後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔609〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く① まえがき

2023年10月07日 | 美術鑑賞
 今年2023年、この猛暑の夏に、今までで最長50日間のヨーロッパ旅行を決行しました。このブログ連載ですでに報告済みの、昨夏の「後期ゴシック彫刻を歩く」旅を3日上回る長さでした。我々の結婚50周年、金婚記念ということで、この旅行の途中に子どもや孫たちを招待する一世一代の大旅行になってしまいました。

  訪れた国は、ドイツを中心にフランス、イギリス、デンマーク、オーストリア、イタリア、スイスの7カ国になります。ユーレイルパスをフル活用しての旅です。イギリス、デンマーク、スイスはユーロが使えないので難儀することになりました。


*ドイツ鉄道の車窓から

 旅の最大の目的は、まだ見ぬドイツ後期ゴシック彫刻 を追いかけることです。リーメンシュナイダー作品をほぼ訪ね終え、さらにシュトースなど同時代の作家の作品もかなり訪ね歩きましたが、まだまだ気になる作品が存在するのです。そして旅を続けるうちに、どうせならロマネスク彫刻も見てみようということになり、今年はフランスロマネスクの傑作を目差すことになったのです。
 緑の計算によると、訪れた教会は40箇所、美術館・博物館は36箇所です。

 記憶が薄れないうちに「 ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く」ブログを開始しましょう。どうぞお付き合いくださいませ。