的に文筆・編集活動を行います。この「文学散歩」という用語を最初に使ったのは宇太郎で、その後も各地方の文字を入れて「九州文学散歩」とか「関西文学散歩とかシリーズを刊行しています。

宇太郎は戦前・戦中・戦後という激動の時代の中で、軽視されがちな文学への情熱を燃やし、藤村記念堂・鴎外記念館・白秋生家復元など、歴史文化財保護運動を起こした先覚者でもありました。

宇太郎の生涯について詳しいサイトはこちらです。

さて、その宇太郎の誕生祭を、宇太郎が幼い頃に過ごした旅籠「鶴小屋」で行います。
展示は宇太郎の「歴史と文学の散歩道」、「鶴が来た村」と共に、「近世のジャパンワックスロード」と題して、小郡で生まれた伊吉櫨についての展示と、当委員会の和ろうそく等による展示販売です。

また、紙芝居「狐に貰った赤ん坊」が26日13時から行われます。

詳しくはこちらのお知らせをどうぞ!

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福岡産業デザイン賞ノミネート

2008-10-17 19:56:49 | 復活奮闘日記
今日は嬉しいお知らせです!
福岡産業デザイン賞に、当委員会の「眞櫨きゃんどる&キャンドルホルダー三種」がノミネートされました!



福岡産業デザイン賞とは、企業のデザイン力の向上と生活者のデザインマインドの高揚を目的に、県内で生産された製品の中から市場を有しオリジナリティが高いデザインの優れた商品を表彰・推奨するものだそうです。この賞によって、福岡県から素晴らしいヒット商品を生み出すきっかけづくりを目指しているとのことです。

これまでの受賞賞品を見ると、昭和初期に途絶えてしまった小倉織を機械織りにして再生させた「小倉織 縞縞」、一昨年は八女手漉き和紙のプリーツ加工紙、その前は植木鉢の手作りポット「ecopo(エコポ)」など、ユニークな商品が大賞を受賞しています。

詳しくはこちらのサイトをごらんください。

11月13・14日にノミネート商品展示会がありシンポジウムも開催されます。そしていよいよ14日の16:30からは各賞の発表の予定です。

こんな華々しい賞に応募してノミネートしていただいただけでもありがたやありがたや。またこういった機会もめったにないので、ぜひシンポにも参加して勉強させていただきたいと思っています。

ノミネート商品展示会は西鉄グランドホテルで。入場無料です。シンポジウムの詳細やお申し込みはこちらをどうぞ。

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