松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

遠的弓道大会

2009-07-21 09:50:22 | 和弓と櫨
昨日は雨の中、遠的弓道大会が博多の森で行われました。

正直言って遠的は11月の黒田杯以来、全く練習してないので参加したくなかったんですが、世話役があったのでシブシブ参加。今日は大前です。

しょーがないなぁ、もうって感じで、ヘンなとこに行きませんようにとしか考えられず、えぇいと離すと全部的に届きませんでした。

「もっと弓手を上にすれば的に届くよ。」

わかってるんですが、実はあまりに飛びすぎて屋根の樋に刺さると、矢尻がとれるかもとか、矢も折れちゃうかもとか、しみったれた事を考えてしまうので、イマイチ豪快に飛ばせなかったりして。

そんなわけで今日も8本0中。今のところ遠的はゼロ行進が昨年から続いています。

中らないし、雨がやんで、どんどん蒸し暑くなってくるしで不快指数も200%。だる~くなっていく身体を動かして矢払いの手伝いに行きました。


右側が的中の結果。遠的の場合は3人が同じ的を使うので、どうやって的中を判断するかというと、同時に引くのではなくて順番に引いていきます。


的前に行くと矢がすごい勢いで飛んできます。ちゃんと的の周辺に集まってるからすごい。


看的場所の中。的中結果を出す場所です。間違えると大変なので結構緊張感が漂っています。


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博多山笠弓道大会

2009-07-12 22:53:54 | 和弓と櫨
今日は博多山笠の射会がありました。参加者は約800名という大マンモス大会でした。


参加者の一覧表も小さい文字で見にくいことといったら。


控えもごったがえしてました。


5組15人立ち。三人団体戦で四ッ矢7中しないと予選を通りません。


さて私の結果は…な、なんとゼロ中でした。しかも団体でもゼロ中。orz も、何も言うまい…。


今日の参加賞は例年通り、「手ぬぐい」です。このキュートな手ぬぐいは参加者に好評なので、今回なんかまさにこれをもらいに来ただけって感じ。

午前中でカタがついたので、ホーム道場へ戻ってきて引いていたら近くでドクターヘリが降りてきました。なんか事故?まるでERの世界です。しばらくして救急車が行ってヘリも飛び立ちました。


こんな田舎にヘリが着陸するなんて、滅多にないことです。しばらく弓を休憩してヤジ馬。


ドクターヘリがものすごい速さで弓道場の空を横切って行っちゃいました。患者さんが助かりますように。

私のヘタレな射とゼロ中といい、ドクターヘリといい、なんかぱっとしない一日だった…あ!そうじゃなくて、なんと当ブログを見て下さった方が「櫨蝋のワックス」と「正徳芯和ろうそくお供え用」を買っていただいたのでした。ありがたやありがたや。

「弓のカテゴリの部分を全部読みました。」と言われた時は、嬉し恥ずかし。やっぱり今日は博多へ行ってよかったということにしようっと。

来週は遠的大会。あ、去年もゼロ中だったな。…う。

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ほとんど5中?

2009-06-29 20:08:18 | 和弓と櫨
昨日の道場対抗弓道大会で、四本のうち1本しか中らなかった私。ここんとこず~~~っと1中です。自分自身に腹立たしい気持ちもあったのか、今日の練習は一段と真剣に(いつも真剣なんですけど)やってみました。それが上画像。

「ほぉ~。これはほとんど5中やね。」と弓歴半年のKさんに褒められると、ついついにやけてしまう私です。

「ほとんど5中。きゃっ!そうですよね。すごく5中に近いですよね。うふふっ。」

……………………………むなしい。orz

的の枠内に入れなくちゃ中りじゃないんだし、結果は半分け(はわけ)に変わりありません。

世の中こういう事ってあるよね。もう少しで○○だったのに、とか。でもそれって結局自分を慰めてるだけなんだし。

「弓は中らないから難しい。簡単に中ってしまうと面白くないやろ?」とT先生。

正直言って、射会の時だけ簡単に中ってもきっと面白いだろうなぁと思うんだけど、そう都合良く物事は運ばないみたいです。

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福岡地区道場対抗弓道大会

2009-06-28 23:31:47 | 和弓と櫨
今日は福岡地区道場対抗弓道大会でした。

弓道といえば、大体いつも個人戦が主なんですが、この道場対抗戦は5人一組。予選に勝ち残ると、二つのチームずつのトーナメントになります。

トーナメント制は5人の的中数が相手チームより多かったら勝ち残るという単純なシステムなんですが、要は相手よりも的中数が一本でも多ければよいので、的中数が少なくても相手次第で勝ち残る可能性があります。

