松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

山川町の「おはし展」へ

2008-04-19 21:55:16 | 美しい風景
今日はちょっと遠出をして、みやま市山川町にある「ついの杜」へ行ってきました。
ここでは21日月曜まで、なんとお箸を展示する「おはし展」が行われています。
もちろんただのお箸じゃありません。
素材にこだわった逸品ばかりです。

入り口のテーブルもよく見るとおしゃれな形をしています。


お箸を作った立体造形作家である馬場さんは、普段は大きなモニュメントなどを製作されてますが
こういう小さな作品も好んで作られています。
馬場さん曰く「自然には一つたりとも同じモノはなく、直線のものはない」



ついつい長居して、いろんな話を聞かせていただきましたが、
私が櫨の活動をしていると話すと、
なんと馬場さんの祖先はもともと藤原氏一族だったとのことで
八女の地に居着いた後、
天保の頃には、北九州付近で櫨の優秀な品種を見つけ
接ぎ木して八女地方に手広く植え付け、
櫨の実の収穫で莫大な富を築いていたとのことで、
偶然ですが、やはりどこか櫨とのご縁があるのかもしれません。

馬場さんは櫨の芯材で茶杓を作っていました。



櫨の持つ独特の黄色。改めて美しい色合いだと思います。

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