今日の参加チームは90チーム450人というマンモス大会になりました。予選で32チームに絞られますが、残るためには最低でも7中はしなくてはなりません。筑前町は昼に練習するチームと夜に練習するチームで出場しました。私は昼チーム。

四ッ矢を持って張り切ってのぞみましたが、残念ながらいつものごとく1中。昼チームは結局5中であえなく予選敗退になってしまいました。

夜チームは毎夜練習しているだけあって、8中で予選通過。トーナメント一回戦ではU氏の兄弟対決となりました。

同中の場合は、再度一本だけ引いて勝負です。何度も同中になり会場を沸かせた挙げ句、ついに一回戦をもぎ取りました。

射会でいつも通りの射をするのは至難の業です。おまけにいつも通りってたって、いつも中ってないしさ。

やっぱり練習あるのみかな。次の大会は山笠大会です。今度こそ1中でも多く中るようがんばろうっと。

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宝珠山ほたるの里弓道大会

2009-06-07 22:55:15 | 和弓と櫨
宝珠山ほたるの里弓道大会が6日に行われました。

天気は残念ながら雨。といっても弓道の場合は、基本的にアウトドアスポーツじゃないので、天気は関係ありません。矢だけは外を飛びますけどね。

桜の大木の緑が雨に光ってきれいでした。

こういう所で弓を引けるのは至福の瞬間ですね。

いつものように地元のご婦人達によってもてなされたお昼ご飯。

普通の射会は弁当なんだけど、ここのは一際美味しいです。大きく切ったじゃがいもやにんじん、ごぼう。みんな味が染みこんでて柔らかい。ごはんは棚田米だし。このお昼ご飯だけでも来た甲斐があるというもの。感謝感謝。

で、今回の私の結果は8射2中。最初の二本はきれいに入ったけど、後はガタガタでした。余興の蛍的や板割もガンバル!と思って臨んだものの、あえなく惨敗でした。

さて、雨が降ってたので、ほたる祭りはどうなるんだろう?と不安に思っていたら、午後からだんだん晴れてきました。

みんなの祈りが通じた?良い具合に晴れたので濡れた地面も夕方は急速に乾いてきました。

田植えしたばかりの棚田。祭りを前に、草取りを一斉に行ったそうです。

人と自然との調和があらわれています。

ほたる祭り。ほたるが出る夜までのんびり楽しんできました。

今回は雨のせいで気温が低めだったので、昨年よりはほたるの光る数が少なかったです。

ところで今回私はドライバーだったので、お酒は全く飲めませんでしたが、周囲を見渡すと、結構ほろ酔い気分の女性達が多いことに気づきました。弓道女は酒に強いかも?!

ともかく今どき、こんな貴重な射会&酒会は宝珠山でしかありえないので、来年は泊まりがけで弓と酒に没頭するかな?と本気で考えた一日です。

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植木町すいか争奪杯

2009-05-30 21:30:53 | 和弓と櫨
今日は熊本県植木町のすいか争奪弓道大会に参加してきました。300名以上参加する人気の大会です。

画像の通り、すいかすいかすいかすいかすいかすいか。射位の前にも並んでいました。このすいか、3人に一人は持って帰られる数を用意しているとのことでしたが、私は最近中ってないので半ばあきらめムード。


開会式の前には田原坂美少年による太鼓演奏がありました。力強い太鼓のリズムを聞いているうちに、なにやら心躍るような気分になってきました。


一応賞品チェック。大きなすいかがズラリ。


途中で農家のトラックが来て、すいかの直売が始まりました。みんな並んですいかを買っています。

今日の結果は午前中の四ッ矢は土足で憂鬱な気分でしたが、午後には2本入ったので少しほっとしました。もちろん、この大会はレベルが高いので全部で6中はしないとすいかはもらえません。

しかし今日は競射とは別に余興もありました。各的競射です。自分の引いた的の位置でもう一度一本だけ引く近寄せ競射です。今日は12人立ちで、私は7番的でした。一つの的には30名近くが並び、真ん中に近い方から4位までが入賞です。

ここでなんと!どういうわけだか私の矢が真ん中付近に入り、7番的では2位に入りました。全く予想外の展開です。あんなに中ってなかったのに。


マグレにもすいか1個ゲットです。まさか本当に持って帰られるとは夢にも思いませんでした。明日にでもありがたく頂戴しようと思います。

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都城大弓ドキュメンタリー

2009-05-08 23:20:21 | 和弓と櫨
今日は20:00からBSーTBSで「日本の名匠」~都城大弓 心技一体の美~を見ました。

54分という放送時間をいっぱいに使って、弓職人を追った素晴らしいドキュメンタリーになっていました。竹の伐採から始まる弓作りのフクザツかつ多彩な工程を、一つ一つわかりやすく解説してあります。

なんで弓に使われる竹はピカピカしているのか?という今まで疑問に思っていたことも納得しました。炭で温めて油抜きをする時点でワックスを塗った状態になるんですね。

もちろん櫨の木を切っていく工程も入っています。乾燥させた貴重なヤマハゼの板を、あえて真っ直ぐではなく、木に沿ってうまい具合に切っているのを見て感心しましたし、張り合わせ部分や、弓作りで最も重要な打ち込み部分なども初めて見ました。

南崎家のルーツや家族へのインタビュー、息子である裕一さんとの作業も映し出されていて、本当に見応え十分でした。それになんと朝隈範士の射とインタビューも入ってたのにもびっくり。

来週の15日20:00から再放送です。見逃した方はぜひ!

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弓のお知らせ

2009-05-07 22:57:33 | 和弓と櫨
都城の弓師・南崎さんから連絡がありました。
BS-TBSで都城大弓についてのTV放送があるそうです。

BS-TBS「日本の名匠」~都城大弓 心技一体の美~
明日、5月8日(金)20:00より(再放送5/15)

BS-TBSの公式サイトに書かれてある内容は…

都城大弓は宮崎県都城市で作られる伝統工芸品で弓道に欠かせない大切な道具。弓師・南崎寿宝の技と心を描く人間ドキュメンタリー。竹の伐採・材料加工・弓芯作り・削り・張合わせ・打込み・仕上げなど、知られざる江戸時代から続く伝統製法を克明に記録。名匠の技とこだわり、弟子である長男と家族の物語も満載。武道を支える職人独特の生き様、日本の伝統美をお楽しみください。

放送時間は54分。じっくり弓作りの内側を見ることができそうですよ。私も以前からずっと弓作りの様子を見たいと思っていたので、かなり興味しんしんです。みなさんもぜひご覧下さい。

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手の内矯正

2009-05-04 22:10:05 | 和弓と櫨
昨日に引き続き、ただいま手の内の改造中。一番最後に引いた結果がコレ。上にイッちゃってます。

手の内は弓を引く上で最も的中に関わる部分です。弓を引く形として五重十文字というものがあって、とにかく真っ直ぐかつ十文字に身体を保たせることによって、人間の身体を発射装置にするわけですが、中るという観点のみからいうと、正直手の内だけしっかりしてたら後はどんなに歪んでいても的に中るん…だそうです。私は試したことないけどね。

もし自分が戦国時代にタイムスリップして弓兵になったら、つくばいになったり、盾の後ろに隠れていっぱい引かなくちゃいけないから、いちいち弓を引く前に項を伸ばしてるヒマないだろうなぁ。…ってこんなこと考えるのも映画「レッドクリフ」を見たせいだったりして。

ともかく私の場合は上押しのクセがついてるから、中押しに矯正してるトコなんですが、一端ついちゃったクセを直すのは時間がかかりそうです。

手の内だけでなく、胸を開いてない問題とか、妻手の降りていく近道ライン問題も解決してないし、やればやるほど課題が山積み。それを一つずつ解決していたら、あと何十年もかかりそうで、気が遠くなってきてウツな気分になってしまいました。

こーゆう時は、やっぱりスイーツかな。

先日お邪魔した、小郡のHookTailさんの二階にある「野の花」の豆乳プリンセット。豆乳プリンが甘すぎず食べやすかったです。

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射形の改造中

2009-05-03 20:17:46 | 和弓と櫨
今日は午後から弓ばかり引いていました。どうやらゴールデンウィークは弓三昧かな?

以前から引き尺が足りないと言われ続けていた私。がんばって引こう引こうと思っていても、なかなか思うように引けません。実は手首で引くと、簡単に引き尺だけは伸びますが、矢所が狂うモトなので厳禁です。

先日、大三の弓手の位置が、自分とくっつきすぎてることを指摘されました。弓手がエレベーターみたいに真っ直ぐ下りてるので、ちっとも力が入ってなかったんですね。

射法訓によると
「…心を総体の中央に置き、而して弓手三分の二弦を押し、妻手三分の一弦を引き…」

つまり私の弓手は、三分の二どころか三分の一すらアヤシかったんですね。妻手ばかり気にしてたし。だから矢が前にばかり集まっていたんでした。そこで弓手をもっと身体から離してナナメに下ろしてこなくちゃいけないと、教本の最後のページにある八節くんを観察。



確かに自分は八節くんよりもずっと弓を自分にくっつけたポーズをしてました。

そうだ。基本に戻って八節くんをマネするんだ。

というわけで、取りかけの後、項を伸ばすのを確認して打ち起こし、慎重に大三のポーズを移ります。それから弓手をナナメに押して押して…ん?あっ妻手のことすっかり忘れてた!ああ、前に下ろしちゃった。だめだ。全然引いてないよぉ。もう会に入ってるから修正できない~~。

やれやれ。こんな感じが続いてます。ここんとこ、なんとか今月末の植木町のスイカ争奪杯までにマスターしたいなぁ。

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福岡地区弓道近的選手権大会

2009-04-29 22:07:44 | 和弓と櫨
今日は福岡地区弓道近的選手権大会が博多の森弓道場で行われました。

この大会は県の選手選考会も兼ねているとのことで、ゆくゆくは明治神宮まで続いているとかなんとか聞いたので、さっそく受付で「選考会にエントリします。」と申し込みました。そう。何があるかわかんないもんね。ひょっとしたらひょっとするかもしんないし。ほら、「エースをねらえ!」の宗方コーチみたいな人が、私を指名してくれるかもしんないし?な~んて。


私の立ち順は37。12人立ちで、一人欠席がいたので私は落ちに入ってました。競技では珍しく一手礼射を二立です。

あわてモノの私は、礼射の方がまだ中るので「大丈夫大丈夫」と落ち着きながら引きましたが、一立目は土足でガッカリ。昼食前にもう一回立つと、一本だけなんとか的の端っこに中りました。

つまり4射1中で、とーぜんのごとく予選落ち。

「もう、1本しか中らないなんてつまんない。」とぼやいていると、算段のM子さんが
「あーたねぇ、この大きな舞台で1本中ることがどんなにすごいことか。ほら、20年以上引いている先生たちを見てごらんよ。」

たしかに五段六段、称号者の先生たちですら1本しか中らない人もいるし、時にはゼロの人もいます。
「中らないと辛いでしょうねぇ。」
「弓歴が長くなればなるほど、中らないと辛いんだってば!」

弓道は全て無言で行います。人が何を考えながら引いているのか、弓を引いて何を思うのかはナゾです。様々な葛藤と、激しい想いを心の奥に秘めてるってことだけはわかるんですが…。

というわけで、何度も土足経験があるM子さんは2中で予選通過。競射で1中して近寄せの結果、見事5位入賞しました。

大会の後、私は道場に帰ってきて練習。宗方コーチならぬ鬼熊コーチ(?)から厳しい特訓を受けたおかげで、少し射形を改良できそうです。

次の射会は来月末。熊本県植木町のスイカ争奪弓道大会。今度こそがんばってスイカをゲットするぞ~~!

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ちょっとずつ改良

2009-04-10 01:53:24 | 和弓と櫨
最近、弓の上手い人はどうやって引いてるんだろうかと気になってきました。
私は4本に2本中れば、割と調子いいなあって思ってたんですが、上手な人は皆中でも当たり前って顔をしてるんですよ。

先日、射会で私と同じ頃にスタートした子が四ッ矢皆中を出してるのを見て、私も夢でもいいから皆中という経験をしてみたいなという気になってきました。

よく考えたら、今まで漠然と弓を引いていたような気がします。…っていうかノンビリしすぎっていうか。もっと貪欲に射形を改造して皆中を出しても不思議じゃないような射を身につける…とか?

何かコツがあるはずだわよ。

そんなわけで射会の後で、ホーム弓道場のコワモテKさんに見て貰って、いろいろと指摘してもらいました。そうすると手の内も悪くて、引き尺も足りなくて、会に入った時の肩も入ってませんでした。少なくとも三つの問題点が見えて来たわけです。それ以来、弓を引く度に改善しようとしてますが、そう簡単にはいきません。いろいろとアチコチを考えているうちに、手首を弦で打ってしまいました。アイタタタ。結構痛いです。

今までのやり方でそのまま引いていけば、自分でもやりやすいってわかってるんですが、一度覚えたものを変えるってのは今まで築いてきた壁を壊さなくちゃいけないような感じで、なんとなく抵抗感があるものです。

体配では、弦調べ・ノ調べの時に、雑にただ的を見るんじゃないくて、きちんと視線を流していくようにとT先生からも指摘を受けて、これってもう何回も言われてることなのにって、自分にうんざりしてしまいました。

素直に教えて貰ったものをそのまま受け止めて、きちんと引けていたら…私も射法訓の通りに金体白色・西半月の位になれるかな…?いや、どうもその道ははるかに遠そうです。

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弐段の認許状

2009-04-06 22:23:55 | 和弓と櫨
三月二日の女子臨時審査で取得した弐段の認許状が届きました。壱級から順序よく階段を上がっていってる感じですが、きっと順調なのも弐段までかな?同じように弓を引いていても、参段、四段、五段と上に上がるにつれて関門は厳しくなるし、審査を受けた方の話を聞いてみると、実に細かい部分まで見られていることに驚きました。

先日、F先生から錬士の審査の話を聞いていた時のことです。

F先生「180名以上が受けたのに、二次に合格したのは四人なのよ。」
私「へぇ。今回は審査が厳しかったんでしょうね。」
F先生「…というより、みんながヘタだったんじゃない?」
私「…みんなが?」
F先生「そう。みんながヘタな射だったからよ。(キッパリ!)」

錬士という称号審査を受ける方は、ある程度の年数を引いてきたベテランばかりです。私にはとてもヘタな射のせいとか思えないんですが、より厳しい視点から見れば、いろいろと問題点が見えてくるんでしょうね。

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宝珠山で観桜射会

2009-04-04 22:23:22 | 和弓と櫨
今日は宝珠山で観桜射会でした。ごらんの通り桜の木が道場の矢道を包み込むように枝を広げています。以前は両側に桜の木があったそうですが、倒れてしまったので植え直したとのことです。

残念ながら一日中雨が降っていましたが、雨でもふんわりとした桜色の木を見上げると、ほっとするくらいだから、もし晴れてたら花吹雪が舞って素晴らしい情景だったでしょうね。


今回の射会は人数限定。明日が四段までの審査ということもあって、参加者は高段者がほとんど。いわゆる通好みの風流な射会って感じでした。

四ッ矢二立と余興の桜の花的が終わったのがちょうど12時。人数が少ないとあっというまでした。ちなみに私の成績は8射3中。いつもは2中止まりが多いので悪くはないんだけど…、なんかぱっとしない~。花的も全然中らなかったし。ただ、参加賞だけは期待通り、たけのこやら、分葱やら大根やらいろいろいただいたのでオトク感満載です。


これはまだ準備中の鍋。お手製コンロで大鍋が活躍中です。弓を引いた後、みんなで宴会の楽しいひとときがあったのでした。
宝珠山は男性ばかりの弓道部員ですが、蛍の射会といい、大きな大会では味わえない手作り感があって心温かくなるおもてなしをしてくれます。

私はたまたま今回は審査を受けないから参加できたものの、来年からはきっと審査に追われて、しばらく参加できないでしょう。今回は本当に貴重な射会でした。

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桜満開の射

2009-03-30 20:55:53 | 和弓と櫨
今日は快晴。弓道場隣の忠霊塔の桜が満開でした。こういう日に弓をのんびり引けるなんて幸せな事です。

桜を見ながら気分も乗ってきたのでT先生に訊ねてみました。
「先生、15kgのカーボン弓はありませんか?」
「ソレ、引いてごらん。15kgぐらいやろう。」

ソレというのは、T先生所有のカーボン入り竹弓「桑幡正清」でした。思い起こせば、最初の頃、この弓を肩入れしたことがあります。当時は全然歯が立たなかった私ですが、今日は割とスムーズに引けることに驚きました。しかもこの結果です。

すごい。4中してる。いつもは2本程度中ればいい方なのに。

この後、いつも使っている13kgの道場弓「ペルシャ」(←愛称)を引くと、柔らかくて物足りない感じ。一方、桑幡カーボン竹弓は手応えがあって、離れの時、鋭く発射され心地よい感じがしました。そろそろペルシャも卒業なのかな?

「今度から、しばらくソレ使うといいよ。」とT先生。
…というわけでT先生のお許しが出たので、これからマイ弓ができるまで、しばらく「桑幡」氏にお世話になります。

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